2021-03-09 (Tue)
ボートでスラブ人を燃やす異教の儀式
本日のキーワード : スラブ、スラブ人、汎スラブ主義
スラヴ人(スラヴじん)は、中欧・東欧に居住し、インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派に属する言語を話す諸民族集団である。ひとつの民族を指すのではなく、本来は言語学的な分類に過ぎない。東スラヴ人(ウクライナ人、ベラルーシ人、ロシア人)・西スラヴ人(スロバキア人、チェコ人、ポーランド人)・南スラヴ人(クロアチア人、セルビア人、ブルガリア人など)に分けられる。言語の共通性は見られ、特に西スラヴと東スラヴは時により北スラヴと分類されることがある。
『故郷のスラヴ人』 スラヴ叙事詩 アルフォンス・ミュシャ
“異民族の襲撃におびえるスラヴ人。後方には襲撃によって燃え盛る炎と、家畜そして人間を略奪する異民族が描かれる。前方右手にはキリスト教以前の司祭、前方左手には異民族から隠れるスラヴ人の男女が描かれ、スラヴ人の独立と平和への願いが描かれている。”
本日の書物 : 『あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」(復刻版)』 モルデカイ・モーゼ 沢口企画
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 この【ワイマール憲法】に対する闘争として起こったのが、他ならぬ【ナチズム】である。
本来なら、ドイツ国民は内部分裂によって、その突き上げでワイマール政府を倒すことになるはずである。しかるに、ドイツ国民の反応はそれとは正反対に、完全無比な国民的統合の精神によってその【ワイマール体制】を倒したのである。
何故こうなったのか。賢明なドイツ国民は、【真理に背くもの】を看破する能力をもっていたということである。【「自由」と「平等」は非両立性をもつ概念】である。その点をドイツ国民が見抜いた結果起こったのが、ナチズムなのである。
有斐閣発行の六法全書には日本国憲法の前頁にアメリカ独立宣言の一部が載せられており、これをフィルターにして日本国憲法を考えよといわぬばかりである。あるいは編者達も、感性的認識ながら日本国憲法のルーツを感づいているのかも知れない。しかし、漠然とした認識では本質を極めることは困難かと思われる。
十八世紀の【大西洋革命】(アメリカの独立とフランス革命を合わせたもの)の時代の【「自由」「平等」の相反するスローガン】が【基本概念として日本国憲法の真理に背く本質の根源】を見極める上で大いなる力となることはもちろんだが、直接的にはワイマール憲法にメスを入れることが不可欠と思われる。しかるに、このワイマール憲法に関する研究は日本では非常に少なく、また日本国憲法との比較研究が全くといっていいくらいお目にかかれないのは、一体どうしたことだろうか。
それにはやはり理由があるようである。』
ロシアでの革命の可能性を全否定していた者たち
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「陰謀論」と「陰謀」とを区別が出来ず(あるいは知っていて加担している?)、ある連中にとって、非常に都合が悪いことを“十把一絡げ”に「陰謀論」だとレッテルを貼ってしまう「似非保守とおパヨク」とは違って、今現在起こっている出来事を、どのように見ていけば良いのかという“新たな視点”を提供して下さる書物で、一方通行の偏狭な物事に対する見方から抜け出し、より全体を俯瞰する見方を獲得するヒントが得られるお薦めの良書となります。
それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。
(死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)
※( )内は前回の数値
☆Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE
アメリカ : 515,337(514,192)÷28,678,537(28,647,136)=0.0179・・・(0.0179) 「1.79%(1.79%)」
イタリア : 98,288(97,945)÷2,955,434(2,938,371)=0.0332・・・(0.0333) 「3.32%(3.33%)」
日本 : 8,005(7,940)÷433,659(432,771)=0.0184・・・(0.0183) 「1.84%(1.83%)」
☆【日本語訳】 U.S. DEPARTMENT of STATE / Fact Sheet : Activity at the Wuhan Institute of Virology (米国務省 / ファクトシート : 武漢ウイルス研究所での活動)
さて、これまでのところで、マルクスに至るまでの「ドイツ思想」に決定的な影響を与えた、「キリスト教神智学(Christian theosophy)」または「ベーメ神智学(Boehmian theosophy)」として知られる、ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)から始めて、その“悪”についてのベーメの思想の影響を受けたイマヌエル・カントとゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルについて確認して参りましたが、彼らが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。
ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである
イマヌエル・カント
たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる
そして、この流れを受け継ぐカール・マルクスが言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。
カール・マルクス
私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである。
そして、ここから、さらに一歩踏み込んで積極的な態度へと転換させたのがウラジミール・レーニンで、彼が言っていたことを簡単に表現すると、次のようになります。
1895年のレーニン
われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう
そこで現在は、次の論文を参考にさせて頂きながら、カール・マルクスからウラジミール・レーニンへと受け継がれた流れを確認しているところとなります。
☆『マルクス社会理論の形成とその問題性 : 社会主義崩壊とマルクスの責任をめぐって』 神田順司
それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。
『 ・・・この予感はしかし、バウアーだけのものではなかった。それまでロシア西欧派に属し、 2 月革命の経験を通してヨーロッパに失望したアレクサンダー・ゲルツェンもまたロシアに人類の未来を託したひとりであった。彼によれば、ローマ帝国がキリスト教にその基礎を内側から掘り崩され、外側からはゲルマンの侵攻を受けて滅亡したように、いまヨーロッパは、内からは民主主義と社会主義という癌に蝕まれ、外からはロシアという「新たな野蛮人」の脅威に曝されている。世界史の歩みはヨーロッパを捨て、いまロシアに新天地を拓こうとしているというのである。
アレクサンドル・イヴァーノヴィチ・ゲルツェン
この発言によってヨーロッパ革命の担い手としての自負心を大いに傷つけられたドイツの民主主義者や社会主義者たちはゲルツェンに対して総攻撃を加える。ドイツの先駆的社会主義者モーセス・ヘスはいう。ヨーロッパに絶望したゲルツェンはスラブ世界に新たな歴史の曙を見ようとしているが、彼は 「北極の永遠の夜を照らすオーロラを朝陽と勘違いしている」 のではないか。彼の夢想するロシアの共同体などスラブ世界の非歴史性の証左にすぎない。 「スラブの侵攻はヨーロッパ世界に反動的社会主義をもたらすだけ」 であって、革命は唯一ヨーロッパの地平でのみ可能なのだと。
モーゼス・ヘス
ヘーゲル左派の泰斗アルノルド・ルーゲもまたゲルツェンを非難する。ゲルツェンはかつてのゲルマン人が果たした役割を 「現代の蛮族」 スラブ人に期待しているが、彼らには 「ゲルマン人が持っていたような自由も誇りも、意識も力もない。 その代わりに彼らに与えられたものといえば、奴隷制や体罰制であり、服従や無意識である」。 これらに訴えて、スラブというこの 「反革命の軍隊」 がヨーロッパを打ち砕くことができるだろうか。 このことは、「民主主義実現の運動をみれば明らかではないか。 民主主義の本能をもち続け、その諸原理をはっきりと意識している者以外に、いったい誰がそれを実現できるというのだ」。 ヨーロッパが解放されてはじめてスラブ世界は解放されるのだとルーゲはいうのである。
アルノルド・ルーゲ
こうした不遜ともいえるヨーロッパ革命への確信をマルクスやエンゲルスも共有していた。 1850 年代の半ば、 『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』 にマルクスとともに執筆していたエンゲルスは、ゲルツェンの 「汎スラブ主義」 に批判を加える。エンゲルスによれば、ゲルツェンが現代ヨーロッパの終焉と類比するローマ帝国の滅亡は、たんにその 「生産の諸条件」 が消耗し枯渇したことが原因であるにすぎない。他方ヨーロッパ 「近代の生産の諸条件は、勝ち取るべき独自の発展を内に秘めている」。 むしろいま 「われわれが直面している [・・・] 大転換こそ、ヨーロッパの生命の強靭さと若さの証明である」。 だが、ロシアにあるのは 「死せる強靭性だけである。 それは自覚を欠いた勝ち目のない農民蜂起によって時折攪乱されることはあっても、つねに停滞し統合力を欠いている」。 これに対し 「ヨーロッパでは、すべてが共通の物質的基礎とそれにふさわしい共通の意識によって統合されている」。 だからヨーロッパこそが歴史的発展の先頭に立ち、そこでこそ社会主義革命は可能なのだとエンゲルスはいうのである。 彼のこうした見解は晩年に至るまで揺らぐことはなかった。・・・』
フリードリヒ・エンゲルス
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
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