劇場版アニメ「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」の大ヒット御礼舞台あいさつ&応援上映に登場した山下大輝さん(左)と三宅健太さん

 劇場版アニメ「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」(阿部記之総監督)が18日から丸の内TOEI(東京都中央区)ほかで公開される。「週刊少年マガジン」(講談社)で鈴木央(すずき・なかば)さんが2012年から連載中のマンガ「七つの大罪」が原作。劇場版は鈴木さんの書き下ろしたネームを基にしたオリジナルストーリーで、主人公のメリオダスらと、最強の敵ベルリオン率いる魔神族の集団「黒の六騎士」との激闘を描く。

 リオネス王国に平和が戻ってからしばらくたった頃、国王の誕生日を祝うため、伝説の騎士団「七つの大罪」は幻の食材・天空魚を求めて辺境の地へ向かう。団長のメリオダスと人語を話す豚のホークは、天空魚を求めるうちに「天空宮」へ飛ばされる。そこに暮らす天翼人に、掟(おきて)を破った一族の少年と間違われたメリオダスは牢屋に入れられてしまう……。

 梶裕貴さん、雨宮天さん、久野美咲さんらテレビ版キャストが出演しているほか、黒の六騎士のメンバー役で森川智之さん、日笠陽子さんらも。お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優さんと有野晋哉さんがゲスト声優として出演し、アイドルグループ「乃木坂46」が主題歌「空扉」を担当している。

 「七つの大罪」のメンバーは、一人一人が一騎当千の個性豊かな面々。7人の足並みがそろうという、なかなかお目にかかれないレアなシーンもあって楽しませてくれる。メンバー間のお約束のやり取りや、能力をフルに生かした戦闘シーンは見応えたっぷりで、目の覚めるような雄姿に見ほれてしまった。立ちはだかる黒の六騎士もカッコよく、敵ながらついつい感情移入したくなった。(遠藤政樹/フリーライター)