4号機時代の思い出 『幼馴染からノリ打ち仲間へ』 その17前編 ”4号機時代のAT機の最高出玉とは?”
- 2023/11/15
- 17:10
⇩過去のお話はこちらからどうぞ
カテゴリー:大規模サクラグループ編
・・・4号機初期のパチスロシーンでは
ノーマルAタイプの台で”アルゼ社”が覇権を握っていました。
・・・しかし、4号機時代が中期に差し掛かると
・多ライン機
・多リール機
・AT機
など、バラエティーに富んだ台がどんどん発売されていき
それまでは日陰の存在であった”サミー社”が
ずば抜けた新機種の開発力で台頭してきたことで
アルゼ社の影がだんだんと薄くなっていきます。
・・・当時のサミーの勢いは凄かったですよね。
それではここで、4号機中期以降にサミーから発売された機種を見て行きましょうか。
機種名 発売日 タイプ
北斗の拳 2003/11/04 Ctype-AT・ST
キングキャメル 2003/09/22 Ctype-AT
ファイヤードリフト 2003/07/14 Atype-ST
ギャルズマジック 2003/05/12 Atype-AT・ST
サバンナパーク 2003/03/10 Atype-AT
釣りキチ三平R(サンペイR) 2003/02/03 Atype-AR
ベティ・ブープR 2003/02/03 Btype-AT・ST
猛獣王G 2003/02/03 Atype-AT
レンキン 2003/01/27 Atype-ST
ベティ・ブープS 2002/11/18 Btype-AT・ST
アラジンS 2002/11 Atype-AT
猛獣王S 2002/09/17 Atype-AT
ゴーストショック2 2002/07/07 Atype-AT
ハクション大魔王S 2002/04/21 Atype-AT
ハイパーリミックス3 2002/03/17 Atype-AR
アラジンA 2002/02/24 Atype-AT
釣りキチ三平(サンペイ) 2001/12 Atype-AR
ビッグアンドベイビー-30 2001/06 Atype
ハードボイルド2 2001/05/27 Atype-AR・ST
獣王 2001/01 Atype-AT
ルクソール 2000/11 Atype
キャッツアイ 2000/11 Atype-AR
ウルトラセブンファイナル2 2000/10 Btype-CT
ディスクアップ 2000/09 Atype-AR
・・・恐ろしいラインナップですよね。
こけた台がほとんど見当たりません・・・
・・・そして、何よりも恐ろしい事は
これらの機種の他にも
ロデオ社などのグループ企業から発売された名機が
まだまだホールに送り込まれていたという事実です。
・・・そんなサミーのグループ会社として有名なのは
やはり”ロデオ社”でしょう。
4号機時代にロデオから発売された機種は
”インディージョーズ”
が有名ですね。
Ⓒサミー インディージョーズ
【BIG確率】
設定1 1/410
設定2 1/397
設定3 1/383
設定4 1/362
設定5 1/349
設定6 1/300
【REG確率】
設定1 1/771
設定2 1/762
設定3 1/744
設定4 1/736
設定5 1/728
設定6 1/720
関連記事:飲み屋の女性とインディージョーズ
・・・他にも、”旋風の用心棒”ですとか
”ガメラ系の機種”や
マニアックな所では”クラブロデオ”などの名機が発売されました。
Ⓒサミー クラブロデオ
・・・という訳で、サミーとその関連会社は
4号機の中期以降は完全にパチスロメーカーのトップに立ったんですよ。
そんな中、4号機初期までに覇権を握っていたアルゼは
崩れたパワーバランスを元に戻すために
言わば”奥の手”とも言える方法で勝負に出ます。
・・・そして、崩れたパワーバランスを元に戻すために
アルゼ社が市場に送り込んだ台とは
皆さんご存じ、4号機を終わらせたあの台・・・
そう、”ミリオンゴッド”なのでした。
©アルゼ ミリオンゴッド
【プレミアムGG】
全設定共通・1/8192
【スーパーGG】
全設定共通・1/4096
関連記事:ミリオンゴッド
・・・ミリオンゴッド以前に発売されたAT機は
コイン持ちは至って普通ですし(千円当たり30G程度)
ATの他に、BIGボーナスも搭載されている台が主流でしたので
お金が無くなるスピードが比較的緩やかだったんですよ。
・・・しかし、ミリオンゴッドの特徴は
”コイン持ちは千円当たり20G弱、ボーナスの類は搭載されていない”
という硬派(?)な仕様でしたので
ミリオンゴッドを打ち、当たりを引けないとなると
”一時間当たり4万円は投資できる”
という地獄のような展開になってしまうのでした。
・・・そんなミリオンゴッドのAT突入契機は
・天井(1500G)
・GOD揃い(1/8192・500G継続)
・赤7揃い(1/4096・50GのATが1~9セット)
・通常時の滞在モードによるAT抽選
・・・大まかに言えばこれらの突入契機が存在していたのですが
どれもこれも確率が重いので
当時の打ち手は一度に数枚の1万円札を両替するという行動に出たのでした。
※当時のコインサンドは千円札専用だったのです
・・・今の時代の方は
初代ミリオンゴッドをある意味で”伝説の台”と思っている人が居るかもしれませんが
この台は控えめに言ってクソ台ですからね。
・・・その理由は、まずゲーム性ですよね。
ってか、ミリオンゴッドにゲーム性なんて存在しません。
通常時は罰ゲームのように順押しを繰り返し
(ハサミ打ちさえペナルティ対象)
確定役をひたすら待つ・・・
・・・それだけの台なんです。
・・・ん?天国モード?
馬鹿を言っちゃいけません
今のキッズは”ミリオンゴッド凱旋”に甘やかされ過ぎです。
初代ミリオンゴッドの天国モードは突入さえしてしまえば
たとえ設定1でも天国モード時の機械割=350%ほどなのですが
”低設定では1日中モード移行しないのも当たり前”
という確率設計になっている上に
ミリオンゴッド凱旋ではタンヤオほどの頻度でお目に掛かれる
”絵柄の奇数テンパイの連続”
それさえも拝む事が難しいんですよ。
【モード移行抽選確率】
モードA 1/910.22
モードB 1/606.82
モードC 1/404.54
モードD 1/101.14
【モード別移行率】
地獄 ストック 通常 天国
地獄 70.31% 7.81% 2.34% 19.53%
ストック 7.81% 70.31% 19.53% 2.34%
通常 2.34% 19.53% 70.31% 7.81%
天国 19.53% 2.34% 7.81% 70.31%
※モード移行抽選にパスしたからって滞在モードが変わると思ったら甘え
・・・上記の表を見て下さい。
ミリオンゴッドで天国モードに昇格するためには
メインの滞在モードであり地獄モードである
”モードA”
からは
”1/900の抽選をパスし、さらに20%の抽選をクリアする”
というプロセスが必要になるんですよ
無理じゃないですか?
・・・まず、”1/900”っていう確率がハマる気しかしませんもんね。
GOD揃いを引く方が手っ取り早いです。
・・・と、4号機のミリオンゴッドはこんな感じの台でしたので
当時の打ち手は”数千円だけ勝負”みたいな人や
そもそもミリオンゴッドのシマに近づかない人も多かったのです。
・・・朝から晩までミリオンゴッドと向き合う人は
一部の廃人だけでしたね。
・・・なんせミリオンゴッドは絶対に負ける台ですからね
4号機のミリオンゴッドをヒラで30万プレイ以上回して勝ち越した人っているんでしょうか?
※あさイチ狙いはお店によっては勝てます
・・・さて、ここまでは散々ミリオンゴッドの事を罵倒してきましたが
ミリオンゴッドは内部的な仕組みが特殊でしたので
サクラ活動をする上では欠かせない台の1つだったんですよ。
・・・というのも、ミリオンゴッドには
”朝イチに任意のモードからスタートする事が出来る”
という隠し要素が搭載されていたのです。
・・・そんな訳で、僕らサクラグループはこの仕様を悪用しし
朝からミリオンゴッドの天国モードの台を用意して
ホールで出玉を荒稼ぎしていたのです。
・・・さらに、この仕組みの一番良い所は
”天国モードから転落すると、そこには設定1のクソ台だけが残る”
という所でした。
その仕様のおかげで僕らは
ホールから設定漏洩の匂いを消しながらも
大量の出玉を得る事に成功したのです。
・・・そんな中、刺激に飢えた設定師は
僕らに”天国モードスタートの設定6”をプレゼントするという暴挙に出ます。
そして、僕が実際に見た4号機の最高出玉は
”設定6・天国モードスタート”
のミリオンゴッドから生まれたのです・・・・
続く
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