今回は 車で少し行って 蕎麦の花を撮ってきました。
青空に蕎麦の花。
蕎麦の花も こうして見ると可憐で綺麗ですよね。
写真を撮っていたら ベニシジミが 飛んできて すぐ近くの花に止まってくれました。
食べる方の蕎麦も好きなので 新蕎麦が楽しみです。
蕎麦の花と夕陽。
夕陽を見てると何故か懐かしいような気持になり、
子供の頃を思い出したります。
中学の頃 フォークブームが起こり 音楽を聴き始めました。
その頃 この方も大好きで この曲もよく聴きました。
能古島の片想い/井上陽水
1972年に リリースされた 井上陽水さんのセカンドアルバム 『センチメンタル』 に 収録されていた曲です。
衝撃的なファーストアルバム 『断絶』 と空前の大ベストセラーとなった歴史的名盤 『氷の世界』 の間に挟まれた ちょっと地味な感じのするアルバムでしたが、私にとっては 陽水さんのアルバムの中で、一番好きなアルバム。
中学の時 初めて聴いた時、能古島って 何処にあるのだろうと地図帳で調べた事もありました。
陽水さんの地元 福岡県の博多湾の中にある島です。
胸が張り裂けそうな辛い片想いの届かぬ気持ちを歌った歌で、どうして能古島なのかな? と考えてみました。
おそらく距離感なのでしょうね。
能古島と本土は、近いですが一定の距離があり、
永遠に接近して繋がる事はありません。
同じように 僕がいくら君の事を思っても君に声は届かないし、これ以上近づく事もできない。
届きそうで届かない決して埋める事の出来ない距離が、そこにはあるんですね。
能古島という南の島ならでは小道具である、波や砂や星屑を巧みに使い、片想いのどうしようもない切ない気持ちを歌った名曲です。
能古島の片想い
つきせぬ波のざわめく声に今夜は眠れそうにない
浜辺に降りて裸足になればとどかぬ波のもどかしさ
僕の声が君にとどいたら ステキなのに
つめたい風は季節を僕に耳うちすると逃げてゆく
時折り砂はサラサラ泣いて思わず僕ももらい泣き
僕の胸は君でいっぱいで こわれそうだ
遠くに見える灯は
南へ行く船の幸せかな
悲しいだけの今夜の気持 なにかをすればまぎれると
星屑なんか数えてみても涙でそれも続かない
君が僕の中に居るかぎり
波の声で僕は眠れない 本当なんだ
今回は 井上陽水さんの 『能古島の片想い』 を
お届けいたしました。
つめたい風は季節を僕に耳うちすると逃げてゆく
このフレーズから 風が冷たくなり始める 秋の歌かなと思い載せてみました。
若い頃の陽水さんの繊細な感性が感じられる 良い曲だと思います。