待望の浜田省吾さんの新しいDVD、『ON THE ROAD 2015-2016 "Journey of a Songwriter"(完全生産限定盤) 』 が、届きました。
発売が決まってから、この瞬間をどれほど心待ちにしていたことか・・・
届いたばかりで、まだ一度しか見ていませんが、雑感を書きたいと思います。
前作の 『ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend"』 は、それまでの浜田さんの代表的な曲で構成されたライブでありDVDでしたので、言わば浜田さんのライブの集大成的な内容であったと思います。
今回のDVDはタイトル通り、2015年から2016年にかけて行われた浜田省吾さんのライブの模様を収録したものです。
このライブツアーでは、ツアーに先駆けて発売されたアルバム『Journey of a Songwriter ~ 旅するソングライター』から全曲歌われるという新しい試みもあり、前作が集大成的な内容でしたので、新たな一歩を踏み出した印象も受けました。
1990年代には、かなりネガティブだった時代が浜田さんにもありましたが、何かを確信し新たな信念を持たれたような力強さと円熟味がこの作品から伝わってきます。
ライブの1曲目に歌われた 『光の糸』 は、それを象徴するかのような未来への願いと希望を感じる力強さに満ちたナンバーで、この作品ではモノクロ映像化され、さらにCG で多数のライトの光が加えられ、まさに光の糸をそのまま映像でも表現したオープニングに相応しいカッコイイ仕上がりになっています。
あと個人的に特に気に入ったのは、『マグノリアの小径』 で 2画面合成が多用された映像がとても美しいです。
個々の曲について書くと限がないのでないので書きませんが、他にも見どころ満載の作品になっています。
このライブは映画化もされたので、ライブ映像に海外で撮影された映像がミックスされ、さらにCGもかなり導入された映像処理が なされています。
そういう意味では、浜田さんの映像作品の中で、一番映像的に凝った派手な作品になってると思います。
このDVDや近年のライブを見て私が一番感じたのは、今の浜田省吾さんは、自分が歌うべき事、歌わなければならない事、そして 遣るべき事をしっかり見据え、それを信念とし音楽活動をされておられるのでしょう。
ですから今の浜田省吾さんには、迷いがまったく感じられません。
力強い意志から発せられる歌の数々が私を励まし、心を揺さぶり続けています。
それは、これからもずっと変わる事はないでしょう。
浜田省吾という名のソングライターの旅は、まだまだ続きます。
そして、浜田省吾さんを追いかける私の旅も終わりません。