札幌6時ちょうど発の旭川行き普通列車もこのタイプ
 昨日は札幌駅6:16発の新千歳空港行き『快速エアポート60号』に乗って空港に向かった。

 この時間、1番ホームには(前にも書いたが)“然別行き”のディーゼルカー(2両編成)がいたので撮影。

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  モノレール以外はいつもどおり
 伊丹便は、ANAのwebの運行案内では遅延や欠航の恐れがあるので別な日に振り替えることをお勧めしますとなっていたが、全く問題なく定刻出発し定刻より早く到着。

 大阪空港の様子はいつもとまったく同じ。大地震があったとは思えない。

 しかし、モノレールはまだ復旧しておらず、モノレールと阪急の接続駅である蛍池駅まで初めて歩いた。1駅分ではあるが、そしてひどく暑い日ではなかったが、汗だくになった。

 そのまま支社には行かず、途中の駅で下車し現在住んでいるマンションに寄る。
 ドアを開ける手に緊張が走る。

 しかし、アロエの鉢がのせてあった椅子の上から転げ落ち床に土が散乱していたのが最大の被害。
 本棚もCDラックもテレビもスタンドに置いてあるスピーカーも倒れていなかった。CDプレーヤーはまたまたずれていたが……

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 震度5強なのに奇跡としかいいようがない。あるいは、市の震度は5強だったが、このあたりはそれほどでもなかったのかもしれないし、話によると縦揺れでそれもドンという衝撃の短いものだったというから、物が倒れずに済んだのかもしれない。
 帯広で震度5弱に見舞われたときには、CDラックと本棚が倒れて甚大なる被害を被ったのとは対照的だ。

 実際、駅からマンションへ向かう道沿いの眺めも人の動きもいつもと同じ。
 何ごともなかったよう。
 唯一古い家の外壁がはがれかけていたくらいだろうか?

  さざ波880円也
 ほっとして、マンションで新千歳空港で買った《空弁》をブランチとして食べ、床に散乱した土を掃除し、前回同様位置がずれていたCDプレーヤーを元に戻し、余震に備えてスピーカーをスタンドから降ろし、出社した。

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 ところで、昨日の朝耳に飛び込んできた緊急地震速報のチャイム。

 ここに書いたように、作ったのは伊福部昭(Ifukube,Akira 1914-2006 北海道)の甥の伊福部達。

 メロディーの素材になったのは伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ(Sinfonia Tapkaara)」(1954/改訂1979)である。
Ifukube201108 といっても、「シンフォニア・タプカーラ」にこのチャイムのメロディーが出てくるわけではなく、達氏は第3楽章(終楽章)冒頭の和音を分解して作ったのだ。

 にしても、このチャイムの音が聴こえると、なんとも言えない気分になる。

 「シンフォニア・タプカーラ」の演奏を、今日は芥川也寸志/新交響楽団による改訂版初演のライヴで。

 1980年録音。フォンテック。

 地震によるわが身ののことを心配して、Kbys君からメッセージが届いた。
 ありがとうございます。

 Kbys君の住むところもつい先だって大きな地震があった。

 お互い気をつけようはないけど気をつけましょう。