名曲百選第四章(87)八月も中旬、盆踊りの お囃子が聴こえてくる・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

昨夜から近くの広場で盆踊りが始まりました。

夏の終盤の風物詩ですね。

 

 

昔は もっと多くの人で賑わっていたのですが、今は少なくなりました。

 

 

私が子供の頃は、おもちゃ屋さんとか射的屋さんとか、出店ももっと色々たくさん出てて、お小遣いを握りしめ 出店の前を行ったり来たりしていました。

 

 

子供の頃、この日だけは 夜の9時ごろまで遊んでいても叱られませんでした。

 

 

盆踊りを見ると、そんな少年時代を思い出します。

 

 

祭りの歌も色々あると思いますが、私的には ある意味この歌が最高のお祭りソングなのではないかと思っております。

 

勝手にシンドバッド/サザンオールスターズ

 

歌い出しの ラララ~が 始まった瞬間から弾けまくりますね。

この曲独特のグルーヴとドライブ感が圧倒的な求心力を呼び込みます。

5万人いる会場で生で見た時は、地響きのような盛り上がりに驚きました。

40年前のデビュー曲ですが、この曲の持っているパワーは今も健在です。

 

この動画の途中で桑田さんが 「黒柳さ~ん」 と 叫ぶシーンが出てきますが、この曲を聴くと やはりサザンが 当時人気の歌番組 『ザ・ベストテン』 に初登場した時の事を思い出します。

 

それまで流行っていたフォーク系のシンガーは、テレビに出ない事が一つのメッセージであり、ポリシィみたいな空気を漂わせ、変にシリアスで暗めな感じでしたが、当時のサザンのテレビでのあまりにも陽気で明るい弾けぶりは、新しい世代の人達が 新しい発想で登場して来たような新鮮なものを感じました。

 

いつの時代もそうですが、新しいものが出てくると若者は飛びつきますが、大人達は否定したがるものです。

デビュー当時のサザンも同じで、一発屋だとかコミックバンドとか否定するような声が多かったです。

 

そんな状況の中、この曲がリリースされたばかりの頃、洋楽誌の rockin'on が サザンを取りあげ、

 

「何と言っても ”勝手にシンドバッド” が圧巻。

この本が出る頃にはヒットチャートの上位にランクされているのではないか。

巧妙なアレンジと お祭りのようなリズム、そしてコミカルな詩が、見事に一曲に凝縮され、それを桑田の線の太いボーカルがグイグイと引っぱって行く。

・・・このサザンオールスターズは、何時になっても陰湿な日本のロックがようやく放った陽気なカウンターパンチといったところか。」

 

と、サザンの登場を賛辞しました。

これを書いたのは、当時、数少ないサザンを評価した評論家のひとり、渋谷陽一氏です。

さすが渋谷さんですね。

 

 

今回は、サザンオールスターズの 『勝手にシンドバッド』 を お届けいたしました。

盆を過ぎると少しづつ涼しくなり 夏も終わりへと近づいてゆきます。

 

 

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