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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  国史 >  成熟した村落の原型 ~ 三内丸山遺跡

    成熟した村落の原型 ~ 三内丸山遺跡

    A storm is coming 409

    本日のキーワード : 日本、国史、高天原、日高見国、三内丸山遺跡、ユダヤ人、ユダヤ教、キリスト教



    Jewish Media Ownership and Management—An Update
    ユダヤ系メディアのオーナーシップとマネジメント - 最新情報 ⑤

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    The latest CNN President is Chris Licht, who appears to be not Jewish. It is interesting that so common is it to expect him to be that someone wrote an article titled “CNN Replaces Jeff Zucker With Chris Licht & Viewers Wonder If He Is Jewish.” The article states definitively “Chris Licht is not Jewish.,” but then asserts “There is no information regarding Chris Licht’s religion on the Internet,” and “Chris Licht has not disclosed his ethnicity on the Internet.” I concur, I could not find any definite information either. The author of this article does not give any reference for the claim Licht is not Jewish, so to me his identity remains unclear. It is telling that “viewers” and many others expect him to be Jewish.
    CNN の新社長はクリス・リヒトだが、彼はユダヤ人ではないようだ。面白いのは、彼がユダヤ人であると予想するのがあまりに当たり前なので、誰かが 「CNN Replaces Jeff Zucker With Chris Licht & Viewers Wonder If He Is Jewish (CNNはジェフ・ザッカーをクリス・リヒトと交代させ、視聴者は彼がユダヤ人であるかどうか疑っている) 」 という記事を書いているほどだ。その記事は、「クリス・リヒトはユダヤ人ではない 」 と明確に述べているにもかかわらず、その後、「クリス・リヒトの宗教に関する情報はインターネット上にはない」、「クリス・リヒトは自分の民族性をインターネット上で明らかにしていない」 と断っているのです。私も同意見で、明確な情報は見つけられませんでした。この記事の著者は、リヒトがユダヤ人ではないという主張の根拠を何も示していないので、私には彼の素性は不明のままである。「視聴者」 をはじめ多くの人が彼をユダヤ人であると見込んでいるのは、そのことを物語っている。

    ジェフ・ザッカー
    ジェフ・ザッカー

    The ownership of CNN is a complex matter at present. Currently CNN is owned by WarnerMedia (formerly Time Warner), which is owned by AT&T. AT&T is set to acquire Discovery this quarter, and then combine Discovery with WarnerMedia in a new company. This new Warner Bros Discovery company will own CNN.
    CNN の所有権については、現在複雑な問題がある。現在 CNN は AT&T の所有するワーナーメディア (旧タイムワーナー) に所有されている。AT&T は今期中にディスカバリーを買収し、その後ディスカバリーとワーナーメディアを新会社に統合することになっている。この新会社ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが CNN を所有することになる。



    Who are the people who own and operate CNN, however? Are they primarily Jews? In part 2 we will examine the six companies Rebecca Strong claims controls 90% of media, to discover how much of that control is Jewish.
    しかし、CNN を所有し運営しているのは誰なのだろう? 彼らは主にユダヤ人なのだろうか? 第 2 部では、レベッカ・ストロング氏がメディアの 90 %を支配していると主張する 6 社を検証し、その支配力のうちどの程度がユダヤ系なのかを明らかにする。



    Strong invests some space in explaining why consolidating media control in so few companies is dangerous and alarming, and so “why you should care.” Let us look at a quote from as far back as 1918 expressing alarm over consolidation of power in a political apparatus, and apply the same warning to media ownership today:
    ストロング氏は、メディア支配が少数の企業に集約されることがなぜ危険で警戒すべきなのか、そしてなぜ 「あなたが気にかけるべき理由」 を説明するために、ある程度のスペースを費やしている。1918 年までさかのぼり、政治組織の権力強化に警鐘を鳴らした言葉を見てみよう。そして、同じ警告を今日のメディア・オーナーシップに適用してみましょう。

    レベッカ・ストロング2
    レベッカ・ストロング

    “I consider that the immediate suppression of Bolshevism is the greatest issue now before the world, not even excluding the War which is still raging, and unless as above stated, Bolshevism is nipped in the bud immediately, it is bound to spread in one form or another, over Europe and the whole world, as it is organized and worked by Jews, who have no nationality, and whose one object is to destroy for their own ends the existing order of things.”
    「私は、ボルシェビズムの速やかな退治は、今なお続いている戦争を除けば、今世界が直面している最大の問題であり、上記のようにボルシェビズムの芽が直ちに摘み取られない限りはボルシェビズムは国籍のないユダヤ人によって組織され活動しておりその唯一の目的は自分たちの目的のために既存の秩序を破壊することにあるので、何らかの形でヨーロッパと全世界に広がるに違いないと考えています。」

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    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

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    『Jewish Media Ownership and Management—An Update』 The Unz Review • An Alternative Media Selection

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    本日の書物 : 『日本国史 (上) 』 田中 英道 扶桑社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 私は関東、東北の多くの遺跡を訪れ、特に【三内丸山 (さんないまるやま) の遺跡】に、【ある成熟した村落の原型】があることに感銘を受けました。さらに各地の縄文集落から発掘された、【おびただしい数の土偶・土器の類】を見て、【これらがつくられた時代は、決して共同体のない、単なるバラバラな存在ではない】、と考えました。



     つまり、それらの形象の様式の一貫性、統一性が、氏族連合であるにせよ、神道的な祭祀共同体によってつくられた、と考えざるを得なかったのです。土器土偶が単なる道具ではなく同じ芸術的な形への追求が一貫して見出されたからです。

     その後、神話、考古学、神社学の探求が始まりました。その結果は、この書の第一章、第二章に詳しく書いてあります。つまり【日高見国 (ひたかみのくに) 】という【神話の高天原 (たかまがはら) と対応する現実の国があった】と想定されるのです。それは 『日本書紀』 に記され『常陸国風土記 (ひたちのくにふどき) 』祝詞 (のりと) にも触れられていました

     【多くの歴史家】は【文献がなければ何も言えない】し【土偶や土器などの形を読み取るなどということは、不可能】だと思っています。その形態、素材についてはすでに多くの研究がされていても、その意味は、単に 「精霊」 などというだけで、【思考を停止】していました。しかし土偶の不可思議な形態が、なぜ 「精霊」 なのでしょう。

     私は文化人類学や形象学の観点から、それを、近親相姦による異形の人々が、信仰の対象となってつくられたものだ、と分析しました。その形象の例は、南米にもたくさんあるからです。

     その見方が妥当性を持つのは、神話では、イザナギ、イザナミが兄妹婚だからです。そして、その子が蛭子 (ひるこ) であったことは、そのことを語っています。さらに記紀には、それ以前の神々は兄妹婚であることが語られています。神話とはいえ、かなり現実的な性の問題が語られていたのです。

     土偶の形からその意味を分析する、という作業は、「文化的」 な創造物が、神話だけでなく、「歴史」 そのものとも関わっていることを明らかにします。そこから継続した 「歴史」 自身の姿が現れるのです。土偶が各地でつくられているということは各地に共通の家族認識があるということです。』

    日の丸

    歴史批評の起源 ~ ドイツの伝統


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、現在、その勝手気まま・我儘な振舞いで、すでに大多数の日本国民が憤慨する中NYゲーム三昧生活“優雅に” ご堪能されているところの “某ご夫妻” が、私たち日本人の根幹を揺るがす事態を引き起こしていますが、ユダヤ・キリスト教に毒された “某ご夫妻とその宮家” に微かな望みをかけて変化を期待する暇がある (時間の無駄です!) のであれば、まず早急にご覧頂きたい書物で、ユダヤ・キリスト教的史観 (←つまりは、マルクス主義史観。これが理解できない方が非常に多いのは困りものですがw) の学校教育“暗記させられた”役に立たず且つ虚構のものである 「偽歴史」で はない「本当の歴史」そして私たち日本人が世界に誇る、その国家の歴史 <国史> に対する理解を深めるために必読のお薦めの良書になります。

    読書 女性 外人 6

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,016,734(1,016,010)÷87,217,673(87,006,036)=0.0116・・・(0.0116) 「1.16%(1.16%)」
    xcasplqawa1.jpg

    イタリア : 168,234(168,165)÷18,343,422(18,259,261)=0.0091・・・(0.0092) 「0.91%(0.92%)」
    xcasplqawa2.jpg

    日本 : 31,246(31,138)÷9,270,305(9,250,940)=0.0033・・・(0.0033) 「0.33%(0.33%)」
    xcasplqawa3.jpg









    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『初期ユダヤ教と原始キリスト教団における解釈と受容 : 「霊」と「天使」の概念の変遷を辿る』大澤 香

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 1 章 方法論、テキスト、解釈
     本研究が聖書の解釈・受容というテーマに取り組む際その事柄は根本的な所で聖書学における方法論の課題と関連していると考える。 序で述べたように、「受容」 の視点は受容者 (読者) にも 「歴史形成の権利」 を認めるものであるゆえに 「受容」 は聖書の成立史に対立する別の事象ではなくて聖書の歴史形成にとって役割を担っている重要な一要素でありこの視点を正しく位置付けることが従来対立的に語られてきた方法論の課題を 再検討する上で不可欠であると考えるまずは問題の所在を明らかにするために従来指摘されてきた聖書学の方法論の課題再検討その問題点が 「解釈」 の視点とどのように関連しているのかそして 「受容」 の視点から見る時にその関係を新たな観点で捉え直すことができることを見てゆく。 


    1 - 1 聖書学における方法論にまつわる諸問題
     聖書学における方法論への問題提起新しい事柄ではない。既に半世紀近くに渡って指摘されてきおりここで改めて再述することは避けたいと思うが (34)、長く指摘されてきた問題であるにもかかわらずそれらを包括する視点は未だ十分には共有されていないように思われる 。従来の問題提起を振り返りつつBarton (35) の報告をもとに問題の所在を確認する

    1 - 1 - 1 Barton による聖書批評成立の経緯の再構築
     Barton はいわゆる 「歴史批評」 について提唱されてきた批判として 4 つの観点から の指摘を挙げる 。その内容を要約しつつ以下にまとめる (36)。

    「起源」 への問い
     歴史批評は、テキストがいつ誰によって書かれたのか ・それらが意図した読者・書物の成立までの諸段階等を問い、五書研究や共観福音書研究では専ら資料単位に還元する分析が行われ、それらを全体として統合する試みはなされなかった。

    オリジナルの意味の重視
     歴史批評は、テキストが最初の読者に意図した意味を確立することを目指すのであって、現代の読者への意味を問うことはしない。著者が最初の読者に意図しなかっ た意味を受け取ることは、テキストを誤解することであると主張し、オリジナルの意味こそが正しい意味であり、聖書学者の主要な任務はこの意味に帰ることであるとする。

    歴史的再構築
     歴史批評は、言葉や意味の歴史的文脈やテキストの歴史的発展のみでなく、過去に起こったこととしての 「歴史」 そのものにも関心を持つ。 19 世紀の W. M. L. de Wette や Julius We llhausen や D. F. Strauss のような聖書批評家は、ドイツ語圏で萌芽した歴史著述の教養の影響を受けており 、歴史家が一次資料に戻ることによって古代世界の正 しい批判的歴史を書こうとしたのと同様、聖書歴史家たちは聖書 (ヘブライ語聖書の歴史的文書、福音書、使徒言行録) を 実際に起こった歴史の吟味に従属させた。

    第三者的学問
     歴史批評は価値的中立、第三者的視点を目指し、テキストが 「わたし」 に意味することではなく、単にそれが意味することを目指した。「敬虔な」 読みに対抗し “事実” の発見を目指し、それはイエスや初代教会や古代イスラエルについて、聖書著者たちの記述とは著しく矛盾する報告をもたらした。
     これらの特徴を啓蒙主義の遺産の一部として見るのが現代では一般的である。そして歴史批評が陥った落とし穴を避けることを目指して、多くの代替的アプローチが提唱されてきている。特にポストモダニズムの立場は、真に第三者的である者は誰一人いないがゆえに、学問的中立性の仮面を破棄することを奨励する 。

     Barton は指摘されてきたこれらの事柄の重要性を認めつつも歴史批評へのこれらの批判をより大きな視点のもとで検証し直すことを 試みるBarton は上記のような 「歴史批評」 の定義がポストモダニズムの反応を誘うためになされたものである可能性がありその定義が実際の歴史批評に必ずしも対応していないことを指摘しつつ歴史批評の意義を修正的視点から改めて定義しようとしている
     Barton の指摘は我々が聖書学の目的を今一度確認する上で有益な視点を提供するものであるだろう以下に Barton によって再分析された歴史批評の誕生と進展の経緯の論点を まとめる (37)。

    文献分析としての歴史批評
     今日文芸批評と対照的に歴史批評は 「非文学的 ( unliterary ) 」 と特徴付けられるがこれはそもそも今日の文芸批評が 「共時性」 を 強く主張し著しく非歴史的であるがゆえのことであるしかし数世代前には多くの 「文学的 (文献学的 ; literary ) 」 批評はほとんどの聖書解釈者たちの仕事同様に通時的なものであった当時の聖書批評が通時的あるいは共時的立場の選択肢を持っていたわけではなく当時 「文学的 (文献学的) 」 研究に従事する誰もが従事したであろう精密な分析を聖書文書に適用したのである

    テキストを解き放つこと ‐ 聖書 批評誕生の背景と動機 ‐
     歴史批評啓蒙主義に由来その実践は 「近代性」 に属するというのが今日の通常の理解であるしかし歴史批評の起源を啓蒙主義にではなく宗教改革に跡付けるドイツの伝統がある
     批判的に聖書を読むという 「聖書批評」 の概念歴史への関心から出たのではなく教会の権威が主張する聖書の意味を実際に聖書が意味しているのかどうかを問う権利をキリスト教信者に与えた宗教改革と関連している
     聖書批評は教会の権威が主張するテキストの意味を自動的には受け入れず合理的な批評理念を適用する権利を残しておくのであるこれらの中の主要なものが提唱されている意味がテキストが書かれた時代において可能だったのかどうかを問う ことであるだろう このような歴史批評の前提にある動機はテキストに語らせるためにテキストを解き放つことである。

     以上のように Barton は歴史批評の起源と本来の動機とを再検討した上で「共時的」 アプローチと 「通時的」 アプローチの間に亀裂が生じなければならない理由はほとんどないように思われる、と言う (38)。Barton は聖書批評の決定的特徴は「歴史的 (通時的) 」 要素ではなく 「批判的」 性質であるとしそれはすなわち 「キリスト教あるいはユダヤ教の伝統の権威であろうとも、現在の教会的構造の権威であろうとも、あるいは学問的見解の権威であろうとも、申し立てられいる権威による拘束を受けていないテキストの意味について自由な問いを 問うことへの強調」 であると述べる (39)。そこには読者の問いを規定する権威もその問いに優劣をつける権威も存在しないこの自由の感覚は宗教改革と啓蒙主義の洞察を受け継いでいる事態の救済策はいずれかの方法論をイデオロギー的に純粋であるとして保護することではなく「批判の真の精神を回復すること」 であると述べられる (40)。



    (34) 筆者の修士学位論文 「創世記 22 章のテクスト・解釈・脱構築 ‐ ヒンネニーの意味を中心に ‐ 」 は、方法論への問題意識を研究の動機 として、通時的・共時的双方の視点をもってテキストを 「読む」 ことを試みたものである。

    (35) Barton, op.cit cit., pp.9 9-20.

    (36) ibid., pp.9 9-12.

    (37) ibid., pp.14 14-7.

    (38) ibid., p. 18 .

    (39) ibid., pp.1 18-9.

    (40) ibid., p.1 19.』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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