房総閑話

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道標 馬頭観音 ~ 千葉市若葉区

2019-01-24 11:55:22 | 千葉
千葉市若葉区野呂町と緑区平川町の境に道標がありました。
道標は道の行く先を知らせるだけではなく、道を利用する者の安全祈願がこめられています。
馬頭観音は馬を利用した商人などの旅人の安全が願われています。
関東の不動明王は平将門を表しています。平将門は馬を指していますから、馬頭観音も不動明王も馬を表していることになります。当然の組み合わせなのでしょう。不思議なものです。

右に馬頭観音、左に不動尊。



この道標は、大正9年12月に建てられたものです。この大正9年の干支は申年。
『猿は馬を御す』と言われ、猿と馬は密接な関係にあると言われています。そう考えるとこの道標はどうしても大正9年に建てたい気持ちが12月の建立になったような気がします。
「民間の道標なので、この村の人が自費で作ったものです。たぶん今のお金に換算すると50万円くらいかかったのではないでしょうか。ご先祖様の供養のためにも大切にした方がいいですね」と話した近所の人がこの道標を建立した分家の人でした。

大正九年十二月建立の文字。



野呂町から平川町に向かう道の高田町への分岐点です。

右 高田道



左 平川道



真っ直ぐに100mも行かない距離に千葉市緑区平川町と千葉市若葉区野呂町の境があります。左平川道はわかるのですが、右高田道がよくわからないところです。


左に真っ直ぐ行くと平川。右に折れて行くと高田。



  
(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2016年12月15日撮影)


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