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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  国史 >  人類の祖先が「理想」を求めて向かった場所は?

    人類の祖先が「理想」を求めて向かった場所は?

    太陽 女性

    東(ひがし)は、四方位の一つで、極地以外でおおよそ太陽が昇る方位であり、地球の自転する方位である。反対の方位は西。

    南北絶対的な位置関係にあるのに対して東西相対的な位置関係にある。

    語源太陽が登る方角という意味の「日向かし」(ヒムカシ、日向か風[ヒムカシ]説もあり)。

    「東」(east) という語は、特定地域内で東寄りの地域を指す東洋特に中近東はオリエント(Orient)と呼ばれたが元来は「日が昇る地」を意味する









    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 【アフリカ】は、【人類発祥の地】だったわけですから、現在のように砂漠化もそれほど広がってはおらず乾燥もしていなかったはずです。気温は高く、衣食住も満たされる環境にあったはずで、【その場に長くとどまることも充分に可能】でした。


     【唯物論的に考える】なら、単に豊な土地、つまり食糧に困らない土地という条件を第一におき、【人間はみなアフリカにとどまっていたはず】です。【しかし、人間はアフリカを離れました】

     即物的に豊かで安定した土地へ向かうというよりも、人間はより良い土地、つまり、パラダイスと言ってもいいかもしれませんが、【精神的なものまで含んだ理想の土地へ向かった】のです。長く、地球は球形ではなく平らだと考えられていました。大地を【太陽が昇る方向へ向かう】ことが、すなわち、【理想に向かう】ことを意味しました。


     【「太陽」】というひつとの基準が、憧れの土地、希望の土地へ向かう指標となりました。…

    ポイント 000

     そして、【キリスト教】でさえもが【聖書に記している「パラダイスは東にある」という観念】【いちばん極東に位置】しているのが、【私達の日本列島】だったと思われます。


     【世界が考えるパラダイス】【極東にして到達点】【日本列島】だったはずです。これは、つくりごとでも、日本びいきの願望でも何でもなく、【日本列島の物理的な位置関係から推論できる】ことです。


     おそらく、【日本列島にたどりついて住み着いた人々】の方が、移動の途中で【アジア各地にとどまった人々】よりも【多かった】のではないかと推測できます。その時代時代の【人口】【遺跡の数から推定できる】わけですが、【日本列島】【旧石器時代の遺跡】(主に3万~1万年前の後期旧石器時代の遺跡)は、日本旧石器学界による2010年の集計で【1万150遺跡】を数えます。一方【朝鮮半島】では、旧石器時代の遺跡発掘は【50遺跡程度】にとどまるというのです。いかに当時、【日本列島に人口が集中していた】かということがわかるのです。

    ポイント 32

     これはかつての、すべては【大陸から朝鮮半島を経由して日本列島にやってきた】という文明史観からすると【まことに不思議な現象】です。

    ポイント 女性 重要 5

    結論から言えば、【この文明史観は間違っている】わけですが、

    ポイント 31

    たとえばそれは、1990年以降の【DNA研究】の技術開発によって明らかにされた【稲の伝播経緯からも明らか】です。

    ポイント 女性

     【日本の稲の品種】【温帯ジャポニカ】と呼ばれます。農学者で現在総合地球環境学研究所名誉教授佐藤洋一郎氏は、【日本、朝鮮、中国のイネのDNAを解析】して【中国と朝鮮半島はだいたい同じ種類】で、【日本の稲はそれとは異なる遺伝の構造を持っている】ことを指摘しました。

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     つまり【稲は朝鮮半島を経由することなく】、別のところから【直接日本に伝来した】ということです。

    女性 ポイント ひとつ

    DNA構造の類似から、水田稲作の【温帯ジャポニカの稲は、東南アジアから日本に伝播した】ことが推定されています(佐藤洋一郎『稲の日本史』角川書店 2002年)。

    稲の日本史 

     が東南アジアから直接伝播したということは、【海を経由】してやってきた【船】を使ってやってきた、ということに他なりません。…

    ポイント 21

     【現代人は、太古の人々が陸地を歩くしかないと根拠なく思い込んでいる】傾向がありますが、

    女性 ポイント これ

    おそらくは、陸伝いの航法で、小さな船に乗って海上を移動したはずです。船はいちばん安全で、歩くよりもはるかに早い。はるかに、日本列島に早くつきます。…

     私達は【海路の重要性にもっと注目する必要】があります。…

    女性 ポイント 10

     日本列島旧石器時代遺跡の豊富さ、つまり人口の集中の理由は、ここにも明らかです。【かつての通説とは180度異なり】日本列島にたどりついた人々が、【まず日本列島で活動して成果をあげ、その成果を財産として大陸へと戻っていった】という可能性もまた、見えてきます。』

    日の丸

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、私たちの日本の神話に秘められた「謎」の部分を、最近の研究成果から紐解いていく非常に知的好奇心をくすぐる良書となります。また、現在の我が国「歴史学者」という肩書を持った連中の中に、未だに多く潜り込んだままとなっている、前世紀の遺物である「マルクス主義史観」に凝り固まった輩(⇒これが我が国の歴史研究における元凶なのは言うまでもありませんがw)についても、容赦なく斬って捨てていらっしゃる著者の姿も、非常に逞しく好感が持てます。みなさんも、ぜひ、御一読なさってみて下さい。

    読書 女性 3-12

    さて、昨日も書かせて頂いていますが、古事記の冒頭には、「佐渡島」を除いて日本列島の東側出てきていません

    日本地図

    伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)による「国生み」のお話では、「オノゴロ島」を拠点として、最初に「淡路島」、続いて「四国」「隠岐」、そして「九州」、さらに、「壱岐」「対馬」「佐渡」、最後が大倭豐秋津島(おおやまととよあきつしま)で、これは「畿内」だと考えているのですが、ここに大八島國(おおやしまぐに)が形成されます。

    そして、ここまでの「国生み」が終わるとお還(かえ)りになられるのですが、その際にも、吉備(きび)の兒島(こじま)小豆島(あずきじま)大島女島(ひめじま)チカの島(知訶島)兩兒(ふたご)の島といった6つの島をお生みになられます。

    で、その「国生み」の最初の8つの島々、そしてあとの6つの島々に、すべて共通している点として以前に書かせて頂いたのが、それらは石器の材料となる「黒曜石」や「サヌカイト(讃岐岩)」などの産地だったということ、でした。

    さらに、二柱の神の子の中に含まない『古事記』に記載された、水蛭子(ひるこ)と淡島は、伊豆半島に存在しているのですが、さきほど同様に重要な石材の産地になります。

    そして、今から38,000年も前に、すでに本州と伊豆諸島を行き来しながら、しかも世界最大規模の海流である「黒潮」を横断しながら黒曜石(こくようせき)を採取し、磨き上げて、それを使っていたということも判明しています。

    詳しくはこちらをご参照❤

    古代の日本は、実はスゴ~く、資源大国だった?!

    ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語 

    「現代人は、太古の人々が陸地を歩くしかないと根拠なく思い込んでいる」と著者も書かれていますが、そのような見方をするのは「古代人は現代人よりも劣っていたはず」というマルクス主義史観の影響で、考え方が歪められているからです。

    女性 ポイント これ

    マルクス主義史観というのは、「人間はチンパンジーから進化した」というのと同じように、「進化論」を勘違いしている妄想です。何でも都合よく進化する、彼ら「パヨク」が言うところの「進歩」ですが、「資本主義社会」「社会主義社会」「共産主義社会」へと向かっていくと本気で妄想しているんです(笑)

    子供 笑う 女性

    そんな非科学的なマルクス主義史観ではなく、現代科学は、日本人の祖先が、「東アジア」に渡ったヒトのグループから、いち早く分岐(約2万~3万年前には出現)した可能性が高いということを明らかにしています。つまり、「支那人」や「朝鮮人」とはまったく異なっているのが、私たち日本人だということです。

    実際、ミトコンドリアDNAの分析では、約4~5万年前にアジアで分岐し、東南アジアやポリネシアなどといった南方に広まった代表的なグループである「ハプログループB」は、イラン、イラク、華南、チベット、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、日本、台湾、フィリピン、ポリネシア、マダガスカル、メラネシア、ミクロネシア、ハワイなどに分布しており、アメリカ大陸の先住民からも検出されています。縄文時代には既に、このB系統が日本列島にいたことが縄文人骨の解析などから明らかとなっていますが、現在特に東京と宮崎で多く検出されることも判明しています。

    さて、なぜ東京と宮崎なのでしょうか?

    女性 悩む 02

    詳しくはこちらをご参照❤

    「人間はチンパンジーから進化した」は、間違いです ~ 「進化」と「進歩」の違い

    ホモ・サピエンスの誕生と拡散 

    その疑問の答えが、そして、『古事記』に描かれていない、空白の日本列島の東側を埋めるものが、本書で解説されている「日高見国(ひたかみのくに)」であるのではないか、というのが当ブログの考えになります。



    続きは次回に♥




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