名曲百選第六章(53)木枯らしの季節になると思い出す歌謡史に残る名曲 | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

今年もいよいよ12月に入りました。

今月も宜しくお願い致します。

 

前回載せた紅く綺麗だったモミジの落ち葉も茶色へと変わりました。

季節も秋から冬ですね。

 

 

エナガが、二羽。

寒くなってきたので、お腹がぷっくらしています。

 

 

川鵜です。

鴨の中に一羽紛れ込んでいました。

 

 

可愛らしい木の実。

マサキでしょうか。

 

 

葉に残っていた雨の雫。

 

 

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今回は、この曲を選んでみました。

 

木綿のハンカチーフ/太田裕美

 

1975年の12月にリリースされ、オリコン2位の

ヒットとなった曲です。

この曲のヒットで作詞家 松本隆のさんの知名度も、一気に上がりましたね。

 

私が高校生の頃で、この曲が好きなクラスメイトも

多かったです。

 

歌詞は、田舎の純情な女の子と都会に憧れ都会に旅立った男の子の遠距離恋愛から、別れを歌ったもので、内容自体はよくあるような話ですが、それを女の子と男の子の言葉の遣り取りで進む歌詞が当時としては新鮮な感じがしましたし、都会で変わり行く男の子と それに対する女の子の心情の変化を感じさせるストーリーが巧みで多くの人の感動と共感を呼んだのだと思います。

 

切ない歌なのですが、太田裕美さんが爽やかな感じで歌ってるのが重くならずにいいですね。

 

最後の決めのフレーズの「涙拭く木綿のハンカチーフ下さい」 ここまで持ってくる歌詞の展開が本当に巧みだと思いますし、それを受け止める筒美京平さんのメロディーも素晴らしく、これしかないと言えるぐらいピッタリはまった曲だと思います。

 

木綿だからいいんですよね。

木綿のハンカチーフだからこそ、無垢で純粋さを感じさせます。

 

松本隆・筒美京平コンビの歌謡史に残る名曲だと思います。

 

 

この曲がリリースされた5年後に、都会に出て来た 田舎娘をテーマにした曲が発表されました。

おそらく、この『木綿のハンカチーフ』を意識して

書かれた曲だと思います。

 

カントリーガール/谷山浩子

 

『木綿のハンカチーフ』のようにヒットはしませんでしたが、こちらもいい曲です。

 

手紙を書いたのは、長いタバコをキザに咥えた若い男ではなく、いつも近くで彼女の事を見守っていた男性

だったんですね。

 

直接的な繋がりはないですが、『木綿のハンカチーフ』で失恋してしまった田舎育ちの純情な女の子が、この曲で救われたような気がしてしまいます。

 

 

木綿のハンカチーフ

作詞 松本隆
作曲 筒美京平

恋人よ ぼくは旅立つ
東へと向う列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
いいえ あなた 私は
欲しいものはないのよ
ただ都会の絵の具に
染まらないで帰って
染まらないで帰って

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが泣かないでくれ
都会で流行りの 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの
きらめくはずないもの

恋人よ いまも素顔で
くち紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯しのビル街
からだに気をつけてね
からだに気をつけてね

恋人よ 君を忘れて
変わってく ぼくを許して
毎日愉快に 過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない
あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
ねえ 涙拭く 木綿の
ハンカチーフ下さい
ハンカチーフ下さい

 

カントリーガール

作詞 谷山浩子
作曲 谷山浩子

にぎやかな都会の景色は 変わる万華鏡
いつでも きみを驚かせる 七色プリズム
きみは おふるのスカート はじらうように
それでも 瞳を輝かせて 街を歩いてたね
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!

とまどいがちの きみの視線が
いつも追いかけるのは
長い煙草をきざにくわえた 若い男だった
そいつがある日 きみに手わたした
青い封筒 手紙の中に
書かれていたのは こんなセリフだったね

カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!

あいつがきみを捨てたのは
たった七日目のこと
化粧のうまいおしゃれな娘に
さっさとのりかえたのさ
きみは 鏡に映った
自分の顔にむかって
あいつがくれたいつかの言葉を
泣きながらつぶやいてたね

カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!

ぼくは はじめから終わりまで きみを見ていた
真赤なルージュ そっとひいてみて
すぐにふきとったのも
今すぐ うしろをふり返れ ぼくはここにいるよ
ぼくが書いた あの手紙の言葉を
もう一度きみに贈ろう

カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!

 

今回は、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』と

谷山浩子さんの『カントリーガール』を 

お届けいたしました。

 

どちらも ドラマのようなストーリーのある素敵な曲だと思います。

 

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