氏名→「なまえ」生年月日→「うまれたひ」 とある図書館が導入した「やさしいふりがな」がグッドアイデア
確かにいいアイデアである。
子どもにも外国人にも分かりやすい。
ふりがなでやれば、1枚ですむ。
別紙をいちいち出さなくてもいいのは、職員にとっても楽だろう。
そういう意味では関心すべきことなんだが、私にとっては経験があったので。
書類上ではないが、やさしいことばで置き換えてもらえたことが。
病院に関わる用語というのは難しいものが多い。
病名は基本的に長い漢語だし、アルファベット頭文字語は多いし。
これは、脳をやってしまって言語障害になった者にはきつい。
理解しようと脳を使うと締め付けられる痛みに襲われる。
人の話を聞いて理解することがいかに大変か実感した。
これは病で倒れないと、なかなか伝わらない。
読むのももちろん大変だが、聞く方が日常的に割合は多い。
書きことばより話しことばの方が、重要なのはこういう点からも分かる。
他人の話を聞かない人は、意図的に脳への負荷を避けているのかもしれない。
その意図は、明らかに悪意に満ちており、他人に迷惑かけまくりだが。
されはさておき、私の場合、まずはリハビリ用語だった。PT、OT、STはもちろん理学療法、作業療法、言語療法もすぐに理解するのは難しい。
「あし」「うで」「ことば」と当時のメモに書かれていた。
看護師から口頭で伝えられるときも、メモで渡されるときも。
易しさは時に優しさに。こういう配慮が、脳には優しい。
そればかりでは効率は悪くなるが、必要な人には配慮してくれれば。
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