名曲百選第六章(45)十代の時に作られた天賦の才を感じる名曲・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

日々の生活(くらし)に音楽を♪

俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

いつの間にか日が短くなってきました。

”秋の日は釣瓶落とし” と言いますが、

これから更に短くなってゆきますね。

 

先日 撮ってきた写真です。

 

すすきと秋の空。

 

 

マリーゴールドの蕾に止まるアキアカネ。

 

 

黄色い花にヒメアカタテハ。

 

 

秋色になってきた神社の森の木々。

 

 

情熱的な曼殊沙華。

 

 

------------------------------------------------------------

 

秋の曲、今回は この曲を選んでみました。

 

雨の街を/荒井由実

 

1973年にリリースされた荒井由実さんのファーストアルバム『ひこうき雲』に収録されていた曲。

この動画、最後途中で切れていて残念ですが、

荒井由実さん時代の貴重な動画だと思い載せてみました。

 

バックで演奏しているのは、キャラメル・ママの面々。

ギター、鈴木茂さん。ベース、細野晴臣さん。

ドラム、林立夫さん。キーボード、松任谷正隆さん。

凄いメンバーです。

 

この曲がリリースされた時、荒井由実さんは19歳でした。

早熟且つ凄い才能を感じますね。

この曲も彼女の初期の曲に共通するような澄んだ透明感や寂しさや孤独を感じるような曲です。

 

夜明けの雨はミルク色

静かな街に

ささやきながら 降りて来る

妖精たちよ

 

明け方の白んでゆく空から落ちてきた雨粒。

白っぽくなり始めた空と雨粒が重なりミルク色の雨。

夜明けというのは幻想的ですが、そんな幻想的な世界でポツポツと音を立てながら落ちてくるミルク色の雨を妖精に喩えたんですね。

優れたイマジネーションと言いますか、凡人とは発想が違います。

幻想絵画的な美しい情景描写です。

 

誰かやさしくわたしの

肩を抱いてくれたら

どこまでも遠いところへ

歩いてゆけそう

 

明け方の幻想的な情景で、今の自分の心の中の孤独や不安を表現しながら、誰かと触れ合う事によってその孤独や不安も解消され、これから続いてゆく長い人生も歩いていける、と歌っているわけですね。

思春期の少女の恋への憧れから孤独な心を癒すため 他者との繋がりを求めているような歌詞でしょうか。

ユーミンさんが10代に創られた歌だと思いますが、繊細な感性や天賦の才を感じますし、思春期の少女ならではの精神状態も反映してるような歌ですね。

 

 

雨の街を

 

作詞 荒井由実

作曲 荒井由実

 

夜明けの雨はミルク色

静かな街に

ささやきながら 降りて来る

妖精たちよ

 

誰かやさしくわたしの

肩を抱いてくれたら

どこまでも遠いところへ

歩いてゆけそう

 

庭に咲いてるコスモスに

口づけをして

垣根の木戸の鍵をあけ

表に出たら

 

あなたの家まですぐに

おはようを言いにゆこう

どこまでも遠いところへ

歩いてゆけそうよ

 

夜明けの空はブドウ色

街のあかりを

ひとつひとつ消していく

魔法つかいよ

 

いつか眠い目をさまし

こんな朝が来てたら

どこまでも遠いところへ

歩いてゆけそうよ

 

誰かやさしくわたしの

肩を抱いてくれたら

どこまでも遠いところへ

歩いてゆけそう

 

 

今回は、荒井由実さん時代の 『雨の街を』 をお届けいたしました。

 

メルヘンチックな感じもする繊細な名曲です。

 

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲・好きなアルバムへ