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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  ユダヤ >  ユダヤ人とウクライナ人の利益は一致しない!

    ユダヤ人とウクライナ人の利益は一致しない!

    A storm is coming 440

    本日のキーワード : ガリツィア、ウクライナ、ポーランド、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教、シュトラウス派



    Russia declares war on the Straussians
    ロシア、シュトラウス派に宣戦布告 ⑦

    Russia is not waging war on the Ukrainian people, but on a small group of people within the US power that has transformed Ukraine without its knowledge, the Straussians. It formed half a century ago and has already committed an incredible amount of crimes in Latin America and the Middle East without the knowledge of the United States. This is their story.
    ロシアが戦争を仕掛けているのはウクライナ国民ではなく、ウクライナを知らぬ間に変質させてきたアメリカ権力内の小集団シュトラウス派である。半世紀前に結成され、すでにアメリカ合衆国が知らないうちにラテンアメリカや中東で信じられないほどの数の犯罪を犯している。これは彼らの物語である。

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    A BRIEF HISTORY OF THE STRAUSSUIANS
    シュトラウス派の略史

    …In the Obama administration, the Straussians found their way into Vice President Joe Biden’s cabinet. His National Security Advisor, Jacob Sullivan, played a central role in organizing the operations against Libya, Syria and Myanmar, while another of his advisors, Antony Blinken, focused on Afghanistan, Pakistan and Iran. It was he who led the negotiations with Supreme Leader Ali Khamenei that resulted in the arrest and imprisonment of key members of President Mahmoud Ahmadinejad’s team in exchange for the nuclear deal.
    オバマ政権では、ジョー・バイデン副大統領の閣僚として、シュトラウス派が参画することになった。国家安全保障顧問のジェイコブ・サリバンは、リビア、シリア、ミャンマーに対する作戦を組織する上で中心的役割を果たし、もう一人の顧問であるアントニー・ブリンケンは、アフガニスタン、パキスタン、イランを重点的に担当した。最高指導者アリー・ハーメネイーとの交渉を主導し、核取引と引き換えにアフマディーネジャード大統領の主要メンバーの逮捕と投獄を実現させたのも彼であった。

    ジェイコブ・ジェレマイア・サリバン
    ジェイコブ・ジェレマイア・サリバン

    アントニー・ブリンケン
    アントニー・ブリンケン

    アリー・ハーメネイー
    アリー・ハーメネイー

    マフムード・アフマディーネジャード
    マフムード・アフマディーネジャード

    Regime change in Kiev in 2014 was organized by the Straussians. Vice President Biden is firmly committed to it. Victoria Nuland came to support the neo-Nazi elements of the Right Sector and to supervise the Israeli “Delta” commando in Maidan Square. A telephone intercept reveals her wish to “fuck the European Union” (sic) in the tradition of the 1992 Wolfowitz report. But the leaders of the European Union do not understand and protest only weakly.
    2014 年のキエフでの政権交代は、シュトラウス派によって組織された。バイデン副大統領はそれにしっかりとコミットしている。ビクトリア・ヌーランドは、右翼セクターのネオナチ要素を支援し、マイダン広場でのイスラエル 「デルタ」 コマンドを統括するために来た。電話による傍受は、1992 年のウォルフォウィッツ・レポートの伝統に従って、彼女が 「欧州連合をめちゃくちゃにしたい」 (原文ママ) と考えていることを明らかにしている。しかし、EU の指導者たちはそれを理解せず、ただ弱々しく抗議している。

    ビクトリア・ヌーランド ユダヤ
    ビクトリア・ヌーランド

    ポール・ウォルフォウィッツ
    ポール・ウォルフォウィッツ

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    Russia declares war on the Straussians



    本日の書物 : 『ガリツィアのユダヤ人 (新装版) : ポーランド人とウクライナ人のはざまで』 野村 真理 人文書院



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 ヨーロッパでは、一八七〇年代から二〇年以上も農業不況が続き、ガリツィアの農村社会は崩壊】へと向かうガリツィアには農業で生計が立ち行かない者を吸収すべきほかの産業はない【ガリツィアを見捨てた人びとは外国へ、とくにアメリカへ渡った】。一八八一年から一九一〇年のあいだに、ガリツィアから失われた人口は推定で約八〇万人である。ちなみに、一九一〇年のガリツィアの人口は八〇三万人であった。

     しかし農民たちはただ貧困に喘いでいただけではない【一八八〇年代初めのガリツィアでは、ウクライナ人農民のあいだで自分たちの経済的状況を改善するため、農業協同組合運動や、低利で農民に資金を貸し出す融資組合の組織化が始まった】【組合の目的】は農業生産物の取引から【ユダヤ商人という中間搾取者を締め出し】また【農民のユダヤ人金貸しへの依存を断ち切る】ことであった

     一八五六年に東ガリツィアのドロホーブィチ近郊の村で生まれた作家イヴァン・フランコは、ガリツィアのウクライナ人社会運動の中心人物でもあった。彼は、一八八〇年代初めのガリツィアの田舎町を舞台とし、若いウクライナ人の法律家を主人公とする小説 『十字路』 を書いている。小説に登場するユダヤ人のヴァグマンは、金貸しではあったが、主人公がポーランド人の地主に対して農民の利益を守ろうとする活動を影ながら助けていた。フランコはそのヴァグマンの口を借りて、ユダヤ人がウクライナ人の土地にいながらポーランド同化主義者である】こと、すなわちユダヤ人は自分の最も近くにいる人びとと連帯しようとせず、最も権力を持つ人びとに同化する】ことを批判する。ユダヤ人は、ウクライナ人を抑圧し搾取するポーランド人の側につくことによって、ウクライナ人に課せられた重荷をいっそう重くし、ウクライナ人の憎しみを買っている】、というのである。


     ドイツでユダヤ人がドイツ人であること ―― これなら私にもわかります。しかし、【どうしてユダヤ人は、チェコでもドイツ人なんでしょうか】【ユダヤ人は、ハンガリーではマジャール人で、ガリツィアではポーランド人】です。―― だけど【どうしてユダヤ人は、ワルシャワやキエフではモスクワ人なんですか】【どうしてユダヤ人は、弱い民族には、抑圧され傷つけられ貧しい民族には同化しないのでしょうか】【スロヴァキア・ユダヤ人やルーシン[ウクライナ]・ユダヤ人がいないのはなぜなんでしょうか】

    ウクライナの戦争って、どのくらい深刻なの?
    ウクライナの戦争って、どのくらい深刻なの?

     ルーシン [ウクライナ人] がもう少し動き始めて、いくらか力をつけたならユダヤ人のなかでルーシン人の側につく者が多くなるだろうということ、私も、このことはよくわかっています。しかし、私の考えでは、ルーシン人がまだ弱く、踏みにじられ、まっすぐに立ち上がることができないでいるいまこそ、彼らに手を貸すことが重要なのです。


     実際、【オーストリア帝国時代のガリツィア】では、ノシヒのようにポーランドの独立運動に共感をよせたユダヤ人がいた】のに対し【ウクライナ人の民族運動とユダヤ人の関係はきわめて希薄であった】【両大戦間期のポーランドでも、ユダヤ人とウクライナ人の利益は一致しない】。』

    日の丸

    トビトの光を喪失させた 「隔絶」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ユダヤ人オリガルヒの手によって戦争を引き起こし国内が荒廃する一方のウクライナで、その南西部を中心 (ポーランド南部も含む) とした 「ガリツィア」 という地域におけるポーランド人・ユダヤ人・ウクライナ人の非常に複雑な関係を、歴史的事実に基づいて解説がなされている良書で、本書を御覧になれば、「なぜ、ユダヤ人が嫌われるのか」 が理解でき、現在のウクライナにおける戦争をもたらしたユダヤ人オリガルヒらの戦争目的も正しく推測することができるようになる当ブログお薦めの書物となります。少なくとも、「ユダヤ人は一方的な被害者である」 とか、「ウクライナがかわいそう」 という的外れな考え方が、本書一冊だけで消し去れること間違いなしで、ユダヤ・キリスト教的善悪二元論でしか物事を思考できなくなっている多くの日本国民広く読まれるべきだと考えます。

    読書 女性 4-35

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

    jocndhgs.jpg
    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,034,141(1,033,102)÷92,195,657(92,047,002)=0.0112・・・(0.0112) 「1.12%(1.12%)」
    jocndhgs1.jpg

    イタリア : 173,062(172,904)÷21,286,771(21,251,774)=0.0081・・・(0.0081) 「0.81%(0.81%)」
    jocndhgs2.jpg

    日本 : 33,542(33,390)÷14,079,172(13,851,692)=0.0023・・・(0.0024) 「0.23%(0.24%)」
    jocndhgs3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

    fhdeusid.jpg
    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 2 章 初期ユダヤ教
     「初期ユダヤ教」 という時代区分は、狭くは前 2 ~ 後 2 世紀広くは前 6 ~ 後 1、2 世紀など研究者によって様々に定義されるが (69)、ここでは捕囚後の第二神殿時代に再建した神殿とモーセ五書 (トーラー) を柱とする改革が行われトーラーの絶対的な重要性のもとに特徴的でしかし多様な聖書解釈がなされていった時期を指してこの用語を用いたい (70)。TovTov (71) は 「逆説的だがモーセ五書への関心の高まりが紀元前最後の数世紀間に多種多様な本文形式の創出に寄与した」 と指摘する (72)。本章では聖典としての聖書テキストの解釈が著しく発達した初期ユダヤ教の時代状況の中での具体的な読者・解釈者の視点に焦点を当てつつテキストと彼らとの間に成立した特徴的で多様な解釈を分析する。解釈者の視点を想定することによって、特にこの時期に発達した 「霊 (聖霊) 」 「天使」 の概念がいかに重要かつ特徴的な形象であったのかを示すことができるだろう。

    2 - 4 初期ユダヤ教における文学技法

     ここでは初期ユダヤ教の時代特徴的な文学技法を確認することで、この時代の聖書解釈の特徴を検討する。


    2 - 4 - 3 実例 ‐ トビト記における読みの層 ‐
     ここでは実際に、クムランからもその写本断片が見つかっているこの時代の外典文学の一つであるトビト記の分析を通してトビト記に想定される内包された読者がトビト記の物語を通してその向こうにどのような allusion を読み取っていたと想定することができるのか考察をする。ここでの方法論は、従来のような歴史批評か文芸批評かという二分法的 ( dichotomic ) な議論を避けるため、歴史批評と文芸批評とをそれぞれが対象とする事項に正しく適用する 「折衷主義 ( eclecticism ) 」 を取ることを試みる。具体的には、テキストの書かれた時代背景および内包された読者を想定するために歴史的研究を適用し、その次の段階としてテキストの内的世界を分析するために 「物語批評」 を用いる。「読者」 に焦点を当てた 「読みの層」 を想定することによって初期ユダヤ教時代の聖書解釈をより立体的に捉えることができるだろうトビ ト記の物語は 「天使」 が物語の重要な登場人物として生き生きと描かれた第二神殿時代の文学である


    (2) トビト物語を読む (204)

     物語の歴史的状況に思いを馳せつつ、物語そのものを味わい読むことへと進みたい。というのも、この物語を語り継いできた人々の思いは、「物語の中」 にこそ息づいているはずだからである。トビト記のあらすじは、ナフタリ族アシエルの家系に属するトビトという人物がアッシリアの支配の下で捕囚となり同族の人々に慈善の業を続ける中で失明する死を願って祈られたトビトの祈りによって神から天使ラファエルが遣わされラファエルに導かれてトビトの息子トビアは旅をし旅において同族のサラとの結婚が成立するそして旅から帰還したトビアによってトビトの視力も回復される物語であるトビアは死の前にニネベの滅亡を知らされ神を賛美しながら物語は終わる


    『トビアとサラの結婚式の夜』 ヤン・ステーン
    『トビアとサラの結婚式の夜』 ヤン・ステーン

    光の回復 (一つの民へ)

     [ ( 11 : 10 − 14 ) トビアは父のもとへ行き、魚の胆汁を手に取り、トビトの両目に息を吹きかけ、父を抱いて言った。「もう大丈夫です、お父さん。」 そして父に薬 (胆汁) を手で塗った。トビアは両手でトビトの両方の目の縁からそれぞれ (膜を) 剥がした (226)。トビトはトビアの首に抱きついて泣いた。「お前が見える。わたしの両の目の光である子どもが。」 ]


     トビアの帰還を聞いたトビトは中庭の戸口からおぼつかない足取りで 「外へと出て」 行き ( 11:10 )、そこでトビトの癒し・視力の回復が起こるそれぞれから 「見ることを遮っていたもの」 が取り除かれたトビトの 「両方の目」 にもまた北イスラエルと南ユダの姿を重ねて見ることができるかもしれない覆いを取り除かれた二つの目が再び共に神からの光を見るのである光を回復したトビトはニネベの町の門まで 「出て行き」サラを家の中に迎えるトビトの視力の回復と共に回復された 「家」 はかつてトビトの光を喪失させた 「隔絶」 が解消された状態の象徴として描かれる。そこでは、親しい交わりが回復されるのである。
     神の計画と力を知ったトビトによって、神への賛歌が高らかに歌われる (227)。その賛歌の中でトビトは、再建されるエルサレムと散らされた人々の帰還、「神の家」 である神殿の再建希望を歌う ( 13:9 − 18 、14:5 − 7 )。トビトによるトビアへの最後の勧めの言葉は、「ニネベから出て行く」 ことであった ( 14:9 )。物語は最後にトビトの 「幸福な死 (228)」 を描く。苦しみから逃れるために死を願ったトビトに対して、神の計画は、「生きること」 を通して成立する 「良き死」 であることをこの物語は描く。
     続いて息子トビアもまた天寿を全うすることが記され、死の前にニネベの滅亡を知らされ ( 14:15 )、神を賛美しながら幸福な死を迎える。物語は、物語の中において神によって導かれる先に救い (アッシリアによる捕囚の終り) が実現することを描きつつ、更に先の将来の救い (離散の終り 、エルサレムへの帰還 = 「読者」 の将来の救い) も同様に実現するであろうことを示唆しながら終わる。


    (226) この箇所の 「剥がした άπελέπισεν ( άπολεπίζω ) 」 は、使 9:18 のパウロの目から落ちた 「うろこのようなもの λεπίδες ( λεπίς )」 と同語源である。

    (227) 文学や演劇の常套手段である 「アイロニー」 を通して神の力の超越性を強く知らされ続けてきた読者の視点も、ここにおいて一つとされる。

    (228) 「トビト記ほど死について述べている聖書の書は、他にはほとんどない」 ( Moore, op.cit., p.32 ) 』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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