私のような仕事をしていると、大人になって学び始めることの方が多い、特にデジタル社会になってからは、ずっとそうである。
音響音声学の器材は、まだパソコンで保存がきかない頃からやっている。保存も、当時はフロッピーディスクにしていた時代である。
アナログ型は、体験はしているが、それで論文を書くまではやっていない。だから、針をとばすといったあるあるは体験していない。
今やってることの簡単な紹介動画は、大学のサイトで公開されている。
分野がマイナーなせいか、なかなか再生回数は伸びてないが。
母音がどうこう、子音がどうこう、アクセントがどうこう、というのは気づいたら四半世紀以上やっている。
無料で使えるソフトも出ているが、スペクトログラムがきれいだという理由で、いまだにCSLを使い続けている。
Pentax Medical社製のものである。昔は、KAY、その次がKAY-PENTAXで、今はこういう社名になっている。
人文系が無料ソフトで満足しているので、すっかり医療器材になっている。
オプションソフトを考えると、CSLを使っている方が便利なんだが。
で、Nasometerの改良型が出たので、購入した。
今は、これを使いこなすために苦労している。
医学系の基礎研究はあるのだが、人文系としての基礎研究がまだ少ないので、とにかくデータを積み上げなければならないので。
50の手習いというのはしんどいものであるが、まあしょうがない。
地道に愚直に取り組んでいくしかないようである。