ダマされやすい食品キャッチコピーのウソ。「レタス3個分の食物繊維」は多くない
2018年09月29日 女子SPA
基本的にサプリで栄養補給はしないんだが、テレビや雑誌を見ていて、うさん臭いなあとは思っていた。そのサプリが役に立たないかどうかではなく、誇張表現やなと。
「レタス〇個分の食物繊維」という表現は、とてもよく使われている比較表現です。しかし、レタス100gあたりの食物繊維含有量は約1.1g程度。これは同量のサツマイモと比較した場合、1/2の食物繊維含有量です(サツマイモ100gに食物繊維2.2g)。
レタスって1玉300~500g程度か。まあ、1玉でも食べきらんけど。
焼きイモ食うたら、それだけで倍はとれるということか。
食物繊維ってゴボウが有名だが、ゴボウは100gあたり(以下同様の基準)6.1g。レンコンが2.3g。ニンジンが2.9g。100gだと全て1本以下。
で、乾麺のうどんが1人前100gで2.4g。
けんちんうどん1杯で十分補える。これなら食える。
過去に、粉末青汁に「グレープフルーツ2個分のビタミンB2」と表現しているものがありました。しかし、そもそもグレープフルーツはビタミンB2を多く含んでいる食品ではありません。100gあたり0.02mg程度で、同量の豚肉に含まれるビタミンB2の約1/10。ゼロではないものの、ほぼ含んでいないと言ってもよいでしょう。
グレープフルーツ2個も食いたくないなあ。
アボカドやったら、100gで0.21g。でも、納豆やったら100gで0.56g。
うなぎの蒲焼きで0.74g。牛レバーやと3.00g。
いくらで0.55gこういうのやと、実際に100g食えるんでちょうどいい。
なんや普段割と食ってるもんでええやんと思ってたら、インスタントラーメンが、1.67g。なんや金がない方がええんかと思うと少し悲しくなる。
「自社商品(乾燥粉末)100gは同量のホウレン草50倍の鉄分が含まれています」という表現がよくありますが、これは乾燥している商品(粉末)と生のホウレンソウを比較しています。水分を飛ばして乾燥させた方が濃縮され栄養価が高くなるのは当然のこと。乾燥したもの同士など、条件を統一して比較するのであれば良いのですが、悪用している健康食品も見受けるので注意する必要があります。
なるほど乾燥させた方がええんか。干ししいたけ(1.7mg)を買ってきて正解か。
親が干し柿(2.3mg)作ってるのんもそういうことか。食物繊維も多い(14.0g)し。
鉄分ってレバーのイメージやけど、豚13.0mg、かしわ9.0mg、牛4.0g。
にらが0.7mgやから、レバニラ炒め食ってたらええのか。バカボンパパやなあ。
100gあたりというのも、実際に食えるかどうかが重要なんで、豆100gはきつい。
乾燥きくらげ35.2mgと言われても、そんなにきくらげいらんし。
普通に飯を食ってればいいということを再確認できた。
少食の私に補給できているかどうかは別にして。
付記
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