その1のつづき。
やってはいけない7つの質問を確認していく。
④やってはいけない、ダーティーな質問
これは理解するのに、苦労した。
無意識の偏見を含まない発言は、誰にでもよくあることなので。
また、ダーティーの英語での意味をよく分かってないからかもしれない。
引用先の発言例を読んでも、なぜダーティーなのか、いまひとつピンと来ない。
「君は間違っている」とあからさまには伝えない点が誘導尋問とは異なるようだが、婉曲表現が多彩な日本語には合わない気がしてならない。
なお、なぜダーティーなのかは分からないが、引用先の発言例に違和感があることは否定しない。ただ、しっくりこないだけである。
⑤やってはいけない、二択の質問
これは諾否疑問文を用いるなということか。
「はい」で、相手に責任を負わせることになるからということらしい。
「それで大丈夫なのか?」より、「どう大丈夫なのか?」の方がいいとのこと。
相手に考えさせることが主眼となる主張としては筋が通っている。
そこらへんをはっきりさせないと気が済まないようにも受け取れるけど。
どっちにしても責任を負わせる言い方であるように受け取れるし。
疑問詞疑問文の方が、相手から得られる情報の量と質が上がることは理解できる。聞かれてる側の負担は明らかに増大するけれども。
相手をなかなか解放させない質問という見方もできる。
また、表現形式は変わっても、上から目線となるかどうかは音調次第だと思える。
日米の言語背景の差が垣間見られる。どっちがいいというわけではないのだが、しっくりこないということは、私の中では好ましいと思えないということである。
その3につづく。