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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  科学・数学 >  その価値判断は個人がすべき? 社会がすべき?

    その価値判断は個人がすべき? 社会がすべき?

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    本日のキーワード : 価値観、リベラリスト、コミュニタリアン



    価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方ものごとを評価・判断するときに基準とする何にどういう価値がある(何には価値がない)という判断

    人々の抱いている価値観は多様であるただし、多様ではあっても、統計的にまったくランダムに分布しているというわけではなくて国や地域や文化圏ごとに何らかの傾向がある

    本日の書物 : 『賢い人ほど騙される 心と脳に仕掛けられた「落とし穴」のすべて』 ロブ・ブラザートン  ダイヤモンド社



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 【カルト的環境】では、私たちは【自分たちの自主性を維持できる】。そこでは、【自分たちも専門家になれる】【言われたことに従う必要はない】。あちこちに行かなくても先に進むだけで【自分たちが捜している答えを見つけられる】、と言ってくれる。目を覚ませ! 真実はそこにある! 知る勇気を持て!

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    コリン・キャンベル
    コリン・キャンベル

     キャンベルは、【カルト的環境】【「社会の地下」】と呼んだが、陰謀論やほかの型破りな考えを薄汚い知的な死者の世界だとはっきりと限定していない。カルトに加わると思われるほど、【カルト的環境に熱心な人はわずかしかいないが、ほぼすべての人が片足を突っ込んでいる】。『ザ・シークレット』〔ロンダ・バーン著の自己啓発書〕、ドクター・オズ〔アメリカなどで放映されている健康情報番組の司会の医師〕、ディーパック・チョップラ〔心と体の医学およびウェルビーイング分野における世界的な第一人者で、医学博士〕、『古代の宇宙人(Ancient Aliens)』のようなドラマが人気だということは、【膨大な数の人が、神秘的で型破りなことに、うわべだけの関心を持っている】という事実の証拠となる。

     そして、私たちはほとんど【非難されない】【不可解な知識を持つこと】には、【深い心理学的魅力】がある。暗号を解読し、証拠を厳密に調べ、失われた知識と秘密の陰謀を明らかにするのは面白い、とスーザン・ハーディングとキャスリーン・スチュワートは指摘している。【リチャード・ホーフスタッター】が書いたように【陰謀論者】【「まだ目覚めていない大衆に陰謀のすべてが明らかになる前に、陰謀に気づくことができる前衛部隊のメンバー」】になる。…

    リチャード・ホフスタッター
    リチャード・ホフスタッター

    アメリカの反知性主義 

     だが、概して、私たちは【面白がるために物事を信じるのではない】。私たちが【本当に何かを「信じる」のは、それが妥当だと思われるから】だ。【カルト的信念の支持者】は、科学的主流は騙されたり騙したりしているのに【自分たちは奇抜な知性の旅によって真実に導かれたのだと、どうしてそれほど確信できるのだろうか】? カルト的環境へ私たちを誘いこむのに、カリスマ性のあるカルトのリーダーはいらない。ときに【必要なのは、「私たちは実際よりもずっと深く世界を理解している」と告げる過剰に楽観的な自分の脳だけ】だ。』

    日の丸

    結婚するのは何のため?


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、「この世界は噓八百」「世界は嘘塗(まみ)れ」「真実(過去・現在・未来)を追求する」などと言って、「おバカ」丸出しの妄想SNS上で繰り広げるような陰謀論者らについて、そんな陰謀論にハマってしまう仕組みとその手口を、最新の科学的知見に基づいて明らかにしている書物で、

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    過去が分かれば自動的に現在が分かりさらには未来まで分かるなどという短絡的な思考(縄文時代が分かれば昭和や令和の時代が分かるし、さらに数千年後の未来も分かるのだそうでw)しか持ちえない「おバカ」な陰謀論者らが、必死になって主にネットでかき集めた情報(?)に基づき無い知恵を絞りに絞って考え出した“陰謀の真相”とやらが、実は本人の意識とは無関係にその脳ミソが勝手に作用することで生み出される“幻想”に過ぎないものであるということが理解できる良書になります。

    読書 10-056

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 193,463(192,616)÷6,470,394(6,430,860)=0.0298・・・(0.0299) 「2.98%(2.99%)」
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    イタリア : 35,603(35,597)÷286,297(284,796)=0.1243・・・(0.1249) 「12.43%(12.49%)」
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    日本 : 1,441(1,428)÷75,206(74,558)=0.0191・・・(0.0191) 「1.91%(1.91%)」
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    朝日新聞 1203









    目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画 

    さて、ここからは昨日の続きになりますが、今回の「武漢肺炎(COVID-19)禍」の騒動の最中に、“ワクチン陰謀論”“ワクチン有害説”などの類の「疑似科学(pseudoscience)」

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    あるいは、「マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人」などという珍説を、恥ずかしげもなく主張あるいは妄信する「おバカ(=“デュープス(Dupes)”)」について書かせて頂いているところになります。

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    「無知なるマルキストのewkefc」
    「おバカ」な「おパヨク」という“塵芥”と、ヒトラーの「青写真」

    ポイント

    キリスト教世界である西洋社会の根底には、1000年以上の歴史を誇る「反ユダヤ主義」の伝統があるわけですが、あのマルクス正真正銘の「反ユダヤ主義者」で、その意味で、ヒトラーと同類でした。

    ヒトラーとマルクス

    そんなマルクスは、ヘーゲルの目指していたものを全く理解できず誤解・曲解した挙句それまでに培われてきた西欧民主主義を否定・断絶する形で、

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    「プロレタリアート」なる架空の階層による「暴力的革命」正当化する理論的根拠(←もちろん、デタラメな理論でしかないのですがw)を与えることになるわけですが、それにも関わらず

    これ 女性

    『 マルクス主義の背後にいるのはユダヤ人 』  by ewkefc

    などと戯(たわ)けた珍説を唱える「おバカ」が実在していたり、今どきマルクス主義を強調するような「おバカ」な国家主席が居ちゃったりします(笑)



    で、マルクスと同じく「反ユダヤ主義」著名ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーは、ナチスとの関わりが深かった(ハイデッガー自身がナチス党員でしたw)ことで知られますが、

    マルティン・ハイデッガー
    マルティン・ハイデッガー

    ハイデガーとナチズム 

    そのハイデッガーとその弟子たちの「危険な哲学」について、それが現代にまで脈々と受け継がれているある種の病気(伝染病みたいなモノ)である、ということを御理解頂くために、次の論文をご紹介させて頂いているところになります。

    これ 女性

    『 共同は善である、分離は悪である、と考えるこれ多くの哲学者がかかる病気の徴候である。とりわけ左派系の哲学者はこういう病気にかかりやすい。マルクス主義者とはいえないアーレントやハーパーマスにしてもそうした傾向と無縁ではない。そのあたりの心理の一端をのぞいてみよう。』

    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュタリアンへ』 堀川 哲
    『連帯の甘き幻想 ~ マルクーゼからコミュニタリアンへ』 堀川 哲

    それでは昨日の続きを見て参りましょう。

    『 同性婚の問題を事例にしようリベラリストによれば同性婚個人の選択の問題である。



    リベラリストのいう「寛容」「無関心」に等しい。寛容の精神によって、他者の同性婚を受け入れても、それはしかし他者を尊重することにはならない同性婚者を軽蔑しているがしかし寛容であるというだけである。これでは両者のあいだに相互理解はないサンデルが推奨するのは、話し合いである。


    マイケル・サンデル
    マイケル・サンデル

    社会同性婚「善」であるか否か討論する。そうすれば相互理解に到達し友愛の社会が生まれる

    鳩山 友愛革命

    ここでのポイントは、サンデルによれば「結婚の意味」である。ひとはなんのために結婚するのか? あるひとによれば「生殖」のためである同性婚はこの条件を充足しないから、間違いである。しかしサンデルによれば結婚の目的2人の人間の間の愛情を永続化することである。これが目的であるとすれば、同性婚も、異性婚とおなじように、この条件を充足しうる。このことが分かれば人々は同性婚を受け入れるであろうとサンデルはみている。今回の場合は無関心という名の寛容ではなく、こころのそこからの理解である。(しかし、ある人々の結婚がお金目当てではなく愛情であるということをサンデルはいかにして判定するのであろうか? 当然愛情以外の動機による結婚コミュニタリアンの社会では認めないのであろう)


    これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

     同性婚についてのサンデルの意見はともかく、このようにコミュニタリアンは人生の多くの問題についての価値判断を社会に求めることになるここにあるのは共同は善である、というヘーゲル主義的な感覚である(コミュニタリアンが好むのはアリストテレスであり、カントではなくヘーゲルなのである)。



    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。








    続きは次回に♥




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