「脳とイラストと記号」 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

音声学という学問を専攻にしているが、英和辞典などで見られる発音記号を扱うことも。ただ、英語の発音記号はローカルなもので、汎用性は低い。

 

ということで、国際音声記号というのがある。

International Phonetic Alphabetで、IPAと略される。

 

 

 

※詳しく知りたい方は一読していただければ。

 

 

自然科学系の人間が元素記号をある程度覚えるのと同じくらい、人文系はこの記号を知っておけばと思うが、なかなかそうもいかない。

 

まあ、耳で聞いて、それだけで再現できる人には不要である。

ただ、そんな人はものすごく稀少である。

 

だから、音声を目で見て、記号で理解すればということ。

日本語にはない音も、表されている。

 

これを真面目に学習するためには、一つ一つの記号に対してどのように舌や唇や顎などの音声器官を動かすかを知る必要がある。

 

「パ」なら唇を1回閉じて、「タ」なら舌先を歯の裏あたりにつけて、といったように、その通りに出せば、その音は出るという仕組みになっている。

 

その記号は、例えば[p]であれば「無声両唇破裂音」、[z]であれば「有声歯茎摩擦音」、[i]であれば「非円唇前舌狭母音」といったように呼んでいる。

 

この名称を知っていれば解けるというクイズを作ってみた。

ユーチューバーっぽく、IPAをいらすとやのイラストのみで表すというもの。

 

 

 

 

卒業して何年かたって、すっかり音声学から遠のいている人たちにも事前に試してみた。ヒントを与えたら、すぐに取り戻した。

 

ということで、どんな感じになっているかは動画をご覧ください。

そして、こう思うでしょう。 「ただのダジャレやんけ」