夏の夕暮れ時が好きです。

夕陽に染まった空を見てると何故か懐かしいような悲しいような気持になります。

 

 

私の所は海から遠いので、夕陽が海に沈んでゆく こんな景色を一度見てみたいです。

 

 

１９８０年代は、日本のアイドルの全盛時で 多くのアイドルがデビューし、スターになり多くのヒット曲が生まれた時代でした。

当時のアイドルの曲は、有名なアーティストが提供したものも多く、楽曲としても優れたものが多かったと思います。

今回載せるこの曲も当時のトップアイドルのヒット曲で、　私は大好きで、カラオケでもよく歌わせてもらっています。

まずは、私の好きな作曲された来生さんのバージョン。

 

トワイライト～夕暮れ便り～／来生たかお

 

そして、ヒットした明菜さんのバージョン。

 

トワイライト～夕暮れ便り～／中森明菜

 

中森明菜さんに提供した 『スローモーション』 『セカンドラブ』 に続く、来生姉弟コンビの作品ですが、３曲とも甲乙つけがたいような名曲です。

純情な女の子の恋心を綴ったような歌詞で、アイドルでは歌が上手い中森明菜さんが、感情を込め抑揚を巧みにつけ ドラマチックに歌い上げていました。

 

対する作曲された来生たかおさんのバージョンは、酸いも甘いも嚙み分けた大人の男の色気とゆとりと気怠いような雰囲気が哀愁を運んできます。

素敵な歌声ですね。

どちらも それぞれ いいと思います。

 

この歌の歌詞で、凄く気になっていて好きなフレーズがありまして、

 

絵はがきを 一枚だけ
さりげなく あなたへ出すの
元気です 一行だけ
したためて ポストへ落とす

 

普通 絵はがきは、ポストへ入れるという表現を使いますよね。

ですが、この歌では、ポストへ落とす という表現が使われています。

きっとこの歌の主人公は、彼への恋する思いから、こぼれ落ちる涙と共に絵はがきもポストへ落したのでしょう。

 

黄昏時の哀愁が空の果てまで広がってゆくような素敵な歌です。

 

トワイライト

こめかみには 夕陽のうず
てりかえす海 太陽にそまる
日傘の下 目を細めて
あおいだ景色 あなたにも見せたい

絵はがきを 一枚だけ
さりげなく あなたへ出すの
元気です 一行だけ
したためて ポストへ落とす

やはりあなたと 一緒にいたい
ひとこと書きあぐね
感じますか 届きますか
このたそがれと 恋ごころまでも
まぶしいほど 苦しいほど
あなたへの愛 迷わない 今なら

明日もう一度 心をこめて
手紙を書くつもり
感じますか 届きますか
このたそがれと 恋便りまでも
あなたが好き 苦しいほど
もう迷わずに 今日からは言えます

 

今回は、『トワイライト～夕暮れ便り～』 を お届けいたしました。

来生さん独特の翳りを感じるようなメロディーが好きです。