房総閑話

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タケニグサ(竹似草、ササヤキグサ)

2019-07-20 11:03:31 | 写真
やっと雨がやんだので散歩に出かけ、途中の遊歩道の入り口ではじめて見る植物に出会いました。

丈は2m近くあり茎は太くて立派、花は白色で葉は大きくて裂けています。綿毛のようなものが見えます。


帰って調べると、タケニグサという名前でした。

タケニグサ。漢字で、竹似草。学名は、『ケシ科タケニグサ属のハート形の種』です。
ケシ科の変り種ですね。大きいです。
竹に似ているから「竹似草」か、竹を煮るときに使うから「竹煮草」か、どちらでしょうか。
別名は、ササヤキグサ、チャンパギク。



白い花びらに見えるのは実はガク片です。2枚のガク片が雌しべ、雄しべを包んで守っています。
花びら(花弁)はなく、開花と共にガク片は落ちます。
綿毛のように見えるのは雄しべです。雄しべは糸状で葯は線状になっています。

雄しべの白色から黄色・茶色に色が変わっている先端の部分が葯です。くも巣に落ちた2枚のガク片がひっかかっていますね。


上の写真の橙色の棒状のものが受粉したばかりの子房です。
下の写真は果実です。



学名のハート形は果実のことを指しているのか、葉っぱのことを指しているのか、どちらでしょうか。

葉っぱ大きいもは大人の掌より大きいです。


タケニグサは漢方の薬用植物です。ということは使い方を誤まったり、体質が合わなかったりすると有毒植物になります。漢方でも内服は危険とされています。また茎を切った乳液は有毒なので注意してください。




果実が風に揺れて触れる音が、囁くような音から「ササヤキグサ」と言うそうです。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)


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