4号機時代の思い出　『幼馴染からノリ打ち仲間へ』　その66　　”設定情報を買う”

2024/02/04
18:27

※ヒラ打ちとサクラ活動のお話を並行して進めていきますので

時間軸が多少前後する事もありますのでご了承ください。

⇩過去のお話はこちらからどうぞ

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⇩登場人物の紹介はこちら

リンク：主要登場人物まとめ

・・・前回のお話で、僕らの前から姿を消したEさんですが

よくよく考えれば

僕にも直接的な被害を与えていた事を思い出しました。

・・・というのも、当時の僕は

サクラ活動と並行して

ノリ打ちグループを結成し、近隣のホールのイベントを攻めていたんですよ。

・・・そんな中、僕のもとにEさんから

”A店の設定情報が買えることになったけど欲しい？”

というお誘いが舞い込みます。

ちなみに”A店”というお店は

僕らのノリ打ちグループがメインで稼働していたお店の事です。

・・・当時の僕らは設定の漏洩に頼らずとも

高確率で設定6をツモっていましたので

本来ならば、Eさんから情報を買う必要は無かったのですが

やはり、”答え合わせ付き”でパチスロを打つ

特別感と優越感を味わいたいですし

当時の僕らがイベント時に狙っていた

・北斗の拳

・ジャグラーコーナー

・バラエティーコーナー

以外のシマの設定状況も見てみたくなりましたので

僕が所属するノリ打ちグループのみんなで割り勘をして

一度だけ設定情報を買ってみる事にしたのでした。

・・・当時の僕は

Eさんが僕らに設定情報の売買を持ち掛けてきたのは

僕らの普段の稼働の詳細をEさんに伝えていなかった事から

Eさんは僕らが苦戦していると思いこんで

親切心で、良い話を持ってきてくれたと思っていたんですよ。

・・・ええ、何の疑いも持っていませんでした。

・・・とにかく、僕らはEさんから情報を買う事にしたのですが

その時の情報料は一日当たり30万円でしたね。

そして、僕らが情報を買う日に選んだのは

A店が10日に一回開催していた

”設定公開付きの設定6投入イベント”

その日に決めたのでした・・・

・・・A店で開催されていた設定6投入イベントの詳細は

・お店の設置台数の約1/５に設定6が投入される。

・21時を過ぎると設定6の台に札が刺さり

それに合わせて、その台の設定の確認ができる。

※目の前で設定キーを使い確認できます。

・・・上記のようなイベント内容でした。

そんな訳で、イベントの信頼度はというと

”設定公開付き”

という事で嘘の付きようがなかったんですよ。

・・・さらに、そのイベントには設定公開の制度が設けられていたという事で

僕らはA店のなんとなくの設定6の投入頻度は分かっていたのですが

気になるのは

”設定発表がされていない台”

の設定ですよね。

・・・A店はマジで優良店でして

設定6と発表される台以外にも優秀台が存在していたんですよ。

まあ、そんな事象の背景には

”札台以外にもチャンスがあると思わせる”

というお店の狙いも含まれていると思うのですが

とにかく、A店は上手なイベントの打ち方をしていたと思います。

・・・そんなこんなで、イベントの当日を迎えます。

僕らはどの台でも抑えられるように

徹夜で並び、先頭を確保しました。

・・・しかし、ホールの営業開始一時間前になっても

Eさんからの連絡はありません。

僕らはA店の設定状況を

Eさんからメールに添付された画像を持って知ることになっていたのですが

開店の30分前になっても

いまだにEさんからの連絡はありませんでした。

・・・その時の僕らは、既にEさんにお金を払っていたのですが

そんな些細な事よりも

その日の稼働をどうするか決める方が先決ですよね。

しかし、その日の僕は

Eさんからの情報をあてにしていた事もあり

狙い台というものを全く決めていなかったんですよ。

・・・ここでも僕の見通しの甘さが出ていますね。

そんな訳で、イベント当日の僕らは

どの台を攻めるかという方針を決める事が出来ていなかったので

開店前の僕らは完全にパニックになっていました。

・・・そして、開店の時間が近づき

もうホールへの入場が始まろうかという時に

N君の携帯にEさんからメールが届きました。

・・・そこにはA店のシマ図と共に

台番の横に当日の設定が書いてあったのですが

その画像を見た僕は酷く落胆しました。

・・・というのも、その画像のどこにも設定6と書かれた台は無かったのです。

・・・パニックになっていた僕は

その時の状況を飲み込めずにいたままだったので

”設定4と書かれている台番が実は設定6なんじゃないか？”

という謎理論をぶち上げます。

・・・その時の僕には

謎のバイアスが掛かっていたんでしょう

とにかく、Eさんからデタラメに近いメールが届いたにも関わらず

その時の僕は計画の頓挫を認めることが出来なかったのでした。

・・・結論から言うと、その時に届いたEさんからのメールは

完全にデタラメでした。

朝イチの僕らは適当な台を打ち始めたのですが

そんな立ち回りでは上手く行くはずもなく

昼前にホールから退散したんですよ。

・・・そして、21時の設定発表の時間にホールに行き

一応、Eさんから送られてきたメールの画像と

設定6の札が刺さった台を見比べてみたのですが

そこには何の共通点もありませんでした・・・

・・・そんな訳で、その日の僕らのグループは

情報料の30万円と

普段なら難なく獲得していたはずの出玉を得ることが出来ませんでした。

・・・プラス80万円からマイナス30万円に転落したという訳ですね。

・・・そんなこんなで、僕らはまんまとEさんから詐欺にあったのですが

このお話にはまだまだ続きがあったのです・・・

続く

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