名曲百選第四章(52)12月の空に 口笛が響き渡る・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

 

12月というと 一年を振り返る月でもありますね。

今年一年の私のブログを振り返ってみますと、以前から写真は載せていましたが、今年は以前にも増して 力を入れ、写真を撮った年であったように思います。

それによって感じたのは、それまで見過ごしていたものに 目を向けるようになったこと。

散歩の途中の道端にあるような植物でも よく見てみると綺麗だったりします。

そういう視点が増えた事で、楽しみも増えたような気がします。

 

今回の写真は、先日 雨上がりに撮ったものです。

 

 

 

冬の雨上がりと言えば思い出す 大好きな歌があります。

 

口笛/ミスターチルドレン

 

何処かノスタルジックで郷愁を誘うような、そして寒くなり始めた今の季節に ほっこり心を温めてくれるような素敵な歌です。

頼り無く二つ並んだ不揃いの影が
北風に揺れながら延びてく
凸凹のまま膨らんだ君への想いは
この胸のほころびから顔を出した


この一番の歌詞の 「不揃いの影」という言葉で二人の男女を表現していますが、その後で 「不揃い」 という言葉に対する冗語的な 「凸凹」 という言葉を意識的に使っているんですよね、この辺が とても巧みです。


そして、「頼り無く」「北風」「ほころび」 というちょっと不安を感じさせるような言葉をいくつか使う事で、まだはっきりしない、不安定で微妙な二人の間柄を表現しているわけです。

無造作にさげた鞄にタネが詰まっていて
手品の様 ひねた僕を笑わせるよ
形あるものは次第に姿を消すけれど
君がくれた この温もりは消せないさ


彼女が生まれ持った性格と引き出しの多さ、会う度に新鮮で新しい発見があり、ひねくれて落ち込んでいる僕をいつも笑わせて励ましてくれる。
そんな彼女への愛しい想いはけっして消えたりしないと確信したのでしょう。

ああ 雨上がりの遠くの空に虹が架かったなら
戸惑いや 不安など 簡単に吹き飛ばせそうなのに
乾いた風に口笛は 澄み渡ってゆく
まるで世界中を優しく包み込むように


人生には不安や戸惑いがつき物であり、その不安や戸惑いも希望の象徴である虹が吹き飛ばしてくれる。
そして、不安や戸惑いの雨が綺麗にあがり、青く晴れた空に口笛が澄み渡っていく。
前向きな歌詞が とても素敵です。

さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に
その香り その身体 その全てで僕は生き返る
夢を摘むんで帰る畦道 立ち止まったまま
そしてどんな場面も二人で笑いながら
優しく響くあの口笛のように


普通、口笛というのは、気分が良い時に吹きます。
つまり、この歌では、口笛は幸せの象徴として使われているのでしょう。
彼女と二人なら、どんな困難な場面でも笑いながら乗り越えられ、優しく口笛を響かす事ができる。
彼女がいる事の幸せ、そして、これからの彼女との幸せ信じ願った歌だと思います。

ミスチルの歌を聴くたびにいつも思うのですが、桜井さんの作詞家としてのスキルやポテンシャルの高さは計り知れません。

口笛

頼り無く二つ並んだ不揃いの影が
北風に揺れながら延びてく
凸凹のまま膨らんだ君への想いは
この胸のほころびから顔を出した

口笛を遠く 永遠に祈る様に遠く 響かせるよ
言葉より確かなものに ほら 届きそうな気がしてんだ


さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に
その香り その身体 その全てで僕は生き返る
夢を摘むんで帰る畦道 立ち止まったまま
そしてどんな場面も二人なら笑えますように

無造作にさげた鞄にタネが詰まっていて
手品の様 ひねた僕を笑わせるよ
形あるものは次第に姿を消すけれど
君がくれた この温もりは消せないさ


いつもは素通りしてたベンチに座り 見渡せば
よどんだ街の景色さえ ごらん 愛しさに満ちてる

ああ 雨上がりの遠くの空に虹が架かったなら
戸惑いや 不安など 簡単に吹き飛ばせそうなのに
乾いた風に口笛は 澄み渡ってゆく
まるで世界中を優しく包み込むように


子供の頃に
夢中で探してたものが
ほら 今 目の前で手を広げている
怖がらないで踏み出しておいで

さあ 手を繋いで 僕らの現在が途切れない様に
その香り その身体 その全てで僕は生き返る
夢を摘むんで帰る畦道 立ち止まったまま
そしてどんな場面も二人で笑いながら
優しく響くあの口笛のように



今回は、Mr. Children の 『口笛』 をお届けいたしました。
寒くなる季節に心が温まるような歌です。

子供の頃は よく口笛を吹いたりしていましたが、

いつの間にか、ほとんど吹く事もなくなりました。

散歩の途中にでも あの頃を思い出し 久しぶりに思いっきり吹いてみようかと思っています。

 

 

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