アルシンドになっちゃうよ!
ども、もうまもなく日本vsギリシャですね。
ナイナイのオールナイトニッポン聴きながら、ドキドキしながら待ち侘びております。
むかしの話なんですけどね。ハタチぐらいでしょうか。
ゲームショップに入り浸っていた時期がありまして、ゲームショップというよりも今で言うカードショップの方式を取っている店でして、店長と雑談しながら、ガンダムのカードゲームとかよくしてましたよ。
そんな店なんでね、マニアック人種の宝庫でして、まぁ今となったらいい思い出ですが
そんな人たちなんで、女性に対してまぁ免疫がなくてね。
自衛隊ばりに女性がもてはやされていましたよ。
数少ない常連の女の子で、僕が覚えているのが三人。
一人が、姉御と呼ばれるタキシード系ファッション男装腐女子で巨乳。
どもった喋りが特徴。
一人が、爬虫類系おたく女子。自分の言いたいことしか言わないコミュニケーション障害女子。
「すまん!君の言ってることが、わからない!」と大人な男性に言われてたことぐらいしか記憶なし。
そしてもう一人が、
何故か普通に可愛い、キャバ嬢系女子でして
この子がね、ステータスなのか優越感に浸りたかったのか
別になんのマニアでもないのに、よう来てたんですよ。
その頃の僕は、人生で唯一硬派なマニアック人間だったので、面白い話をしないマニアLevelの低い人間とは喋らなかったんすよね
「クローリー二級受かってから、話しかけて来い」
その頃の口ぐせですが、わけわかんないっす。
僕の暗黒期で、通称「血の通っていないデスラー期」女性だからって浮かれることはなかったです。
周りがね、明らかにデレェ〜んと鼻の下伸ばしてソヤツの勢力拡大を許しているのを傍目で伺いながら
一切目すら合わせなかったです。おはようございますと挨拶されても
「はぁ?黙っとけ」
と捨て去る始末。今思い出してもクソですね。
そいつからね、急にメールが届いたんですよ。
その頃ポケベル世代。
携帯やPHSも普及はし始めてましたが、興味はなく、連絡手段は主にパソコンのメールだけでした。
その僕に何故か、メールが。
勿論、教えた記憶がなく、教えているはずもなく
「こんにちわです。◯◯です。メールしちゃいましたぁ」
と送ってきた文章をみても、一ミクロンも喜ばず
しちゃいましたじゃねえよ、てめぇ。
と、憤りしか感じなかったのはよく覚えています。
「なんで俺のメアド知ってんの?」
先ずその説明から入れや!
敢えてこの疑問系を俺に送らせようとしてんの、見え見えやねん!
そのワンクッションいらんねん!
と、超苛苛。
先ほども書きましたが、デスラー期であるその頃の僕は
喜怒哀楽の喜怒しかなく、へらへら笑っていたかと思うと急に怒り出すキレ出すという
ただの真性こまったちゃんでしたので、ボロカスに言ってやりたかったのですが
ツラ、見えてへんとこで言うても、しゃあない。というのと
思惑が気になる。ということもあり、様子見で少し乗ってやろうとしたことは鮮明です。彼女の返答は
「◯◯◯さんに聞いたんですぅ〜」
語尾のですぅ〜がいちいちムカつく
「いちいち癇に障る野郎だぁぁぁ!」
と、パソコンの前で叫んでいたのは言うまでもありません。
でもそこはまぁ、情報収集を優先。正直ね、、、、
臭ったんですよ、歪な闇の匂いがぷんぷんと、ね。
何故、俺のアドレスをツレから聞いたか。
その頃の僕は、勿論モテてたはずもなく、女性に対しての免疫もなかったので、周りのみんな同様
「もしかして、、、俺のこと」
と、思ってもおかしくはなかった。しかし微塵も感じなかった。逆に
「待てよ。逆算して考えると、俺にそう思わせようとしたんじゃね?なんのため?俺の気を引くため。それに間違いはないだろうただし!其処には俺に対する恋愛感情はないね。『俺の気をひく行動をとっているとわざと思わせ、じゃあなんでそんな行為をするのだ=俺のことが気になるのかと思わせようとしている方程式を作ろうとしているな』という推測が立つね。舐められたものだ。エロビデオ屋やってるが、AVみたいな短絡的展開が棚ぼたで落ちてくるなんざ、思わねえっつーの!」
まぁ、ひねた思考ではありますが、そう考えたんですよ。結果その直感は正しかったんですが。
その時の僕は、その思考が正しいのかリサーチに入りました。
まったくもって興味がなかった女だったんですが、俄然興味が湧いて来ました。
「こいつは、外堀を埋めようとしている」
そのゲームショップでの僕の存在感は大きく、影響力がかなりあったんですよ。
その僕に挨拶しても素っ気なくされる。手順を変えたか、プライドに火をつけたか。
どちらにしても面白い。
普段ならガン無視なんですが、ちょい、優しく、返信をしました。
「へぇ、そうなんだ。ま、俺、うんこしか送らないだろうけど、よろしく」
菩薩のようなメールです。
「は〜い。よろしくで〜す」
絵文字などもない時代です。その日から、まぁちょくちょくメールが送られて来ました。
「おつかれでーす。今日は仕事がすっごく忙しくぅ〜大変でしたぁ(涙)」
知るか!黙れ、腐れ売女!
断腸の思いでそう送るのをやめ、ちゃんと返信することに。
「きょーうぉ、お腹がびちぃびちぃでぇ〜うんこがぶりぃぶりぃ出て変態でしたぁぁぁぁ!!!!!!!!」
最後のビックリマークに、どれだけ力を込めて鬼の形相で打ち込んだか。
まぁ、さすがにこれで送ってこうへんやろ、、、あかんやん!?リサーチせな。
ああ、やっちまったなぁと頭を軽く叩いていると直ぐに返信が。
「さすが、みやーんさんですねぇ〜。わたしぃも頑張って、お笑い覚えていきますぅ〜」
お笑いちゃうわ!こんなん!ただのはけ口じゃボケっ!
と、思いながらも
こいつ、なかなかやるな。
と。
そうそう尻尾を出さないなと。だが、、、、
出かけてんだよ、矢印型の尻尾がさ。
俺=お笑い。それを勉強する。。。
誰から聞いた?
まぁおめえさんが、はベラしてる童貞野郎どもとの会話に出てきたんやろが、、、、
メールはしてるがメル友ですらないと知れっっっっっ!
こんな感じで、店内では相変わらず喋りませんが、メールはやり合う仲になりました。
返信はすべて、うんこですが。
後編に、続くっ。
真逆のことを、しています。