名曲百選第五章(65)青春の後ろ姿を 人はみな忘れてしまう・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

3月に入りましたね。

今月も 宜しくお願い致します。

3月と言うと草木も芽吹き春の始まりのイメージですが、近くの公園は まだ雪があります。  

 

水面に描かれたアート、その三。

 

 

カモの写真を撮ろうと しゃがんでカメラ向けたら、

ちょこちょこ歩きながら近づいてきました。

 

 

カモも こうして見ると綺麗ですよね。

 

 

ネコヤナギ。

 

 

まだ雪はありますが、ネコヤナギの銀白色の花穂が春の始まりを感じさせてくれます。

 

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3月と言えば 卒業シーズン。

学生時代を思い出します。

若い頃は、真っ直ぐで希望に満ちていましたし、情熱もありました。

あの頃に戻ってみたいと思う事もあります。

 

あの日にかえりたい/松任谷由実

 

1975年にリリースされ、オリコンの1位になり大ヒットしましたね。

当時 シングルのみで、オリジナルアルバムには収録されていませんでした。

レコーディングに参加したミュージシャンは、

細野晴臣さん、鈴木茂さん、シュガーベイブ、吉田美奈子さん・・・錚々たるメンバーです。

 

哀愁を帯びたようなポップなメロディーが とてもいいですし、過去の恋を断ち切れないような想いを綴った歌詞が また素晴らしい。

 

泣きながらちぎった写真を
手のひらにつなげてみるの

 

ちぎってしまった写真をつなげてみても 過去には戻れません。

ですが、そのくらい過去に戻りたいという気持ちに

溢れています。

 

光る風 草の波間を
かけぬけるわたしが見える

 

走馬灯のように蘇る若く輝いていた頃の思い出を表現してるのだと思いますが、文学性を感じる優れたフレーズだと思います。

 

青春の後ろ姿を
人はみな忘れてしまう
あの頃のわたしに戻って
あなたに会いたい

 

この曲は、若く真っ直ぐで純粋だった頃の自分に戻って、またあなたに会いたい、そしてやり直してみたい、という想いが詰まった歌だと思いますが、

年齢と共に大人になる代わりに何かを失ったり変わってしまったりする痛みと現実も感じる歌だと思います。

 

 

荒井由実さん時代の曲ですが、最初は まったく違う歌詞が ついていました。

 

それが こちらです。

 

歌詞違いバージョン/松任谷由実

 

そして、この歌詞には 村井邦彦さんによって、新たなメロディーが付けられました。

それが この曲です。

 

スカイレストラン/ハイ・ファイ・セット

 

村井邦彦さんが つけたメロディーも 洒落た感じで

いいですよね。

『あの日に かえりたい』 に最初についていた歌詞が

無駄にならずに良かったと思いますし、どちらのメロディーにしても 良い曲というのも凄いですね。

 

 

あの日にかえりたい

泣きながらちぎった写真を
手のひらにつなげてみるの
悩みなききのうのほほえみ
わけもなくにくらしいのよ
青春の後ろ姿を
人はみな忘れてしまう
あの頃のわたしに戻って
あなたに会いたい


暮れかかる都会の空を
想い出はさすらってゆくの
光る風 草の波間を
かけぬけるわたしが見える
青春の後ろ姿を
人はみな忘れてしまう
あの頃のわたしに戻って
あなたに会いたい


今愛を捨ててしまえば
傷つける人もないけど
少しだけにじんだアドレス
扉にはさんで帰るわあの日に

 

スカイレストラン

街灯り指でたどるの
夕闇に染まるガラスに
二人して食事に来たけど
誘われたわけはきかない

なつかしい電話の声に
出がけには髪を洗った
この店でさよならすること
わかっていたのに

もしここに彼女が来たって
席を立つ つもりはないわ
誰よりもあなたのことは
知っているわたしでいたい

長いこと会わないうちに
あなたへのうらみも消えた
今だけは彼女を忘れて
わたしを見つめて

なつかしい電話の声に
出がけには髪を洗った
今だけは彼女を忘れて
わたしを見つめて
わたしを見つめて

 

今回は、松任谷由実さんの『あの日に かえりたい』を お届けいたしました。

 

この3曲の繋がりが面白いです。

 

 

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