名曲百選第四章(48)諦めきれない思いが 大空を駆け巡る・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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俺の初恋はRock'n' Roll 俺の傍らには何時も音楽があった。

 

 

近くの池の一羽だけになってしまった白鳥は元気です。

 

 

池に行くと「何かちょうだい」と 猛烈にアピールしてきます。

 

 

何もあげないと ショボーンと うなだれてしまいます。

わかりやすい やつです。

 

この白鳥は、10年ぐらい前に この池で飼われる為に連れて来られたペアの一羽で 可哀想な事ですが 羽を切られており飛び立つ事ができず、ずっとここで暮らしています。

 

この空を飛べたら/中島みゆき、加藤登紀子

 

1978年に中島みゆきさんが加藤登紀子さんに提供し大ヒットした曲。

この二人のデュエットの動画、貴重ですね。

ただ動画のタイトルに1973年収録と書いてありますが、おそらく1978年の間違いだと思います。

歌詞、メロディー共に素晴らしい曲です。

 

飛べる筈のない空 みんなわかっていて
今日も走ってゆく 走ってく
戻る筈のない人 私わかっていて
今日も待っている 待っている

この空を飛べたら冷たいあの人も
やさしくなるような気がして
この空を飛べたら消えた何もかもが
帰ってくるようで 走るよ

ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも 空が恋しい

 

人が自力で空を飛ぶのは 無理なことです。

それと同じようにあの人が戻ってきてくれるのも無理なこと。

失恋の悲しみから人類鳥起源説を彷彿させるような展開へと違和感なく描かれている見事な歌詞だと思います。


空を飛ぶというのは人の夢の象徴であり、あの人が戻って来てくれるというのも夢であり、どちらも決して ありえない事とわかっていながらも、それでも心の何処かで ひょっとしたら空も飛べるんじゃないか、ひょっとしたらあの人も戻って来てくれるんじゃないかと思っている姿が歌われてますが、切ないですね。


未練と言ってしまえば それまでなのかもしれませんが、絶望の中で僅かな光を見つめてると捉えた方が良いのかもしれません。


切なく悲し気なメロディーから大空へと羽ばたくような開放感を感じるサビ、そして素晴しい歌詞、中島みゆきさんの長いキャリアの中で代表的な名曲のひとつだと思います。
 

この空を飛べたら

空を飛ぼうなんて 悲しい話を
いつまで考えているのさ
あの人が突然 戻ったらなんて
いつまで考えているのさ

暗い土の上に 叩きつけられても
こりもせずに空を見ている
凍るような声で 別れを言われても
こりもせずに信じてる 信じてる


ああ人は昔々鳥だったのかもしれないね
こんなにもこんなにも空が恋しい

飛べる筈のない空 みんなわかっていて
今日も走ってゆく 走ってく
戻る筈のない人 私わかっていて
今日も待っている 待っている

この空を飛べたら冷たいあの人も
やさしくなるような気がして
この空を飛べたら消えた何もかもが
帰ってくるようで 走るよ


ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも 空が恋しい

ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも 空が恋しい

 

今回は、中島みゆきさんと加藤登紀子さんの 『この空を飛べたら』 を お届けいたしました。

私が 20歳頃 初めて中島みゆきさんのライブを見た時、この歌が歌われ感動したのを覚えています。

 

 

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