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参照元コンピュータの構成が終わり、SIDの削除まで終わったら、
いよいよ、イメージの作成を行います。 \(^▽^)/
この時使うコマンドが、ImageX。
これは、イメージの作成のみならず、それの適用も行える
優れものです。 ( ̄□ ̄;)!!
オプション | 内容 |
/apply (イメージへのパス) | 指定されたイメージを適用する。 |
/append | 既存のイメージファイルに、イメージを追加する。 |
/boot | 起動可能なイメージとして、マークする。 |
/capture | イメージを作成する。 |
/check | イメージの追加や直接編集によって、イメージに矛盾がないかをチェックする。 |
/compress | /capture でイメージを作成する際、イメージの圧縮形式を指定できる |
/delete | 既存のイメージファイルから、特定のイメージを削除する。/append の逆。 |
/dir | 指定したイメージ内のドライブのファイルやフォルダの一覧を表示する。 |
/info | 指定したイメージのファイル情報を表示する。 |
/split | イメージファイルを分割する。。 |
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前回話した応答ファイル、
具体的には、どう使えばいいんでしょうか?
応答ファイルは、Sysprep(システム準備ツール)の
オプションに指定することで、無人インストールが可能になります。 (o^∇^o)ノ
Sysprep は、参照元コンピュータと展開先コンピュータ両方で使われます。
展開先コンピュータでは、先にいった通り、応答ファイルを使った
無人インストールに使われます。
参照元コンピュータでは、固有情報SIDを削除するために、使われます。
SIDとは、アカウント作成時に、そのアカウントに与えられるナンバーで、
アクセス許可判定などで、ユーザーを区別するために使われます。
このSIDが残ったまま、イメージファイルを作ると、
展開したファイルにアクセスできないなど、困ったことが起きます。 ( ̄へ ̄|||)
だから、参照元コンピュータでイメージを作る前に、Sysprep で SID を
必ず削除しておきましょう。
Sysprep のオプションは、次の通りです。
オプション | 内容 |
/generalize | コンピュータのSIDを削除する。新しいSIDは次に起動したときに自動で付与される。 |
/unattend:(応答ファイル名) | 指定された応答ファイルで無人インストールする。 |
/oobe | イメージ展開した後、ようこそ画面を表示。つまり設定は、無人ではなく手入力で行うことになる。 |
/reboot | Sysprep実行後、コンピューターを再起動する。 |
/shutdown | Sysprep実行後、コンピューターをシャットダウンする。 |
/audit | Sysprep実行後、コンピューターを監査モードで再起動する。 |
応答ファイルとは、Windows7のインストール後に画面から手動で
設定する項目が、あらかじめ入力されているファイルです。
これを展開先コンピュータに読み込ませることにより、
完全に自動でインストールできるようになります。 \(^▽^)/
なお、自動化できる設定項目は以下です。
・地域
・ライセンス条項への賛意
・OSのプロダクトキー
・ユーザー名
・コンピュータ名
・コンピュータの保護のオプション指定
また、ファイル形式は、xmlで、ファイル名は「Unattend.xml」。
応答ファイルの作成と編集は、Windows System Image Manager
を使うと、便利ですよ。 (o^∇^o)ノ
Window7の展開には、まずWindowsPEのコピーを行います。
(WindowsPEとは、最小限の機能しか持たないOSのことです。)
展開先コンピュータの作業は、このOSを使って行います。
このWindowsPEを生成するコマンドが、「copype」コマンドです。 \(^▽^)/
Windows自動インストールキット(Windows AIK)をインストールすると、
Deploymentツールが使えるようになります。 (o^∇^o)ノ
(起動方法は、「スタート」→「すべてのプログラム」→
「Microsoft Windows AIK」→「Deploymentツールのコマンドプロンプト」)
このDeploymentツールのコマンドプロンプトで、copypeは実行されます。
書式は、
copype アーキテクチャ 保存先のパス
です。
※アーキテクチャには、展開先コンピュータに合わせて
次の3つの中から1つを選びます。
アーキテクチャ | 内容 |
x86 | 32ビットUEFI や 32ビットBIOS や 64ビットBIOSのPCで起動できるWindowsPEを生成。通常はこちらを使うことが多いです。 |
amd64 | 64ビットBIOS や 64ビットUEFIのPCで起動できるWindowsPEを生成。 |
ia64 | ARMベースのPCで起動できるWindowsPEを生成。 |
このコマンドを実行すると、保存先のフォルダ内に
「Winpe.win」
というファイルができるはずです。
これが、WindowsPE。別名ブートファイルです。 ( ̄□ ̄;)!!
"ImageX /capture" のコマンドを実行すると、参照コンピュータの
OSやアプリケーションやハードの設定などがキャプチャされ、
その結果がイメージファイル(*.win)に出力されます。
このファイル形式は、Vista に初めて取り入れられましたが、
Window7も継承しています。 \(^▽^)/
このファイルには、過去の経験(苦笑)を活かした
次のような特徴があります。
1.ハードウェア構成が違っても、対応できる。
※ハードウェア構成の一致が必要条件から外されたため、
1つのイメージファイルで構成が異なる多くのPCに
展開できるようになりました。 \(^▽^)/
2.複数のイメージを、1つの *.win ファイルに格納できる。
※適用したいイメージは、展開時に画面から選べるようになっています。
3.イメージを編集できる。
※ファイルシステムにマウントすることで、編集可能です。
4.任意サイズのパーティションへの展開が可能
いや~、本当に便利になりました。
実際、1はありがたい限りです。
昔は、ハード構成が異なるとエラーになるんで、
いくつものファイルを、キチンと管理する必要があって、
結構手間がかかってましたから。 (;^_^A