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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  国際 >  自分が理性的であると錯覚し、すべての人に自分と同じ考え方を強要するのが、いわゆる左翼全体主義者です!

    自分が理性的であると錯覚し、すべての人に自分と同じ考え方を強要するのが、いわゆる左翼全体主義者です!

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    本日のキーワード : エリート、全体主義、カント、理性



    エリート(フランス語: élite)は、社会の中で優秀とされる人間や集団

    本日の書物 : 『米中ソに翻弄されたアジア史 カンボジアで考えた日本の対アジア戦略』 江崎 道朗、福島 香織、宮脇 淳子 扶桑社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 【近現代史において果たした日本の役割は大きい】

     正確にいえば、【近代日本の行動が世界史、特にアジアの近現代史を大きく変え、アジア諸国の命運を大きく変えてきた】

     ペリー来航に代表されるアメリカの動向を抜きにして日本の近現代史を語ることができないのと同じく、【アジア諸国は日本の動向を抜きにして自国の近現代史を語ることはできない】。にもかかわらず、アジアの近現代史において日本が果たした役割について、【今や日本人の大半は自覚がない】

     【自分たちがアジアの国々にどれほど絶大な影響を与えたのか、その歴史的な経緯を知らないため】であろうが、現在のアジア太平洋の動向についても驚くほど関心が薄いし、報道も少ない。

     【代わって近年、アジア太平洋に関心を向け、積極的に乗り出している国がある】【中国共産党政権】だ。一帯一路政策を掲げ、アジア太平洋諸国に進出し、アジア太平洋諸国を影響下に置こうとしている。

     インドネシア初代総理大臣モハメッド・ナシール(Mohammad Natsir)の側近であったイドリスノ・マジット(Idrisno Madjid)師から1990年代後半、こう言われたことがある。

    「 クルセーダーズ(十字軍)も、無神論の国嫌いだし御免蒙(こうむ)りたい。だが、【日本が来てくれなければ、我々は、どちらかに飲み込まれてしまう】

     十字軍とは、キリスト教国家で、イスラムを敵視するアメリカのこと、【無神論の国】とは、【共産主義を掲げてウイグルなどイスラム教徒を弾圧する中国共産党政権のこと】だ。マジット師は、イスラム教徒が大半を占めるインドネシアから日本に来て、日本とインドネシアの関係強化のために長年尽力されてこられた方だ。

     マジット師はこうも言う。

    「 【日本の不在】と、【米中の進出】が、【アジアに混乱をもたらしている】のだ」

     おそらく、こんな言葉を聞いても、ピンとくる人はほとんどいないだろう。

     現在の日本人の大半は、日本の命運と自分の人生が深く関係しているとは思っていない。況(いわん)や自分の人生と日本の動向がアジアの命運に関わっていると思っている人など、ほとんどいないだろう。だが、【日本の動向が、アジアの命運を左右してきた】のだ。』

    日の丸

    全体主義者のエリート層が考えている“自由”


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、いわゆる東南アジアの大陸側の近現代史に焦点をあてた書物で、特にカンボジアを中心に、その周辺地域を含めた「インドシナ」における歴史の大まかな流れを理解することができ、また、今回のアメリカ大統領選挙の混乱からも分かるようにソ連・コミンテルンとその下部組織である中国共産党(CCP)がこの地域において如何に水面下で暗躍していたのか理解できるお勧めの良書となります。

    読書 4-100

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 262,849(260,869)÷12,831,168(12,662,851)=0.0204・・・(0.0206) 「2.04%(2.06%)」
    qqudgshd1.jpg

    イタリア : 52,850(52,028)÷1,509,875(1,480,874)=0.0350・・・(0.0351) 「3.50%(3.51%)」
    qqudgshd2.jpg

    日本 : 1,996(1,983)÷140,225(137,708)=0.0142・・・(0.0144) 「1.42%(1.44%)」
    qqudgshd3.jpg





























    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、カール・マルクスユダヤ人に対する偏見・ヘイトから生じたイデオロギーである「マルクス主義」は、その後も表向きの形を変ながら現代においても“辛うじて”生き残っていますが、


    デヴィッド・ハーヴェイ
    デヴィッド・ハーヴェイ

    新自由主義―その歴史的展開と現在 

    例えば、デヴィッド・ハーヴェイマルクス主義の地理学者で、いわゆる「新自由主義」を誤った解釈に基づいて批判した人物で、

    官僚たちが、民間企業の活動をあれこれと指図する「規制」は、本当に必要ですか?



    以前にも書かせて頂きましたが(→「新自由主義」の本質が理解できない人々の主張 → 「弱肉強食」「大きな政府から小さな政府への展開」「ハイエクガー」)、「全体主義の脅威」を目前にした自由主義体制側の“自由主義再生の潮流”こそが「新自由主義」と呼ばれるもので、それは「国家の法的介入」に関心を寄せた自由主義体制側の変革になります。このデヴィッド・ハーヴェイ定義するところの「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」「マルクス主義」から生じているものであり(→日本の官僚たちの理想は、「行政国家」です! ~ 「官僚の、官僚による、官僚のための政治の実現」)、より正確に言うとレフ・トロツキーが批判していたものと同じであり(→“自由全体主義” ~ 新自由主義(ネオリベラリズム)のはじまり )、トロツキー以後の西欧の「トロツキー主義左翼(反スターリン主義的マルクス主義者)」がほぼ共有する考え方になります(→現代の“ハルマゲドン” ~ 「おパヨク」 V.S. 「自由」)。

    女性 ポイント ひとつ

    で、「デヴィッド・ハーヴェイの新自由主義」ではない本来の「新自由主義」について、次の論文を読み進めることで確認して参りたいと思います。

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    『マネタリズムと新自由主義』山田久

    それでは早速、昨日の続きを見て参りましょう。

    『 デューク大学とマネタリスト的見解

     デューク大学転校して、ブロンフェンブレンナー先生の指導の下で博士論文完成させました。邦題にすると「戦間期日本経済の貨幣的分析」となります。副題には「マネタリスト的批判」とついています。シカゴ大学とデューク大学で学ぶうちに、筆者は本格的なマネタリストになったと思っています。以下で、博士論文を要約して、マネタリストとして戦間期日本経済の解説を試みてみます。

     大川一司・篠原三代平両教授の編集による Patterns of Japanese Economic Development: A Quantitative Appraisal (Yale University Press、1979)が、1979 年に出版されました。これは一橋大学経済研究所の不滅の研究である『長期経済統計』(東洋経済新報社)の英語版の要約です。ここに初めて、英語圏諸国においても、広範囲にわたる数量的な日本の長期経済発展の研究が可能になりました。また中村隆英教授は Economic Growth in Prewar Japan (New Haven: Yale University Press、1983)を発表し、1868 年から 1941 年の太平洋戦争勃発までの日本経済の展開を、総合的にかつ精緻に論じています。第一次世界大戦と第二次世界大戦の 2 つの大戦にはさまれた、戦間期の日本経済についての研究が、ようやく日本でも、また、国際的にも注目を集めるようになってきています。

     しかしながら、今までのところ、戦間期日本経済の貨幣的側面や貨幣的分析に重点を置いた研究はほとんど存在しません。大川・篠原両教授の前掲書は、貨幣統計すら掲載していません。朝倉孝吉・西山千明共編『日本経済の貨幣的分析 1868-1970』(創文社、1974 年)は、唯一主要な長期日本経済の貨幣的分析であり、かつ 1868 年以降 100 年間にわたる貨幣ストック時系列データを掲載しています。外国人としては、H・パトリック(H. Patrick)が貨幣政策と財政政策の両方を強調して、1920 年代の日本経済を分析しています。これらの貨幣的側面を重視している研究は、非常に例外的です。』


    資本主義・社会主義11

    それでは本日の最後になりますが、昨日に続きまして、アイザイア・バーリンが提唱した「消極的自由」(~からの自由)「積極的自由」(~への自由)について語った、1958年10月31日にオックスフォード大学での就任講演の内容を御紹介させて頂きたいと思います。

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    アイザイア・バーリン
    アイザイア・バーリン

    自由論【新装版】 

    これ 女性

    『 二つの自由概念

    サラストロの神殿

    ・・・たしかにカントはルソーにならって理性による自己支配の能力がすべてのひとにあると主張し、道徳は(功利主義者や啓蒙期の哲学者[フィロゾーフ]たちのいったように)専門的知識の問題ではなく普遍的な人間の能力の正しい使用の問題であるのだから道徳の問題には専門家はありえぬと主張した。したがって、人間を自由ならしめるものは、それをするよう強制されるある自己改造的な仕方で行為することではなく、なぜ自分がそうしなければならないかまたなんぴとも他のひとにかわってあるいは他のひとのためになしえないことはなんであるかを知ることだとカントは言ったのである。ところがこのカントでさえ政治の問題を扱う段になると法律はもしそれが理性的存在としてみずからに問うてわたくしが承認せねばならぬようなものである限り、おそらくわたくしの理性的自由をいささかたりとも奪いとることはありえないであろうということを容認したこれによって専門家の支配への門戸は大きく開かれたのである。





    わたくしはあらゆる法令について、いつもいつもあらゆるひとに相談をするというわけにはゆかない。統治は絶え間ない一般投票にはよりえない。その上に、ある者は他の人ほどに自分の理性の声に調子を合わせていず、格別耳をかそうとしていないかに見える。もしわたくしが立法者ないしは統治者であるとすればわたくしは自分の課する法律が理性的であれば(わたくしは自分の理性にしかはかることができない)、それが自動的にこの社会の成員全部によって ―― かれらが理性的存在である限り ―― 承認されるであろう、と想定せざるをえない。もしも彼らが承認しないとすればそれだけかれらは理性的ではないことになるからだもしそうならかれらは理性によって抑制される必要があるだろう。それがかれら自身の理性であるか、わたくしの理性であるかは、問題にはならない。なぜなら、理性の宣告は万人において同一のものでなければならないはずだから。わたくしが命令を発し、もしあなたが抵抗するならわたくしはあなたのなかの理性に反対する非理性的な要素をあえて抑制することになる。もしもあなたが自分でそれを抑圧してくれれば、わたくしの務めは容易になるであろう。わたくしはあなたがそうするように教育することを試みる。けれども、わたくしは公共の福祉というものに対する責任をもっているすべてのひとが完全に理性的になるまで待っているわけにはゆかない。主体的自由の本質は、そのひと ―― のみ ―― が自分に服従すべき命令を与えることにある、といってカントは抗議するかもしれない。しかしながら、わたくしがかわってやらなければならないそうしたからといってあなたは自由の欠如を歎(なげ)くにはあたらない。なぜなら、カントのいう理性という審判者があなたを牢獄に送ったという事実はあなたが自分の内なる理性に耳を傾けなかったことの証拠でありあなたが子供や野蛮人や白痴のように自己支配しうるまでに成熟していないかあるいは永久にその能力がないかの証拠であるからである。』

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。













    続きは次回に♥




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