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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日朝関係 >  “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実 ① : ウクライナの英雄 “ステパーン・バンデーラ” って何者だったのでしょうか (笑)

    “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実 ① : ウクライナの英雄 “ステパーン・バンデーラ” って何者だったのでしょうか (笑)

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    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、バンデライト、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、ステパーン・バンデーラ、アルフレート・ローゼンベルク、ゲルハルト・フォン・メンデ、アミーン・アル=フサイニー



    The alliance of MI6, the CIA and the Banderites
    MI6、CIA、バンデライトの連携 ②

    After having shown that the war in Ukraine was prepared by the Straussians and triggered on February 17 by Kiev’s attack on the Donbass, Thierry Meyssan returns to the secret history that links the Anglo-Saxons to the Banderites since the fall of the Third Reich. He sounds the alarm: we have not been able to see the resurgence of Nazi racialism in Ukraine and in the Baltic States for thirty years, nor do we see that many of the Ukrainian civilians we welcome are steeped in Banderites’ ideology. We are waiting for Nazi attacks to begin in Western Europe before we wake up.
    ウクライナ戦争シュトラウス派によって準備され2 月 17 日にキエフのドンバス攻撃によって引き起こされたことを示した後、ティエリ・メイサンは第三帝国の崩壊以来アングロサクソンとバンデライトを結びつける秘密の歴史に立ち戻る。彼は警鐘を鳴らす : ウクライナやバルト諸国におけるナチスの人種主義の復活を 30 年間も見逃してきたし、我々が受け入れるウクライナの民間人の多くがバンデライトのイデオロギーに染まっていることにも気づかないままだ。我々は西ヨーロッパでナチスの攻撃が始まるのを待ってから目を覚ますことになる

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデライト(バンデーラ派極右)

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    Radio Liberty in Munich. Stepan Bandera, the leader of the Ukrainian Nazi collaborators, and Said Ramadan, Hassan el-Banna’s heir at the head of the Muslim Brotherhood, worked there at the same time.
    ミュンヘンのラジオ・リバティーウクライナのナチス協力者のリーダーであるステパーン・バンデーラと、ハサン・アル = バンナーの後継者ムスリム同胞団のトップであるサイード・ラマダンが、同時にそこで働いていた

    ハサン・アル=バンナー
    ハサン・アル=バンナー

    サイード・ラマダン
    サイード・ラマダン

    THE ROLE OF THE UKRAINIANS DURING THE COLD WAR
    冷戦期におけるウクライナ人の役割 (一)

    During the Second World War, the theoretician of Nazism Alfred Rosenberg and Minister of the East (Ostminister) entrusted the Latvian Gerhard von Mende to organize the rallying of the peoples of the USSR to the Führer Adolf Hitler. In doing so, he devised a model for the manipulation of minorities that was taken up by the CIA after the fall of the Third Reich. With the help of the Grand Mufti of Jerusalem, Amin al-Husseini, Von Mende created schools for mullahs in Göttingen and Dresden, had a Grand Mufti appointed in the Crimea, and enlisted Eastern SS regiments. He was also the handler of the Ukrainian "nationalist" Stepan Bandera.
    第二次世界大戦中、ナチズムの思想家アルフレート・ローゼンベルクと東部占領地域省大臣 (オストミニスター) は、ラトビア人のゲルハルト・フォン・メンデにソ連の諸民族をアドルフ・ヒトラー総統に集結させるための組織作りを一任していたこのとき彼は第三帝国崩壊後に CIA が取り入れた少数民族のコントロールモデルを考案した

    アルフレート・ローゼンベルク
    アルフレート・ローゼンベルク

    ゲルハルト・フォン・メンデ
    ゲルハルト・フォン・メンデ

    フォン・メンデはエルサレムの大ムフティー (ムフティーはスンナ派のイスラム教国におけるイスラーム法に関わる官吏の最高位者に対する称号。エルサレムの大ムフティーはアル アクサー モスクを含むエルサレムのイスラム教の聖地を管理するスンニ派の イスラム教聖職者のこと)、アミーン・アル = フサイニーの助けを借りて、ゲッティンゲンとドレスデンにムッラー (イスラム教の法や教義に深く精通したイスラム教徒の男性に対する尊称) のための学校を作り、クリミアに大ムフティーを任命させ東部 SS 連隊に入隊させた彼はまたウクライナの 「民族主義者」 ステパーン・バンデーラを操っていた

    アミーン・アル=フサイニー
    アミーン・アル=フサイニー

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    SS師団ダス・ライヒ

    A storm is coming 222

    In Washington, Presidents Truman and then Eisenhower decided to focus on psychological warfare against the Soviets. The CIA created AmComLib (American Committee for the Liberation of the Peoples of the USSR), which operated Radio Liberty from Munich. It recycled Gerhard von Mende. It was he who proposed the establishment of a mosque in Munich, which was eventually entrusted to Said Ramadan (the son-in-law of the founder of the Brotherhood Hassan el-Banna). It was also he who settled Stepan Bandera’s problems and recycled him to MI6 and the CIA.
    ワシントンでは、トルーマン大統領とアイゼンハワー大統領が、ソビエトに対する心理戦に重点を置くことを決定した。CIA はアムコムリブ (American Committee for the Liberation of the Peoples of the USSR / ソ連の人民の解放のためのアメリカの委員会を設立し、ミュンヘンからラジオ・リバティを運営したそこで再活用されたのがゲルハルト・フォン・メンデであるミュンヘンにモスクを建てることを提案したのは彼で最終的にサイード・ラマダン (ムスリム同胞団の創設者ハサン・アル=バンナーの娘婿) に託されたまたステパーン・バンデーラの問題を解決しMI6 と CIA に引き合わせたのも彼であった

    ヒトラー、大ムフティーを接待
    ヒトラー、大ムフティーを接待

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    The alliance of MI6, the CIA and the Banderites



    本日の書物 : 『関東大震災 「朝鮮人虐殺」 はなかった!』 加藤 康男 ワック



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ここまで、大正天皇の病状の深刻さが政府首脳のみならず多くの国民に与えたであろう不安について顧みた。

     この時代、天皇の御不例はとりもなおさず国家基盤の不安定をも招来しかねない。その意味では、裕仁親王の早期の摂政就任は当然の成り行きと国民には理解された。

     だが、時代が背負う不安材料は天皇の健康に関することだけではなかった。

     天皇の御不例が巷間噂され始めた大正六 (一九一七) 年十月にはロシア革命が成立し、労働運動の波は朝鮮半島を席巻し始めていた。国内では、米価の大暴落による市場の混乱や米騒動が頻発するという不況感が国民を襲っていた。

     労働運動の激化は無政府主義社会主義共産主義までが流行の大正デモクラシーの流れに竿 (さお) を差して一挙に膨張する勢いを得ようとしている

     そうしたロシア革命の成功からコミンテルン創立への一連の趨勢 (すうせい) が民族主義と一緒になって発火したのが韓国における 「三・一独立運動」 といわれるものである

     朝鮮半島がいつになっても日本の火薬庫であることに変わりはない

    ポイント 女性 重要 5

     いま、日韓併合から数えて九十九年。「日韓協約」 から振り返れば一世紀を越えている。

     日韓併合から関東大震災までが十三年、その震災から今日までが八十六年ということになる。関東大震災に合わせて朝鮮人が大挙して不穏な行動をとり国政を危うくしようとする前提になったのが 「三・一独立運動」 であった

    女性 ポイント 10

     大正八 (一九一九) 年三月一日、京城中心部の公園でキリスト教、仏教、天道教など各派の代表三十三名が 「朝鮮独立宣言」 を読み上げることから騒ぎは始まった

     そして、この宣言に刺激された数千人規模の学生、労働者が市内で過激なデモ行進をしながら口々に 「独立万歳 (マンセー) 」 を叫んで、警備する日本側官憲と衝突を繰り返す事態となった。

     学生、労働者の大群はデモや投石に留まらず、官公庁、警察などを襲撃し、火を放つ暴徒と化した。さらに在留邦人の生命も危険に晒されていた。

     運動は全土に拡大し、警官側の死傷者も多数を数えるに至った。当然違法デモには厳しい弾圧を加えることになった法治国家である以上やむを得ない正当な鎮圧といえるこれが五月まで続いた

    女性 ポイント ひとつ

     独立運動派にも多くの死傷者や家屋の焼失など、悲惨な結果が訪れた。逮捕、送検された被疑者は実に一万二千六百六十八名、起訴された者は六千四百十七名に及んだが、死刑、無期懲役になった者はいない。懲役三年以上十年程度の判決が中心という軽微な刑の申し渡しでこの事件そのものは収束に向かう。

     だが司直の手を逃れて国外へ逃亡した被疑者である運動家たちの数は計り知れない

     独立運動の中心人物は上海へ一旦上陸し満洲の間島 (カンド/注・現中国の吉林省東部で、ロシア、北朝鮮と向かい合う一帯) で武装闘争の再起を図っていたまたある一群は密航者となって日本へ潜入して時期の到来を待ったのである。』

    日の丸

    「ネオコン」 と 「ユダヤ教的世界観」 と 「レオ・シュトラウス」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、根っからのウソつき民族である “朝鮮族”垂れ流す関東大震災時における 「朝鮮人虐殺」 という戯言について、当時の報道等の資料に基づきながら時系列で紐解き実際に我が国において “朝鮮族” が犯してきた数々の犯罪行為を暴きその戯言がなぜ生み出されるに至ったかを時の日本政府の対応の誤りと共に解き明かして下さる良書になります。

    読書 4-110

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,055,573(1,053,475)÷95,917,471(95,674,179)=0.0110・・・(0.0110) 「1.10%(1.10%)」
    pwledcdg1.jpg

    イタリア : 176,775(176,609)÷22,241,369(22,169,273)=0.0079・・・(0.0079) 「0.79%(0.79%)」
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    日本 : 44,197(43,842)÷20,910,518(20,731,652)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
    pwledcdg3.jpg







    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    そこで、本日からは次の論文を見ていきたいと思います。

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    『ネオコンと宗教右派 : 公共哲学的観点による比較』藤本 龍児

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 論文要旨

     イラク戦争を押しすすめた世界観を提供したのはネオコンと宗教右派だと言われている。すでに現在では、イラク戦争にたいする反対の声が多くなってきた。しかし、今後、両者の世界観は完全にその思想的な説得力を失うのだろうか。
     これまでネオコンと宗教右派については 「両者がどれほどブッシュ政権にたいして現実的な発言力をもっているのか」 ということが論じられてきた。しかし、上記のような問題を考察するためには 「両者はどれほどアメリカ国民にたいして思想的な説得力をもっているのか」 ということを問わねばならない。そこで、こうした問題を問うために、両者を公共哲学的な観点から比較する。
     本稿では、両者の世界観がもつ影響力の射程を明らかにし、両者を建設的に批判するための条件を導き出すことを目的とする。第 1 章では宗教右派の世界観を、第 2 章ではネオコンの世界観を明らかにし、第 3 章では、両者の世界観を比較して、その共通点と相違点を浮かび上がらせる。そして最後に、両者を建設的に批判するための手がかりを導きだす。

    キーワード
    ネオコン/ 宗教右派/ イラク戦争/ 世界観/ レオ・シュトラウス

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    はじめに

     9 ・11 の同時多発テロ以降、「ネオコン」 と呼ばれる政策集団と 「宗教右派」 と呼ばれる政治勢力がブッシュ政権に大きな影響力をもつようになった、と言われる。そして、イラク戦争を押しすすめた世界観は、両者によって形成されたところが大きい、とも考えられている [Frum 2003 ; Durham 2004 : 258 − 260 ]。
     しかし、後で述べるように、ネオコンや宗教右派は決して多数派ではない。それにもかかわらず、両者の描いた世界観は、当初それら以外のアメリカ国民にも広く受け容れられた。たとえば、宗教的観点からみてみると、福音派の教会にあっては 77 % の教会員がイラク戦争を支持した。むろん、福音派はそもそも保守陣営なのであるから、それも驚くにあたらないと言えよう。では、自由主義陣営である主流派の教会はどうだろうか。確かにこれらの教会指導者は、イラク戦争に反対の声明を出した。ところが、それらの教会に属する一般信徒の 62 % は、教会指導者に反してイラク戦争を支持したのである [O' Keefe 2003 : 14− 15 ]。つまり、一般信徒の多くは、リベラル派の教会指導者が描く世界観よりも、ネオコンや宗教右派が描く世界観を支持したということである。
     となれば、アメリカ国民の大半が支持した世界観とはどのようなものなのか、ということが問題になる。ウィリアム・クリストルらは、ネオコンのマニフェストともいわれる The War Over lraq : Saddam's Tyranny and America's Mission ( 2003 ) のなかで 「ジョージ・ブッシュは過去二代にわたる大統領の外交政策と袂を分かち、自分自身が 『アメリカにとっての大切な価値とわが国の国益との結合』 と呼ぶ新しい世界観をイラク問題に適用した」 と言っている [カプラン/ クリストル 2003 : 22 −23 ]。イラク戦争に適用された 「アメリカにとっての大切な価値」 とは端的にいって 「自由、民主主義、ユダヤ - キリスト教的価値のことにほかならない
     しかし、これらの価値を並べてみたところで、たちどころに次のような疑問が浮上するリベラル・デモクラシーの理念はそもそも価値中立を建前とするがそうした理念とユダヤ - キリスト教的価値は両立するのだろうか。もし両立するとすれば、それらは世界観のなかでどのように繋がっているのだろうか。そして、その世界観はなぜ多くの国民に支持されたのだろうか。 』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。









    続きは次回に♥




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