母は入浴後に、
痛みの強い
背骨から、坐骨
首、肩甲骨
腕、足と
(ほぼ全身ですが)
寝る前に
湿布をしていました。
天のまなみを温めて
脱脂綿に含ませた
温湿布です。
これが
本当に気持ちがよく
楽だ〜といつも
言っていました。
お風呂に入って
いるみたいだと。
それが終わると
そこに
木精クリームを塗り
その上から
医者から処方された
普通の湿布を貼り
眠りにつきました。
すーっとして
気持ちよく
眠りにつけたそうです。
すでに寝たきりだった母は
皮膚が非常に薄くなっていて
湿布をはがすだけでも
ものすごく痛がりました。
すでに床ずれ防止の
エアーマットレスに
変更していたくらいなので
毎日貼ったら、
たとえ夜だけでも
絶対肌が荒れてしまいます。
なんとかならないか
と思っていたところ
ふと木精クリームが目に入り
塗ってみたのです。
すると
クリームを塗った上から
湿布を貼ると
翌朝、ペロンと簡単にはがれ
しかも、毎日貼っても
痛くならなかったのです。
さらに
通常の湿布以上の
痛みが和らぐ作用が
あったようなのです。
母があまりにも
湿布をたくさん
欲しがるので
訪問看護師や医師が
これ、そんなに効く?
と不思議そうに
聞いていました。
整形外科で処方される
ペラペラの
安ーい湿布です。
骨転移して強い痛み止めを
飲んでいる人に
効果があるようなものでは
ないのです。
私と母は
多分、温湿布と
木精クリームにより
全く別の湿布に
変わってるんだな
と思いました。
母は
入浴から
温湿布、
木精クリーム湿布
をして眠りにつくとき
本当にうれしそうで
眠る前に
○月○日、
今日も一日無事終わりました。
ありがとうございました。
と必ず
一日生きられた
お礼を言ってから
消灯していました。
母にとっては
一日、一日がとても
貴重な大切な
一日だったんだなと
思いました。
昨日は月命日でした。