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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  世界史 >  ユダヤ人哲学者レオ・シュトラウスの弟子たち

    ユダヤ人哲学者レオ・シュトラウスの弟子たち

    A storm is coming 590

    本日のキーワード : ウクライナ、ステパーン・バンデーラ、バンデリスト、ネオナチ、ユダヤ人、レオ・シュトラウス、シュトラウス派、歴史修正主義、ロシア、中国



    War, propaganda, and blindness
    戦争、プロパガンダ、そして盲目 ③

    Propaganda makes you stupid. We know that the Ukrainian integral nationalists have committed abominable massacres, especially during the Second World War. But we don’t know what they have been doing on our doorstep for the last thirty years, including the civil war they have been waging for the last eight years. Our own stupidity allows us to endure the war cries of our political leaders on the side of these criminals.
    プロパガンダはあなたを愚かにする。私たちはウクライナの統合主義者が、特に第二次世界大戦中に忌まわしい大虐殺を行ったことを知っているしかしこの 8 年間の内戦を含めこの 30 年間彼らが私たちの目の前で何をしてきたのかについては私たちは知らないのです。私たち自身の愚かさが、犯罪者の味方である政治指導者たちの戦争への雄叫びに耳を貸すことを許しているのだ。

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    Slava Stetsko, the widow of Nazi Prime Minister Yaroslav Stetsko, opened the 1998 and 2002 sessions of the Verkhovna Rada.
    ナチスの首相ヤロスラフ・ステツコの未亡人であるスラヴァ・ステツコは、1998 年と 2002 年のヴェルホーヴナ・ラーダ (ウクライナ最高議会) の開会宣言を行った。

    ヤロスラフ・ステツコ
    ヤロスラフ・ステツコ

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    The founder of Ukrainian integral nationalism, Dmytro Dontsov, had an obsessive hatred of Jews and Gypsies. During the World War, he left Ukraine to become a director of the Reinhard Heydrich Institute. It was this institution, based in Czechoslovakia, that was responsible for planning the extermination of all Jews and Gypsies at the Wannsee Conference. He ended his days peacefully in the United States.
    ウクライナ統合主義の創始者であるドミトロ・ドンツォフは、ユダヤ人とジプシーを執拗に憎悪していた。第二次世界大戦中、彼はウクライナを離れラインハルト・ハイドリヒ研究所の所長に就任した。チェコスロバキアを拠点とするこの研究所はヴァンゼー会議ですべてのユダヤ人とジプシーの絶滅を計画した機関であった。彼は米国で安らかにその生涯を終えた。

    ドミトロ・ドンツォフ
    ドミトロ・ドンツォフ

    ラインハルト・ハイドリヒ
    ラインハルト・ハイドリヒ

    They are the ones who successively convinced you that President Vladimir Putin was dying, then that he had gone mad, or that he was facing strong opposition at home and that he would be overthrown by a coup. Their work continues today with cross interviews with soldiers in Ukraine. You hear Ukrainian soldiers say they are nationalists and Russian soldiers say they are afraid but must defend Russia. You hear that Ukrainians are not Nazis and that Russians, living under a dictatorship, are forced to fight. In reality, most Ukrainian soldiers are not "nationalists" in the sense of defenders of their homeland, but "integral nationalists" in the sense of two poets, Charles Maurras and Dmytro Dontsov. This is not the same thing at all.
    彼らは、プーチン大統領が瀕死の状態にある、次に狂気に陥った、さらには国内で強い反発を受け、クーデターによって倒されるだろうと、立て続けに人々に思わせた連中である。彼らの仕事は今でも続いていて、ウクライナの兵士へのインタビューを交えながら進めている。ウクライナ兵は自分たちはナショナリストだと言いロシア兵は怖いけれど守らなければならないと語るのを人々は耳にすることができるウクライナ人はナチスではなく独裁政権下で暮らすロシア人は戦いを強いられているという話も耳にする実際にはほとんどのウクライナ兵祖国を守るという意味での 「ナショナリスト」 ではなくシャルル・モーラスドミトロ・ドンツォフという 2 人の詩人が言う意味での 「インテグラル・ナショナリスト (統合主義者、統合ナショナリスト / integral nationalists)」これは全然別のものである

    シャルル・モーラス
    シャルル・モーラス

    It was only in 1925 that Pope Pius XI condemned "integral nationalism". At that time Dontsov had already written his Націоналізм (Nationalism) (1921). Maurras and Dontsov defined the nation as a tradition and thought their nationalism against others (Maurras against Germans and Dontsov against Russians). Both abhorred the French Revolution, the principles of Liberty, Equality and Fraternity and denounced Jews and Freemasons relentlessly. They consider religion as useful for the organization of society, but seem agnostic. These positions lead Maurras to become a Petainist and Dontsov a Hitlerian. The latter will sink into a varègue (Swedish Viking) mystical delirium. The next pope, Pius XII, repealed the condemnation of his predecessor, just before the war broke out. At the liberation, Maurras was condemned for intelligence with the enemy (he was a Germanophobe), but Dontsov was recuperated by the Anglo-Saxon secret services and exiled to Canada, then to the USA.
    ローマ教皇ピウス 11 世が 「インテグラル・ナショナリズム (統合主義)」 を非難したのは1925 年のことであった。そのときドンツォフはすでに 『Націоналізм (ナショナリズム) 』 ( 1921 年) を書いていた。モーラスとドンツォフは国家を伝統として定義し他者 (モーラスはドイツ人、ドンツォフはロシア人) に対して自分たちのナショナリズムを考えた二人ともフランス革命自由・平等・友愛の原則を忌み嫌いユダヤ人やフリーメーソンを執拗に糾弾している宗教は社会の構成に役立つと考えるが不可知論者であるようだこれらの立場からモーラスはペタン主義者にドンツォフはヒトラー主義者になる後者はヴァリャーグ (スウェーデンのバイキング) の神秘主義的錯乱に陥ることになる。次の教皇ピウス 12 世は、戦争勃発の直前に、前任者による非難を撤廃する。解放後、モーラスは敵国との諜報活動(彼はドイツ嫌いだった)で断罪されたがドンツォフはアングロサクソンの諜報機関によって復員させられカナダ、そしてアメリカに亡命した

    ピウス11世
    ピウス 11 世

    As for the Russian soldiers we see interviewed on our TV news, they do not tell us that they are forced to fight, but, unlike the integral nationalists, they are not fanatics. For them, war, even when defending their own, is always a horror. It is because we are repeatedly told that Russia is a dictatorship that we understand something else. We do not accept that Russia is a democracy because, for us, a democracy cannot be an authoritarian regime. Yet, for example, the Second French Republic (1848-1852) was both a democracy and an authoritarian regime.
    私たちがテレビのニュースでインタビューを受けているロシア兵に関しては、彼らは戦うことを余儀なくされているとは言わないが、「インテグラル・ナショナリスト (統合主義者 / integral nationalists) 」 とは異なり狂信的な人たちではない彼らにとって戦争はたとえ自分たちを守るためであっても常に恐怖であるロシアが独裁国家であると繰り返し聞かされているからこそ私たちは別のことが理解できるのであるなぜなら私たちにとって民主主義が権威主義的な政権であるはずがないのだからしかしたとえばフランス第二共和制 ( 1848 - 1852 ) は民主主義であると同時に権威主義的な政権でもあったのだ

    We are easy to convince because we know nothing about Ukrainian history and culture. The most we know is that Novorossia was ruled by a French aristocrat, Armand-Emmanuel du Plessis de Richelieu, a personal friend of Tsar Alexander I. He continued the work of the Prince of Ukraine. He continued the work of Prince Grigori Potemkin who wanted to build this region on the model of Athens and Rome, which explains why today Novorossia is still of Russian culture (and not Ukrainian) without ever having known serfdom.
    私たちはウクライナの歴史や文化について何も知らないので容易に信じ込ませることができる。私たちが知っているのは、ノヴォロシアを支配していたのは、アレクサンドル 1 世の個人的な友人であったフランス貴族、アルマン=エマニュエル・デュ・プレシ・ド・リシュリュー公爵であり、彼はウクライナ王子の事業を引き継いでいたことくらいである。彼は、この地域をアテネやローマをモデルに建設しようとしたグリゴリー・ポチョムキン公の功績を引き継ぎ、今日、ノヴォロシアが農奴制を経験することなく、(ウクライナではなく) ロシアの文化が残っているのはそのためなのだ。

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    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣






    War, propaganda, and blindness



    本日の書物 : 『謀略と捏造の二〇〇年戦争 釈明史観からは見えないウクライナ戦争と米国衰退の根源』 馬渕睦夫、渡辺惣樹 徳間書店



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 渡辺 : ウォルフォウィッツはシカゴ大学で哲学者のレオ・シュトラウスに学びますこのシュトラウスネオコンに与えた多大な思想的影響は無視できません。プラトンを新たに読み直したことでもシュトラウスは有名です。哲人政治にもかかわってくるので、少し説明します。

    ポール・ウォルフォウィッツ
    ポール・ウォルフォウィッツ

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

     シュトラウスは、ドイツ系ユダヤ難民で、ナチスの抑圧の最中にヨーロッパを離れて、シカゴ大学の政治学部で教えていました。その教え子の一人が、ベストセラー 『アメリカン・マインドの終焉』 (みすず書房) の著者で哲学者のアラン・ブルームで、ウォルフォウィッツは彼からシュトラウスの存在を教えてもらいます

    アラン・ブルーム
    アラン・ブルーム 

    アメリカン・マインドの終焉――文化と教育の危機 

     『ウルカヌスの群像 - ブッシュ政権とイラク戦争』 (シジェームズ・マン / 共同通信社) によるとシュトラウスは近代保守主義運動の偶像の一人であり、その影響力は、今や外交政策をはじめとして公共政策にかかわる保守派の間でとりわけ大きいといいます。

    ウルカヌスの群像―ブッシュ政権とイラク戦争 

     彼の知的後継者にはペンタゴンの官僚や安全保障グループの多くの人々さらにはネオコンの雑誌 「ウィークリー・スタンダード」 誌の編集長ウイリアム・クリストルや元教育長官のウィリアム・ベネット『歴史の終わり』 のフランシス・フクヤマやハーバード大学教授のハーヴェイ・マンスフィールドのような学者が含まれています

    ウィリアム・クリストル
    ウィリアム・クリストル

    ウィリアム・ジョン・ベネット
    ウィリアム・ジョン・ベネット

    フランシス・フクヤマ
    フランシス・フクヤマ

    ハーヴェイ・マンスフィールド
    ハーヴェイ・マンスフィールド

    ウィリアム・ガルストン
    ウィリアム・ガルストン

    「シュトラウス主義者」 のすべてが保守的な共和党員ではなくビル・クリントン政権下でホワイトハウスを支えた知識人の一人であるウィリアム・ガルストンも弟子です。』

    日の丸

    シュトラウスとその学派の政治哲学の大問題

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、何事も自分自身の頭で考えることができない “無自覚なイワシ” に分類される方々にお薦めの良書で、必ずしも意見が一致しているわけではない二人の著者による分かり易い対談を通じて、世間一般に流布されている “無自覚なイワシ” 向けの 「潮流 (プロパガンダ) 」 とは全く異なる世界観のその一部を垣間見ることができ、自分自身の頭で考えることの大切さがご理解頂けるようになると思われます。

    読書 女性 1







    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『現代アメリカ政治とレオ・シュトラウス政治哲学』石崎 嘉彦

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2. 第 3 期政治哲学と現実政治との関わり

     ところで、今日問われている 「第三期の政治哲学」 と呼ばれるべき 「政治哲学」 について学問的論述を試みようとするとき一つの大きな問題に行き当たるその問題とはシュトラウスとその学派の政治哲学が哲学と政治的共同体との緊張を前提とした哲学であるところからその言説がつねに読者あるいは聞き手を選別して語っているという問題であるつまり彼らが書き残したものや口にした言説かれらに固有の著述技法によって書かれているという問題である
     

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

     そこから二つの問題が生じてくる一つは公表されている言説のどこまでをその本来的言説と考えるかという問題であるいま一つはそれを解説しようとするわれわれの言説が彼らが張っている煙幕を突破して一般の読者を説得できるものとなりうるのかという問題である。前者は、エソテリックなやり方で書かれた論述といえども、読者にとってまったく理解不可能であるわけではなく、訓練の行き届いた読者には理解可能であるということによって、解決に向けての鍵は与えられている。しかし後者の方は、それを拒絶する読者の内面にまで届け入れる技法をわれわれは今のところ持ち合わせていない。それゆえ、以下の論述において、漠然と公衆に対して語る仕方によってではなく、読者あるいは聞き手を意識した仕方、つまり対人的な仕方を、ある程度念頭に置いて論じることを心がけるより手立てはない。そこでわれわれにできることは、プラトンのソクラテス的対話篇が示しているように、対話相手あるいは読者を説得しつくすことが不可能であることを心得たうえで行われるのが政治哲学の議論だということを、あらかじめ確認しておくこと位である。』

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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