「他者とカタカナと配慮」 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

オーバーシュート、ロックダウン…専門用語なぜカタカナ語ばかり?

 

いろんな人が声を挙げているので、新型コロナの問題では話題になるようになった。大事なところを外来語中心で喋るの、ええ加減にせえと。

 

専門家の悪い癖である。

専門用語は専門家にとってのみ日常的で、他の大多数には非日常。

 

だから、こういう危機的状況の時に、それをそのまま用いるというのは、伝達を放棄しているとしか思えない。

 

行政からの発信にも問題があり、報道機関にも問題がある。

特に報道は、こういう時こそ言葉にまともに取り組めと。

 

専門知識を伝えるためにやってる講義なら、そりゃ専門用語を使う。

それを知ってる者同士なら、説明を簡略化してスムーズに話せるんで。

 

それはそれ。これはこれ。

これは研究者の自戒というよりは、病気経験者の怒りの方が強い。

 

外来語で印象が和らぐというのは幻想である。

そんなに世の中、英語に興味はない。

 

むしろ、いらいらする。そういう人々には伝えなくていいのか。

脳を疲弊させ、ストレスをためさせ、免疫力を落とさせる。

 

まったくもって配慮がない、悪習である。

危険な状況は危険と直球で分かる方が、まだましなのである。

 

国研もかつては外来語言いかえ提案やってたけど、諦めたんだろうか。

それなら、報道機関は研究者を交えて即考えるべきだが。

 

義務教育を出ていれば読めるというのが新聞の前提。テレビ、ラジオはそれより易しくではなかったのか。まったくもって優しくない。

 

 

 

→ 「害とカタカナと文句」