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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  世界史 >  「いつも陰謀を仕掛けられている」と思い込むのが、共産主義者の特徴です(笑)

    「いつも陰謀を仕掛けられている」と思い込むのが、共産主義者の特徴です(笑)

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    本日のキーワード : 猜疑心、陰謀論、共産主義者



    猜疑(さいぎ) : 人の言動をすなおに受け取らないで何かたくらんでいるのではないかと疑うこと

    本日の書物 : 『ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史』 山内智恵子 ワニブックス



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 さて、ミトロヒンが諜報員として働き始めてから最初の数年間は【スターリンの最晩年】で、【悪名高い偏執性と猜疑(さいぎ)心がピークに達していた時期】です。

    ワシリー・ミトロヒン
    ワシリー・ミトロヒン

    スターリンは1953年3月5日に亡くなりますが、その直前の二カ月間KGBは、【「医師団陰謀事件」】の摘発に駆り出されました

    ヨシフ・スターリン(1915年)
    ヨシフ・スターリン(1915年)

    有田ヨシフ

    有田 芳生 1

    有田 芳生 3

    有田 芳生 4

    有田何しに?3



     【医師団陰謀事件】というのは、【国際的ユダヤ人組織とアメリカの情報機関がユダヤ人医師のテロリスト集団を使ってソ連政府の要人を暗殺しようとしている】という【事実無根の冤罪事件】で、要人御用達のクレムリン病院に勤務する、高名なユダヤ人医師たちが何人も逮捕されました。

    女性 ポイント ひとつ




    みんな大好き陰謀論 

    内藤 陽介  みんな大好き陰謀論

     【スターリン】はユダヤ人を弾圧するために陰謀をでっちあげていたわけではなく、【ユダヤの国際組織が自分たちを滅ぼそうとしている】と【本気で恐れて怯えていた】のです。「ロシア革命を成功させたのはユダヤの国際金融資本」で、「コミンテルンもユダヤの手先だ」という人もいますが、本当に色々なものの見方や考え方があるものだなあと思います。

    女性 どうしよう

     スターリンが亡くなると、【KGB議長ラヴレンチ・ベリヤ】は、一転して【陰謀は存在しなかったと発表】します。しかし【そのベリヤも6月に逮捕】され、【「イギリスおよび西側諸国と手を組んで資本主義の復活とブルジョワジー支配の回復を企んだ」という罪で、12月に処刑されます】

    ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤ
    ラヴレンチー・パーヴロヴィチ・ベリヤ

     当時、【ソ連の指導者たち】がベリヤの陰謀を本気で信じていたのかどうかはかなり怪しいですが、【普段から陰謀論に陥りがちな人たちであったことは事実】です。【反革命の陰謀に対するソ連の警戒心】は、【スターリンの病的な猜疑心だけが原因ではなく】【共産主義に組み込まれているもの】だとアンドルーは言っています。【「自分たちはいつも西側から陰謀を仕掛けられている」という確信】何も【スターリンに始まったわけではありません】【レーニンの時代からずっとそう】なのです。




     【だからこそソ連という国】は【自国への国際的な陰謀が存在することを前提】にして【対外工作で常に謀略を仕掛けてきました】

     【自分の側が謀略をすればするほど、相手も自分にやっているに違いないと、さらに確信が強まっていく構図】です。それが結果的に、このあとの章で書いていくように、【自滅と大量粛清につながっていく】ことになります。』

    日の丸

    中国共産党による弾圧に、左翼リベラルが無関心な本当の理由


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、現在進められている現代史の見直しのうえで欠かせない全体主義国家の旧ソ連の対外工作を解明する、重要な史料のひとつである「ミトロヒン文書」について、その内容を分かりやすく平易な文体で紹介して下さる良書であるとともに、ソ連と同様現代の全体主義国家の中華人民共和国を支配する中国共産党の対外工作をイメージすることができる御薦めの書物となります。

    読書 10-111

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 215,549(214,925)÷7,836,680(7,781,980)=0.0275・・・(0.0276) 「2.75%(2.76%)」
    rygalcbbv1.jpg

    イタリア : 36,246(36,205)÷365,467(359,569)=0.0991・・・(0.1006) 「9.91%(10.06%)」
    rygalcbbv2.jpg

    日本 : 1,635(1,631)÷90,153(89,652)=0.0181・・・(0.0181) 「1.81%(1.81%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、昨日の続きになりますが、これまでのところで(→社会の平和度を高めるために必要なものは?)、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動をきっかけとして、根拠の無い妄想を繰り広げる「おパヨク」を例に挙げながら、他方で、キリスト教世界である西洋社会の根底にある、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統を受け継いだ2人の正真正銘の「反ユダヤ主義者」「社会主義者」でもあった、ヒトラーマルクスについて触れさせて頂いたうえで、

    ヒトラーとマルクス

    ヘーゲルを誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形「マルクス主義」を生み出し、やがて生じる「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えた重罪人であるカール・マルクスに、その後も連綿と連なり現代に至る大まかな流れについて、論文のご紹介を交えながら書かせて頂きました



    で、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席居ちゃったりする有様なので、



    マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者ナチス党員でもあったマルティン・ハイデッガーその弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」、すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想についても確認してきました。

    ハイデガーとナチズム 

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    そして、以上のことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    マルクス主義と希少性
    『マルクス主義と稀少性』堀川哲



    それでは、昨日の続きを見て参りましょう。

    社会の平和度

    社会の平和度2

    1875年のマルクス
    1875年のマルクス

    『 共同(体)幻想

     1968年夏、民主化運動に燃えるプラハのカレル大学で、そこで西欧の新左翼東欧の改革派との討論集会が開催された


    ルディ・ドゥチュケ
    ルディ・ドゥチュケ

    西ドイツからは学生叛乱のカリスマ的リーダードゥチケがきた。彼は民主化運動の要求を「それはブルジョア・デモクラシーにすぎない」と攻撃し、東欧の改革派は「君は悔い改めざるスターリン主義者だ」と応戦したのであった。フェヘールたちはそう伝えている(F・フェヘール他 『欲求に対する独裁』 前掲書、6-7ページ)。

    欲求に対する独裁―「現存社会主義」の原理的批判 

     ドゥチケはここでは西欧新左翼の心情 ―― ブルジョア・デモクラシーへの嫌悪感 ―― を素直に表現したのである。このあとまもなくプラハにソ連の戦車隊が突入したときも、スターリン主義者だけではなく西欧と日本の新左翼もまた複雑な感情ソ連軍によるチェコ占領にたいして肯定でもないし否定でもない感情をもったのである。



    【動画】1968年 『プラハの春』 チェコスロバキアへのソビエト侵攻のニュース映像


     マルクス主義者西欧の標準的なリベラル・デモクラシーには満足しない代議制民主主義複数政党制自由選挙言論・出版・結社の自由法の支配法の下での平等権力分立・抑制といった概念マルクス主義者は ―― 悪いものではないにしろ ―― 決定的な重要性をもつものとはみないだから中国共産党による民主化運動への弾圧についても欧米の自由主義者にくらべると関心がうすいのであるむしろ見なかったことにしたいという心理が強く働いている。』







    と、御覧のように中身はマルクス主義者であるいわゆる「左翼リベラル(=おパヨク)」は、以前にも書かせて頂いたように(→日本人が知らないアメリカの保守派の政治哲学 ~ 今から90年ほど前に、日本とアメリカが同時期に戦っていた“共通の敵”とは?)、「都合の悪いことは無かったことにする」というマルクーゼの理論を実践していて、自分自身が「全体主義者」であるが故に他の「全体主義者・全体主義国家」を批判できない・批判したくないんです。

    この点がクリアになっていれば朝日新聞などのメディアが、なぜ中国共産党の残虐な行為を非難しないのかという簡単な問題の答え自ずと解るようにようになります💗

    ポイント 000

    資本主義・社会主義11

    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。











    続きは次回に♥




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