八月も下旬、こちらは朝晩 少し涼しくなってきました。

今年の夏も残り僅か。

 

先日 撮った写真、アゲハチョウとアベリア。

 

 

こちらは、お馴染みのミンミンゼミ。

 

 

虫も友達だった子供の頃・・・

夏休みの終りと夏の終りが近づいてくるのが、無性に淋しく感じられました。

 

 

今回の曲は、ひと夏限りの短かった恋を歌ったユーミンさんの名曲です。

 

Hello, my friend ／ 松任谷由実

 

ユーミンさんの曲としては珍しい男性視点で描かれてますね。

この曲が主題歌になったドラマ 『君といた夏』 に

リンクしての事だと思います。

 

この曲には、アイルトン・セナの死を悼んだ 『Good-bye friend』 という基になった曲がありまして、最初は そちらの方を ドラマの主題歌に提出したのですが、担当のディレクターにサビの部分を残して書き直してくれと言われ、泣く泣く作り直したのが、この『Hello,my friend』 なのだそうです。

「苦労したけど、結果オーライで良かった」 と 数年前に見たライブで話されていました。

 

よりメロディアスで親しみやすい 良い曲になったと

私も思います。

ミリオンセラーの大ヒットとなり、ユーミンさんのシングルの中で、２番目のセールスを記録しました。

 

夏が来る度に思い出す、別れてしまった君への想いを綴った歌詞です。

 

悲しくて 悲しくて 君の名を呼んでも
めぐり来ぬ あの夏の日 君を失くしてから

淋しくて 淋しくて 君のこと想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて

悲しくて 悲しくて 君のこと想うよ
もう二度と 会えなくても 友達と呼ばせて

 

失ってしまったものの大切さって、後になって気づく事が多いですね。

気づいた時には、取り戻す事が出来ないくらい 離れてしまっている。

離れてしまっても ”もう二度と会えなくても友達と呼ばせて” と、恋人ではいれなかったけれど、せめて心の中に永遠の友達として刻みたい・・・。

そんな切ない想いが感じられます。

そういう想いは誰の心の中にもあるから、たくさんの人の共感を呼んだのでしょう。

 

全編に流れる淋しさとセンチメンタルな雰囲気がいいですね。

 

Hello,my friend

Hello, my friend 君に恋した夏があったね
みじかくて 気まぐれな夏だった
Destiny 君はとっくに知っていたよね
戻れない安らぎもあることを Ah.....

悲しくて 悲しくて 帰り道探した
もう二度と 会えなくても 友達と呼ばせて

Hello, my friend 今年もたたみだしたストア
台風がゆく頃は涼しくなる
Yesterday 君に恋した夏の痛みを
抱きしめるこの季節走るたび Ah.....

淋しくて 淋しくて 君のこと想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて

僕が生き急ぐときには そっとたしなめておくれよ

悲しくて 悲しくて 君の名を呼んでも
めぐり来ぬ あの夏の日 君を失くしてから

淋しくて 淋しくて 君のこと想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて

悲しくて 悲しくて 君のこと想うよ
もう二度と 会えなくても 友達と呼ばせて

 

 

今回は、松任谷由実さんの 『Hello,my friend』 を

お届けいたしました。

 

多くの歌手にカバーされている 晩夏の名曲です。