「鍋とアンコウと私」日本料理田や | 福盛貴弘の脳炎日記

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日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

正月に家に帰った時は、1日がてっちり、2日がかにすきというのが、ここ十数年の定番となった。だから、帰省がありがたい。

 

1人で食べる鍋ではないと思うし、人を呼んだらそれなりにふるまわなければならないし。1人で食べるのなら、湯豆腐がいい。

 

と言いながら、年末に久しぶりにホットプレートを出して、鍋をした。

普通に寄せ鍋をしただけ。メインの具はタラと豚肉。安いし旨いし。

 

ハレではなく、ケの鍋はそういうのがいい。

名もなく貧しく美しくとまではいわないが。

 

家ではそういう鍋でいいから、外で食うならハレの鍋をと。

そろそろあんこう鍋食べないとなと頭に浮かんできた。

 

つくばに行った時は、冬は行きつけの店で鮟鱇鍋を食べる。

茨城に行ってから覚えた味で、茨城で食った方がという気持ちが強い。

 

ただ、今年度の冬につくばに行く機会がなさそうなので、年明け7日に友人を呼び出して、アンコウ鍋を食べることにした。

 

 

 

 

プルンプルンで食いにくいのも、いい。

そういう手間は嫌いではない。

 

1人でも作ってくれるが、鍋は人をまじえて食べる方が楽しい。

量が多くて1人では食いきれない以上に、話しながらつつくがいい。

 

農林水産省の農山漁村の郷土料理百選に、茨城の料理としてあんこう料理は選ばれている。それだけの価値はあると思う。

 

アンコウ鍋となめろうを知った時、関東に住んで良かったと思った。

ということで、今年も予は満足であった。

 

 

 

 

→ 「ふぐと鮟鱇と私」

 

 

 

追記

農山漁村の郷土料理百選

東京は深川丼が選ばれている。