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4号機時代の思い出 『幼馴染からノリ打ち仲間へ』 その27 "史上最悪の人間との最悪のブッキング”






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・・・世に蔓延るサクラ活動というものは

『ホールと打ち手が結託し不正に利益を搾取する』

という構図から成り立っているのですが


上記の行為を刑法と照らし合わせると


”業務上横領”

ですとか

”建造物侵入”

という犯罪行為に当たります。




・・・そして、最初に紹介した”業務上横領”の方は至って単純で

”ホール関係者が自身の立場を利用し、不当に利益を上げている”

という行為が

犯罪として立件される可能性を孕んだ行為と言えるんだと思います。






・・・一方”建造物侵入”という犯罪の方は

どうやら、本来の目的以外の動機で商業施設やお店に侵入すると

この罪が適用されるという可能性が有るようです。





・・・そんな訳で、ホールに行く際に

『パチンコ・パチスロを遊技する』

という動機とはかけ離れた”ゴト”や”サクラ”をしようとする輩は

前科者になる可能性が極めて高いという訳ですね。








・・・さて、以上の事からも分かるように

サクラ行為というものは決して他人に口外するようなものではない

”日の当たらない活動”

ですので


当時の僕は仲の良い友人はおろか、家族にでさえ

自分がどういった経緯で収入を得ているかを話していなかったんですよ。














・・・そんな訳で、今回も問題は発生します。


本題に入るその前に

まずは僕の家族の事を紹介しましょう。






・・・僕は4人兄弟の次男なのですが

1つ下の弟が非常に出来の悪い弟でして

こいつには小さい頃から手を焼かされていたんですよ。





・・・では、どの様に弟に手を焼かされていたかと言いますと


まず、僕の弟のメンタルを簡潔に説明すると

”ズルい・卑怯”

という特徴がありました。





・・・そんな弟は、楽をして良い思いをするために

”小学校低学年の時に車上荒らしを行う”

という

まともな人間ならば生涯クリアーする事はないであろうミッションを

小学校低学年でクリアーしてしまうという逸材だったのです。





・・・さすがスラム街!

といった所でしょうか?







・・・しかし、弟は知能が低かったので

”車上荒らしで得た戦利品を見せびらかす”

という、いわば自白行為を持って

彼の車上荒らしの罪は親の知るところとなったのです。





・・・どうです?

世の中には恐ろしい人間が居るでしょう?



僕のお話は過激な表現を避けることは有っても

誇張表現をする事は有りませんので

残念ながらこの話は事実なのです・・・








・・・さらに、弟には倫理観というものが欠乏していまして


小学校2年生の時に

現代の日本では死刑の次に重い罪である”放火”もこなして見せたのです。





・・・ちなみに、この放火行為は

彼が犯した罪なのかは確実ではなかったのですが


僕が小学校の高学年の時に


➡近所の家の裏口付近に火が上がる

➡とっさに隣家の蛇口をひねり、ホースで消火活動を行う

➡火事現場の裏手から僕の弟とその友人が走り去るのを目撃する



・・・という一連の流れを目撃したことから

当時、まだ幼かった僕も

「あ・・・」

と、察してしまったという訳ですな。






・・・おまけに、その頃の弟は

『家でティッシュを燃やして遊び、度々親に叱られる』

という行為を何度も繰り返していましたので


これらの状況証拠から鑑みると

あの火事は彼が起こした人災であることは確実であると考えています。








・・・そんな訳で、小さい頃は悪戯(?)をして過ごしていた僕の弟ですが

中学生に上がると、色々な面でだらしなさが露呈していき

彼は友人に借金を重ねる”借金大王”にジョブチェンジしました。





・・・彼は自分に収入が無いにもかかわらず友人にお金を借りますので

お金の返済なんてできるはずも無く

実家の電話には

度々、彼の友人と見られる人間から

借金の督促の電話が掛かってくるようになりました。





・・・一度、僕が借金の督促の電話を受けた事があるのですが

その時に

「これ、親が知ったらかわいそうだな」

といった感情が僕の中に芽生えまてしまいしてね。(優しい)




・・・この行動は甘すぎるのかもしれないのですが


僕は弟の友人に

「俺が全部お金を返す、ただもう貸すな。」

「今後、お金を貸すのは自由だが家には電話をしてくるな」

という旨の約束を取り付ける事で

弟の借金を返済してあげることにしたんですよ。





・・・それ以降、彼の友人から自宅に電話が掛かってくることは有りませんでした。







・・・・が!


何よりも恐ろしいことは


”弟から感謝の言葉が無い”


という事なんですよ。





・・・まあ、その時の僕は

”弟を助けてやる”

というよりも

”親を悲しませたくない”

という気持ちで陰でコソコソ動いていましたので

弟に感謝をされなくても平気だったのですが・・・




・・・普通、一言くらい何かありませんかね?




・・・そして、この事件の他にも同じような出来事が多々ありましたので

僕は弟の人間性を完全に見限りました。



彼は僕の中で

”常識しらずの恩知らず”

という人間として今日も生きているのです。







・・・僕はそんな感じのヤバい人間と出会ったことは

これまでに、人生で2回しかないのですが


自分の家族が

”今まで出会ったヤバい人間ランキング”

の上位に食い込んでる人は僕の他に居るんでしょうかね?




・・・とにかく僕は

恩知らずな人や客観的に物事を見れない人間が苦手なのです・・・








・・・と、僕の弟のスペックはこんな感じなので

僕がサクラ活動をしていた時代にも


深く考えずに

見かけ上は美味い話に引っ掛かる事が多いのでした。






・・・そんなある時、僕は弟からこんな話を聞きます

「今度パチンコ屋にサクラで行くことになった」

ってね・・・






・・・当時の僕は、自分がサクラ活動をしていましたから

必要以上にサクラの話をするのが嫌でしたので


弟の話を

「あっそ。」

くらいの感じで簡単に流したんですよ。





・・・この時の僕はどういう行動を取るのが正解だったのでしょうか?


結果から先に言うと

”サクラ活動をするためにホールへ向かうと

並んでいるお客さんの中に弟の姿を発見してしまった”


という展開が待っていたんですよ。



なんと弟は、僕らのグループと敵対する

”大陸系マフィアのサクラ軍団”

に加入していたのでした。







・・・その時の僕らの関係を簡単に説明すると


弟は僕の事を

”普段からパチンコで収入を得ている人間”

だと思っていますし

当然、サクラ活動が行われている事実を知る由が有りません。




そして僕は

”絶対にマフィア系グループに存在を知られてはいけない”

というミッションを抱えていましたので


いっその事弟に全てを話しスパイにするという選択肢も考えましたが


いかんせん、僕の弟は知能的な部分に不安が残りますし

ましてや信用なんてものは絶対にできない部類の人間でしたので

そのアイデアは早々に消えてしまうのでした。






・・・そんな訳で僕は

今まで通り、自然に過ごすことになりました。



その頃の僕は、ピンのプロという観点では度を過ぎた出玉を獲得していたのですが

最後まで弟に

「いや、おかしいだろ」

と、突っ込まれることは無かったのです。

※もしもピンなら、月換算で300万円は勝っていた計算になります





・・・まあ、もしも弟が僕を怪しんだとしても

流石に”マフィアに告げ口をする”ってことは無かったと思いますがね。







・・・そして、普段は役に立たない僕の弟ですが

僕に莫大な収益をもたらしてくれることになっていくのでした。




続く







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