「断言する、彼がやったのだ」：シーモア・ハーシュ氏、ノルドストリーム攻撃でバイデンを責め立てる

2023-03-21 (Tue)

こちらは、以下の『ZeroHedge』さん記事の翻訳となります。
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☆"I’m Telling You, He Did It": Seymour Hersh Blames Biden For Nord Stream Attack

執筆：ポール・ジョセフ・ワトソン氏、Summit News より

ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が、ワシントン DC のナショナル・プレス・クラブで、ジョー・バイデンがロシアのノルド・ストリーム・パイプラインを爆破する決定を下したのは、戦時大統領になることで再選のチャンスが増えると判断したためだと語った。

先月、ハーシュ氏は、パイプラインは秘密作戦の一環としてアメリカによって爆破されたと断定するレポートを公開した。

ハーシュ氏の情報源によると、2022 年 6 月、NATO の演習「BALTOPS 22」を装った米海軍ダイバーによって爆薬が仕掛けられ、3 ヶ月後にソナーブイが送る遠隔信号で起爆されたという。

ある情報筋はハーシュ氏に、計画者たちはこの秘密作戦が「戦争行為」であることを認識しており、CIA や国務省の中には「こんなことはするな。馬鹿げているし、もし明るみに出れば政治的な悪夢になる」と警告を発していた人もいたという。

先週、ニューヨーク・タイムズ紙は、「親ウクライナ派」がパイプラインの破壊工作を行い、作戦に関わった人数が 6 人と極めて少数のチームによって実行されたと報じ、この作戦は国家の仕業でなければ実行できないというこれまでの想定と矛盾している。

☆【読んだらバカになる日経新聞】親ウクライナ勢力がノルドストリーム破壊か　米報道

ハーシュ氏はバイデン容疑者を指して、「彼がやったんだよ。彼がやった、間違いない、やったのだ」と言い、「バイデンの駆け引きは、最後まで様子を伺い、決してイエスとは言わないことだ」と付言した。

同ジャーナリストは、バイデンは自分を戦時大統領として位置づけようと、紛争激化を望んだのではないかと指摘した。

「バイデンは、ロシアに勝つことが選挙対策になると考えていたのだろう。ジャック・ケネディなんかが典型的な例で、大統領は常に戦争で政治的に良い結果を出した」と語った。

ハーシュ氏は、バイデンが 2022 年 1 月に決断したのは、「パイプラインを爆破し、（ロシアを）暗黒時代に引き戻すことができるかどうかを確認するため」だったと指摘した。

そのピューリッツァー賞受賞者はさらに、4 本のパイプラインのうち3本が破壊されたこの攻撃は、アメリカによるものだとする自身のレポートをメディアがまったく取り上げなかったことについて、既存のメディアを痛烈に批判した。

一方、中国は、親ウクライナ派が爆破事件を起こしたという説明に対して懐疑的な反応を示した。

中国外務省の汪文斌（おうぶんひん）報道官は記者会見で、爆破事件に対する「客観的で公平な、専門的な調査」を求めた。

「ハーシュ氏がノルドストリーム爆破事件の背後にあるのはアメリカだと報じた後、一部の西側メディアが奇妙なほど沈黙していたことに我々は気付いていた。しかし今、これらのメディアは珍しいほど一斉にその声を上げようとしている。このような異常事態をアメリカは一体どう説明するのだろうか。何か裏があるのだろうか」と汪は問い掛けた。

また、新たな報道では、9 月 26 日の爆破事件発生時に、ドイツのスパイ船が攻撃地域に入っていたことが明らかになった。

ドイツの雑誌『 Der Spiegel 』の報道によると、CIA はバルト海のガスパイプラインに対する攻撃の可能性について、それが起こる数週間前にベルリンに警告していたという。

昨日お伝えしたように、ロシアのプーチン大統領は、ノルド・ストリーム・パイプラインの攻撃が親ウクライナの活動家の仕業であるという主張に対して「ナンセンス」と一蹴し、爆破は国家権力によって行われたものであることを強調した。

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