繁昌亭でいつの間にかとっていたメモ。
普段はまったくメモを取らないからこそ、たまにとるメモは役に立つ。
笑福亭生喬さん、なんで親子ウィークで遊山船やったんやろうなと。
大人にはきわどいネタが多くていいのだが、子ども大丈夫かと。
私が子どもが好きか嫌いかは抜きにして、大人目線だと。
ただ、子どもはわけのわからんところで笑うから、それもありかと。
まあ、大人が子供に見せたくないテレビ番組ほど、お笑い好きの子どもには見たい番組であるのは、世の常人の常。
寄席に親と一緒に足を運んで、艶や黒のネタから知識を増やす。
あれがなんだったんだろうと親に聞けなきゃ、検索すればいい時代なので。
自身がそうやって育ってきたんだから、結論としてはやはり可だったんだろう。
寄席好きの大人には受けるネタなので。
さて、メモしてあったのは、ひらがなで「いたばかせぎ」。
銭湯との関連が頭に入ってこなかったんだろう。
「板場稼ぎ」は「板の間稼ぎ」が縮んだ言い方で、板の間=銭湯の脱衣場での泥棒を指すようだ。たしかに鍵付きのロッカーがなければ、隙を見て盗める。
いたのまかせぎ(板ノ間稼) いたばかせぎ(板場稼) 下等百科事典
板場というのは近畿では、板場は調理場の意味でも使い、料理人の意味でも使う。後者の意味を知らなければ、分からない。
屋形船で調理している人を板場といったところ、板場稼ぎ(銭湯泥棒)か悪いやっちゃという流れが分かるかどうか。
噺の本筋ではないのだが、途中の笑いどころなんで、理解しておかないと。
仲居を長い、幇間を羊羹という流れが続くからこそ余計に。