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夜釣りで竿先のアタリ取りに使う鈴、ケミホタル、鈴ホタル

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音と光で魚のアタリに気付く鈴ホタル

暗闇に包まれた夜の防波堤で行う投げ釣りやブッコミ釣りでは、魚のアタリにいかに気付くかという問題が発生します。

常夜灯が灯っていたり、夜でも煌々と明るい漁港などの港湾内では、視界も確保されているのでそれほど困らないかもしれませんが、そうそう都合の良い釣り場は多くありません。

例え夜釣りであっても、ちょい投げ釣りだとロッドは手持ちなので、アタリは手元に伝わる感覚で取れますが、投げ釣りやブッコミ釣りの置き竿ではそうもいきません。

そんな時の対策として、定番となっている方法に、ロッドの一番の先端付近に鈴やケミホタルをセットするという方法があります。

ここでは、夜釣りでロッドの竿先に取り付ける鈴やケミホタル、そして、その二つの機能を併せ持つ鈴ホタルのメリットやデメリットを含めた利便性について紹介しましょう。

目次

夜釣りで竿先のアタリを取る鈴、ケミホタル、鈴ホタルの使い分け

夜釣りには視界の悪さが伴いますが、一回りサイズの良い魚が釣れることが多いのは、釣り人の間では周知のこととなっています。

もちろんすべての対象魚に対して言えることではなく、朝夕のマズメ時や日中に比べると狙える魚も絞られるといったデメリットもあります。

ただし、逆に夜釣りでなければ釣るのが難しいターゲットがいるのも事実で、特に気候的に日中の猛暑が厳しい夏には、暑さが凌げて狙える魚も豊富なナイトフィッシングの魅力は高まります。

ここでは夜釣りで行うぶっこみ釣りを例に、ロッドの穂先への鈴やケミホタル、鈴ホタルの付け方や、使い分けについて個々に紹介していきます。

音でアタリを察知できる鈴は昼夜問わず使える昔からの定番グッズ

音でアタリに気付く鈴
音でアタリに気付く鈴

鈴は昔からあるアタリ取りのフィッシングツールで、穂先に伝わる振動で小さく「リンリン」となるのが特徴です。

もちろん、竿先が大きく叩かれるようなアタリや、大きく押さえ込むようなアタリでは、鈴の音も大きくなります。

鈴はロッドの穂先にワンタッチで取り付けられるクリップ仕様になっているものがほとんどで、一部ネジで挟みこんで取り付けるような製品も販売されています。

クリップに付いている鈴の数は2個が標準ですが、1個だけのものあります。

鈴は海釣りに限らず、池や川で行う鯉の吸い込み釣りなどにも使い、仕掛けとエサを放置する時間が長い釣りによく使われます。

ロッドを操作したり、リールで仕掛けを巻き上げる時、あるいは魚のヒットで取り込む時などは、一時的に外して操作するのが適切です。

そのために取り外しが簡単お手軽に行えるクリップ仕様が多いと考えておけば良いでしょう。

時間帯を問わずアタリ取りに使える鈴
時間帯を問わずアタリ取りに使える鈴

ここでは、夜釣りでのアタリセンサーとしての機能を紹介する内容になっていますが、鈴は耳の聴覚でアタリを感じるため、朝・昼・夕・夜の時間帯を問わず使えるグッズです。

写真ではトップガイドの下に付けていますが、穂先の太さ次第では2番ガイドの下あたりでも効果は発揮します。

もちろん穂先に近いほど繊細なアタリにも反応するのでお勧めなのですが、穂先の先径が細いとクリップでシッカリと挟みこめず、クルクルと回転してしまうというデメリットがあります。

前述のように、仕掛けの投げ入れや巻き取りなどを行う際に鈴を付けたまま操作すると、仕掛けが絡まったり、鈴が外れ落ちたり飛んでいったりすることがあります。

また、鈴を付けたままでアクションを行うと、ずっと鈴が鳴り続けるので、うるさいといったマイナス面もあります。

大きな鈴の音を鳴らし続けるのは、釣果面でマイナスになるだけでなく、近くに他の釣り人がいれば迷惑行為にもなるので注意しましょう。

穂先にクッションを挟んだ鈴の取り付け
穂先にクッションを挟んだ鈴の取り付け

鈴は金属製ですが、上のようにクリップ部も金属製の製品は、そのまま穂先に取り付ける時には、ロッドに傷が入らないように気を付けて優しく取り付ける必要があります。

そんなリスクを解消する穂先への鈴の取り付け方で、穂先の細いものにはまずクッションになるような小物を取り付け、そこに鈴を取り付けるという方法があります。

この鈴の取り付け方のメリットとしては、鈴をより簡単に安定的に取り付けられるという点と、鈴を回転させずに使える、そしてロッドの穂先に傷を付けないというメリットもあります。

上の写真では次項で紹介するケミホタルホルダーを使っており、陽が沈む前は目視で竿先が確認できるので鈴を使います。

そして、陽が沈むとそのまま鈴を使うか、ケミホタルにチェンジするか、あるいはケミホタルを取り付け、その上から鈴も取り付けるといった3つの選択肢で使うことが出来ます。

もちろんホルダーを取り付けることで、常に穂先に異物がセットされた状態になるので、仕掛けの絡みのリスクは多少上がることにはなります。

光(明かり)でアタリを察知できるケミホタルを使うのは集中力が必要

穂先にセットするケミホタルホルダー
穂先にセットするケミホタルホルダー

ケミホタルを穂先にセットするときに使用するのが、上図のようなケミホタルホルダーと呼ばれる釣具です。

ケミホタルホルダーにはプラスチック製とゴム製の製品がありますが、ロッドにセットするものはシリコンゴム製の製品を使います。

ケミホタルは消耗品として独立した製品なので、ケミホタルホルダーは別途購入する必要があります。

無くさない限りは、何度でも繰り返し使える製品になっています。

穂先にケミホタルをセット
穂先にケミホタルをセット

写真のケミホタルホルダーは、シリコンゴムで横から穂先を挟みこむようにセットしています。

そして、ケミホタルをセットできる部分をロッドの上側に来るようにし、37mmのグリーンのケミホタルを挟んでセットしています。

ご覧のようにラインとホルダーとの間にはそれなりの距離があり、この仕様ではそうそう仕掛けが絡むといったアクシデントは発生しないようになっています。

ただし、ラインとの離れ具合はロッドに付いたガイドの大きさによって変わるので、ガイドが小さいものほど先端から離れた位置にセットする必要があります。

もちろん、先端から離れる程、アタリを察知し辛くなるのは、前述の鈴の時に説明したことと同じです。

ケミホタルをセットする場合は、先の鈴のように、ロッドを操作する時に外す必要はありません。

キャスティング時にホルダーが少し動くことはありますが、ほぼ安定してセットされた状態を維持できるといったメリットもあります。

デメリットと言えば、やはり目で見てアタリに気付く訳ですから、常に竿先に気を配っておく必要があります。

まあこの点は日中の投げ釣りやブッコミ釣りでも同じことなのでデメリットと言うほどでもありませんが、暗闇の夜釣りでずっとケミホタルを見続けるというのは、人によっては日中以上に目が疲れるかもしれません。

音と光でアタリをキャッチできる鈴ホタル

ケミホタルと鈴が同時にセットできる鈴ホタル
ケミホタルと鈴が同時にセットできる鈴ホタル

基本設定は鈴、暗くなればケミホタルをセットできる鈴ホタルという製品もあります。

先に紹介したケミホタルホルダーには、クリップ式の鈴を取り付けることもできましたが、コチラは鈴が固定の仕様です。

セットされた鈴の数は、一つの製品と、二つの製品があります。

穂先への取り付けは、ボルトを巻いてトップを挟みこむ方法で、ある程度強く締め込めば固定力もそこそこ期待できます。

また、ケミホタルは穴に差し込むだけなので、この操作はワンタッチで簡単です。

音と光でアタリに気付く鈴ホタル
音と光でアタリに気付く鈴ホタル

写真はトップに鈴ホタルをセットし、37mmのケミホタルをセットした状態です。

鈴ホタルはクリップ式の鈴やケミホタルホルダーに比べると、より先端付近にセットできるというメリットがあり、それゆえ高感度です。

キャスティングの時に少し回転してしまうことがありますが、鈴を付けたままでもロッド操作ができるのは大きな強みです。

ただし、前述のように鈴を取り付けたままだと、操作中に音が鳴り続けるので、管理人は鈴が一つの製品を使っています。

音と光でアタリをキャッチすることができ、セットしたままで釣りが出来るので、管理人はこの仕様がお気に入りで、おすすめのセッティングだと思います。

夜のブッコミ釣りにおすすめの鈴、ケミホタル、鈴ホタル

鈴ホタルは音と光でアタリを取れる便利グッズ

夜の投げ釣りやブッコミ釣りで使う鈴、ケミホタル、そして鈴ホタルの取り付け方や使い分け、メリットやデメリットについてご理解頂けましたでしょうか。

複数のロッドを出してケミホタルを使う場合は、上図のように仕掛けの違いや、キャスティングポイントの違いで、ケミホタルの発光体の色を使い分けるのも良いですね。

竿先ライトでのケミホタルのサイズは37mmが基本となりますが、少なくともグリーンとレッドはどこでも販売されており、一応イエローやブルーなども販売されています。

また、ケミホタルにはピン型電池を使った俗に電ケミと呼ばれる製品もあります。

電ケミはケミホタルより何倍も明るく、竿先を照らすライトとして長時間の使用に向く反面、価格が高いというデメリットがあり、万一故障するとかなり高コストになります。

管理人は、ウキトップには釣り座から距離があるので、ケミホタルだと光量不足になることもあり、電ケミを使っています。

ただ、ここで紹介する竿先のライトとしては、大抵ロッドの近くの釣り座でロッドを眺めており、通常のケミホタルの光量で十分足りるので、ケミホタルを使用しています。(デンケミは明るすぎてセットの状態を再確認しようと近づくと眩しいです。)

因みに、デンケミは同じ37mmでも、ここで紹介したホルダーにセットできないケースが多く、専用のホルダーを使うことになると思っておいた方が無難です。

最後に、ここまでで紹介した製品を含め、いくつかおすすめ品を紹介します。

まずワンタッチで付け外しができる鈴ですが、上記で紹介したものは昔ながらのクリップも金属の製品で、プロマリンのスプリング鈴(W)という鉄板製品です。

ただ、最近はクリップ部がプラスチック製のロッドに優しい製品の方が良く使用されているので、以下の鈴の方をおすすめ製品として紹介します。

次にケミホタルをセットする場合ですが、コチラは記事中で紹介したものはホルダーとケミホタルが個別の製品でした。

ホルダーはシリコンゴム製でロッドに優しく、回転したり絡んだりするケースも少なく、ケミホタル次第で色を選択できる、また鈴を取り付ける時のクッションの役割にもなるなど、非常にメリットの多い製品です。

ただ一方で、ホルダーとケミホタルが一体となった手軽な製品や、発光体がLEDライトになった明るい製品など、コチラの方が利用者は多い状況です。

いずれも甲乙付けがたく、好みの問題もあると思うので、ここではいずれの製品も紹介しておきます。

最後に固定鈴にケミホタルをセットできる製品ですが、コチラは利便性、人気ともに申し分のない鈴ホタルの一択だと思います。

ケミのセットの有無で昼夜選ばず使え、ロッドの締め付けを強く行えば安定度も比較的高いため、安心してロッドを振り抜けます。

ロッドに取り付けたままでもそれほど大きな音が鳴らず、軽くて安定感もある鈴が1個だけの製品がイチオシのおすすめ品です。

以上で、夜釣りで竿先のアタリ取りに使う鈴、ケミホタル、鈴ホタルの紹介を終わります。

自分の釣りのスタンスや、釣り環境(風や波の音がうるさい、釣り場が夜でも明るいなど)によっても最適な製品は変わると思うので、頻繁に夜釣りに出掛ける方は、いろいろと試されてみてはいかがでしょうか。

ここで紹介したような製品は価格的には安い釣具の部類なので、夜釣りという特殊環境下で利便性向上のための便利グッズと考えれば、決して高い買い物ではないと思います。

最後に、夜釣りは日中の釣りに比べ、多くの危険が伴いますので、お互いに安全には最大限の注意を払いながら楽しむようにしましょう!

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