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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  国際 >  富の増加を実現する「天皇陛下の民(民間)」、単なる“穀潰し”でしかない「天皇陛下の臣(政官)」

    富の増加を実現する「天皇陛下の民(民間)」、単なる“穀潰し”でしかない「天皇陛下の臣(政官)」

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    本日のキーワード : 穀潰し、資本主義



    穀潰し(ごくつぶし) : ろくに働きもせずに放蕩しながら飯だけは一丁前に食っていたずらに食い潰すような者を罵っていう語。

    本日の書物 : 『インテリジェンスと保守自由主義 新型コロナに見る日本の動向』 江崎道朗 青林堂



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 では、【ソ連・コミンテルン】どうやって【「内乱」や「革命」を起こそうとした】のでしょうか

    悩む女の子2


     第二次世界大戦後、ソ連によるシベリア抑留を経験された高千穂商科大学の名越二荒之助(なごしふたらのすけ)先生(故人)は『内乱はこうして起る』(原書房、1969年)の中で、戦前のフランスを例に【「内乱から亡国へ」の経緯】を解説しています。

     この解説を現代に合わせて紹介しましょう。

    ① 【軍事を忌避するマスコミ】 ―― 戦前のフランスのマスコミは娯楽ばかりを扱い、政治や軍事についてはほとんど報道しませんでした。





    ② 【楽観主義、間違った平和主義の横行】 ―― 「自国の平和が脅かされようが、外国の侵略を受けようが、とにかく平和が大切だ」という無条件屈服論が横行しました。




    ③ 【外国の宣伝に踊らされる】 ―― ドイツのスパイ組織が「ドイツの圧倒的な軍事力に対し軍事で対抗するのは無駄だ」という宣伝を繰り広げ、フランスの世論を「軍拡をしても無駄だ」という敗北主義へと誘導しました。




    ④ 【国内の対立の激化】 ―― フランスの政治家たちは、お互いを激しくののしり、感情的な対立が激化し、対外政策も混乱していました。



    ⑤ 【政治家の世論への迎合】 ―― 政治家たちが世論を指導するというよりも、世論に迎合する傾向が強かったのです。危機を危機として真剣に国民に訴える勇気を持つ政治家が少なかったのです。しかも軍首脳部も、政治家に隷属し、防衛費の増加の必要性など国防にとって重要な見解を主張しようとしませんでした。




    ⑥ 【議会の機能喪失】 ―― 議会制民主主義が成立するためには「少数政党は多数政党の決定を尊重する。多数政党は、反対党から信頼されるよう公平に行動する」の二点が必要です。しかしフランスでは、【最大与党の社会党が、ソ連の支持を受けていたフランス共産党と組み、保守系政党の意見を認めようとしなかった】ので、議会機能は麻痺していました(【日本のサヨク・リベラル政党】も【すぐに審議拒否】をして【議会機能を麻痺させようとしています】)。因みに共産主義者は共産党による一党独裁を主張し、議会制民主主義を認めていません。





    ⑦ 【政府の混乱と防衛体制の不備】 ―― 1939年9月3日、ナチス・ドイツとフランスが戦争状態に入っても、フランス政府首脳は右往左往するばかりで、防衛体制の強化を放置し、一気にドイツに攻めこまれ、占領されました。(【東日本大震災のときの、民主党政権の右往左往ぶりを思い出してほしい】と思います)』

    日の丸

    マルクス、エンゲルスらの称賛対象である「資本主義」


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、現代国際社会において顕著に見られる、「自由民主主義」「国家社会主義(共産主義・社会主義)」との対立の構図どのように考えていけば良いのか、また、私たちの日本はどちら側に立つべきか、さらに、そのためには何をする必要があるのか、といった問題について整理できる書物で、勘違いされがちな「インテリジェンス」についての分かりやすい解説もありその重要性についてより一層理解が深まるお薦めの良書になります。

    読書 10-066

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 197,244(196,436)÷6,650,570(6,616,458)=0.0296・・・(0.0296) 「2.96%(2.96%)」
    redmclk1.jpg

    イタリア : 35,658(35,645)÷293,025(291,442)=0.1216・・・(0.1223) 「12.16%(12.23%)」
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    日本 : 1,490(1,481)÷77,488(76,997)=0.0192・・・(0.0192) 「1.92%(1.92%)」
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    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、昨日までのところで、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動をきっかけとして、根拠の無い妄想を繰り広げる「おパヨク」を例に挙げながら、他方で、キリスト教世界である西洋社会の根底にある、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統を受け継いだ2人の正真正銘の「反ユダヤ主義者」「社会主義者」でもあった、ヒトラーマルクスについて触れさせて頂いたうえで、

    ヒトラーとマルクス

    ヘーゲルを誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形「マルクス主義」を生み出し、やがて生じる「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えた重罪人であるカール・マルクスに、その後も連綿と連なり現代に至る大まかな流れについて、論文のご紹介を交えながら書かせて頂きました



    で、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席居ちゃったりする有様なので、



    マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者ナチス党員でもあったマルティン・ハイデッガーその弟子たち(“ポリコレの父”であるフランクフルト学派のマルクーゼを含む)の「危険な哲学」、すなわち左翼リベラル(自称リベラルで中身はコミュニタリアン)が大好きな「共同体主義(コミュニタリアリズム)」という幻想についても確認してきました。

    ハイデガーとナチズム 

    ハイデガーの子どもたち―アーレント/レーヴィット/ヨーナス/マルクーゼ 

    そして、以上のことを踏まえた上で、マルクス主義の“致命的な間違い・勘違い”がどこにあったのか(すでに過去の遺物でしかないために過去形で表現させて頂いておりますw)を御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    マルクス主義と希少性
    『マルクス主義と稀少性』堀川哲



    それでは、昨日の続きを見て参りましょう。

    社会の平和度

    社会の平和度2

    1875年のマルクス
    1875年のマルクス

    『 マルクスと稀少性

     マルクスにおいても問題の核心は労働生産性の向上による財( F )の増加である。

     マルクス財の不平等な分配は正義に反するといった言い方はしない富の平等が正義であるとも言わない自己労働の産物は生産者のものになるべきであるとも考えないここがほかの道徳的な社会主義者との決定的な違いである。

    ドイツ・イデオロギー 新編輯版 (岩波文庫) 

     『ドイツ・イデオロギー』にはこう書かれている。

    「 たとえば、生産力がまだ競争を余計なものとするほどに発展しておらず、それゆえにいつもいつもくりかえし競争をよびおこすであろうかぎり、もし支配されている諸階級が競争およびこれとともに国家と法律を廃止しようとする<意志>を持つとしたら、それは不可能事を欲することとなろう」。

     先にも書いたが、人々が争うのはおなじものを欲しかつそのものが稀少であるとき、である。財の稀少度は「財の存在量/欲求の量」という関係できまる。財の総量( F )と人口・欲求度( N )の関係において、F が稀少であるばあい、人々は財をめぐって闘争に入り、勝者の階級と敗者の階級に人間集団は分裂し抗争する。F が欲求に対して無制限的に豊富であれば、全員の欲求がもれなく充足されうるから人々は争う(経済的)理由をもたない。文化・人種・宗教にもとづいた争いはありうるが、もし争いの経済的理由が消滅していれば、これらを理由とする争いも収束する。ゆえに、階級なき社会主義社会の建設のカギは財 F の増加でありパイの拡大である。『ドイツ・イデオロギー』はそう考えているようだ。

     こうして人間社会の根本問題は労働生産性の増加による F の増加である。マルクスの言葉では「時間の節約(Okeonomie der Zeit)、すべての経済は結局そこに帰着する」

     繰り返すが、資本主義所得分配の不公平ゆえに非難されるのではない。資本主義は「正義にもとる」から批判されるのではないマルクスにおいて資本主義の経済システムは(生産力の上昇による)財( F )の増加の障害となるが故に ―― その場合にかぎり ―― 否定されるのである資本主義が生産性を向上させ富の増加を達成しているかぎりでは、資本主義はマルクスとエンゲルスによって称賛の対象となってきた。実際、『共産党宣言』は、シュンペーターを驚かせたように、資本主義文明の絶賛から始まっている。富の増加を実現しているかぎりその社会は存在理由をもつというのがマルクスの基本的な見方であった。その社会は人間の最終的な解放のための条件を生産しているからである。』




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    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。












    続きは次回に♥




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