一握の星の砂 ~ アラカンのおひとりさまは今日も健在

一握の星の砂 ~ アラカンのおひとりさまは今日も健在

気がついたらアラカン!しかし人生まだまだこれから。楽しく過ごせるかどうかは自分次第。気楽9:頑張り1くらいでやっていきます。




楽しいアラカン時間は自分で作る
をモットーに、できる範囲でそこそこ楽しくやってきましたが、
4月に、会社で新型コロナに感染。
後遺症があり、現在はその愚痴ブログになっています……。

旅の写真はこちら↓にアップしていますので、よろしければご覧いただけますと嬉しいです。
https://ameblo.jp/yama-miru-hibi/








昨日はあんなに天気がよかったのに、今日はまた曇り……。

 

そして明日は雨らしい。

 

昨日の帰り道、暗がりの中で近所にある桜の木をよく見たら、だいぶ咲きそうになってきている様子。

もうすぐだと思う。

待ち遠しい。

ホテルとレストランの予約でときどきお世話になる“一休”で、いつの間にかお取り寄せも始まっていた。

お菓子類はそんなに数がない……しかし、婦人画報のお取り寄せなど、ほかのサイトでは見たことがない(と思う)ものもある。

これからはこちらも要チェック。

昨日、一昨日の雨、そして昨夜はけっこう風が強かったのが嘘みたいに、今日は快晴。

暖かくなるみたいだし、やっとソメイヨシノも咲くかも?

 

ちなみに、去年は3月28日に千曲のあんずまつりに行ったら、びっくりするくらい満開だったけれど、今年は開花予想が3月30日らしい。

上田城の枝垂れ桜も満開でワッサワッサしており、どちらも本当に素晴らしかった思い出。

渋温泉の入り口である湯田中駅には、長野駅から長野電鉄に乗る。

 

この長野電鉄の特急は、昔の小田急ロマンスカーが使われた“ゆけむり号”もしくは昔の成田エクスプレスが使われた“スノーモンキー号”。

 

往復とも、時間的にもちょうどよかったゆけむり号を利用。

せっかく旧ロマンスカーに乗るのだから、と、指定席の展望車両を、帰りは一番前を予約。

前からロマンスカーの先頭の席には憧れていた。まさか、ここで実現するとは。

 

長野電鉄では「あれ?これ昔東京を走ってなかった?」と言う車両もあり、

雪のほとんどない長野市内~雪が積もった湯田中周辺との間の移動は景色もよく、

いろいろと、すごく楽しかった!

沿線のりんごの花が咲くころ、是非、また乗りたい。

渋温泉の金具屋は、昭和11年に建てられた木造4階建て(!)の建物もある旅館。

(私たちが泊まった鉄筋の建物も、昭和中期のものとのこと)

レトロなままの内装と、何より、外観が「千と千尋の神隠し」のモデルになっているのでは、と言われており、人気らしい。

 

少し前に「友近・礼二の妄想トレイン」で見て、その後、「美しい日本に出会う旅」でも見て、どうしても行ってみたくなった。

 

しかし、さすが人気の宿、2~3か月先まで予約はいっぱい……

 

と思ったら、3月の23~24が、ぽっかり1室空いていた!

誰かキャンセルしたのかも。

すかさず、そこに飛び込んだ。

 

長野電鉄の湯田中駅から、送迎の車で数分。

 

すごい外観!

 

中にもいろいろな遊びや工夫があり、テレビで見た光景を探して歩いたりして、楽しんだ。

そして夜は、木造4階建ての建物のライトアップがあり、

これがもう、

ものすごく日本的な建物なのに、日本ではないみたいな、異世界への入り口みたいな……美しくて、神々しくて、立派で、圧倒された。

 

食事もおいしく、ほかではちょっとできないんじゃないかと思われる、いい経験だった。

今朝は電車に乗っていたら何だか気分が悪くなり、

降りようかな

いや、そこまでではないかな……

と自問し自答しているうちに、何とか目的地まで到着。会社に来てからおなかが空いてパンも食べた。

ちょっと疲れたかな。考えてみたら、3月はずっと泊まりで出かけていたし。

今週末は少し休もう。

今年の冬は暖かくて、一時は、桜もずいぶん早く開花する予想だった。

 

しかし

まだ咲かない。

ここ最近の寒さで長い足踏み状態になっている。

 

妹からは、「近所のハナモモがまだこれだけしか咲いていないよ」と写真が送られてきた。

お数珠を頂戴してから、内陣への入場券を買い、座って、まずは天台宗、そして浄土宗のお勤めに参列。

 

寒いんだけど

お経の声や木魚などの音に圧倒され、引き込まれる。

 

ご住職が「南無阿弥陀仏」とこちらに向かって繰り返し唱えられるときには、自然に「南無阿弥陀仏」と声に出していた。

 

何というか

これが仏さまにすがると言うことか……と感じた、善行寺での朝だった。

善光寺のご住職が、朝のお勤め“お朝事”に行かれる際、跪いている人々の頭を手にされているお数珠で撫でて功徳を授けてくださる(“お数珠頂戴”)ことを知ったのは、1月末にBSTBSで放送された「美しい日本に出会う旅」だった。

 

1月に善光寺に行ってからわりとすぐにこの放送を見て、ああーーー行きたかったーーーーーーと後悔しても、後の祭り。

 

しかし同じ放送で渋温泉の金具屋を見てどうしても行きたくなり、何とか空室を見つけられたので行くことにし、渋温泉に行く前の火から長野に行き、善光寺のお数珠頂戴にも行けることになった。

 

お朝事が始まるより早い時間に善光寺の境内に行くと、既に数人の人たちが。

警備員さんが、待つ場所と、「写真撮影は禁止」と教えてくれる。

冷たい空気の中、しばらく待っていると、ご住職一行がやってこられた。

 

ひざまずき、手を合わせ、頭を下げて待つ。

やがて、自分の前に人の気配がし、

ペシッ

と、頭に何か、けっこうしっかりと触った感触があった。

それがご住職が手にされていたお数珠だった。

 

涙が出て立ち上がってからもしばらく止まらず、あー、どうしよう、と思ったら、隣にいた母も涙ぐんでいた。

 

あまり、土日で出かけて月曜日出勤と言うことはない。

今回は例外。

金具屋が、行きたい!と思った時点で、この土曜日にたまたま空きが見つかり、超人気の宿ですかさず取らないと次はずいぶん先になってしまうので、ここになった。

 

全体的にのんびり旅だったので、疲れてはいないけど、今朝の雨にはテンションが下がる。

昨日も、帰りは雨だった。お土産なども持っていたのでちょっと面倒だった。