おぐりん呑み旅 ひとり旅

おぐりん呑み旅 ひとり旅

一人旅…。
それは 大切な時間
切符を持って 列車に乗れば
昨日までの
自分はちょっとお休み…
そう 私は旅人…
素敵な出会いを求めて…。

日本酒大好き走る旅人です



旅好きですが 

飛行機...苦手です...。

という訳で 国内旅行 旅ブログ

お付き合いください




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15日超大型台風
西日本上陸

 一ヶ月前
パソコンの前に張り付いて
苦労の末手に入れた
2枚の甲子園チケット
その日付は
うーむ
どストライクの15日&16日
(落ち着こうと何とか 頑張ってますが白目むいてます)

思いっきり 
背番号10のタイフーン君に
空振りの三振じゃないですか 監督〜

数週間前
太平洋が静かなりし頃
甲子園での
妄想はグイグイと膨らむばかりの私

暑さ対策に買った
携帯扇風機
うん此れはナイスな
買い物ですね

男を更に上げるであろう
ちょっとイカした
サングラスも
Amazonでポチッと
買っちゃいました
うーん準備万端です
流石抜かりがないですね私って!
……
……
それから数週間後
男は真剣に悩むのでした
うーむ 此れらは
メルカリに登録しようかなっと…
新品なのと
心の癒しの為
ちょっと高めのお値段が宜しいな 此れは…うん。


という事で
ここ数日一人てんやわんや
そして
天気予報を
気象予報士よりも
ガン見し続けていた私
うーん
16日は
何とかいけるんじゃねえ?
(もう希望的観測でしか 物を考えなくなっています)

という事で
私大阪に来ちゃいました
さてさて
当然他所の土地へ行けば
夜のコースは
決まってますね!
……
…-
こらこら
私の大好物の酒場は
何処も臨時休業の貼り紙ばかりじゃないですか!


私執着心は人よりも強い方なので
ずぶ濡れで
居酒屋探しましたよ
もう
ギンギンに冷えたビールで串カツを流し込むとか
お好み焼きハフハフで
そこにしゅわしゅわハイボールとか
幸せなあの頃の事は
忘れる事にしました

という事で
ビショビショに濡れて
風にめくり上がった
暖簾を根性で
探し当てましたのです

濡れた体に
気を利かしてくれている冷房は
寒過ぎますね
でも我慢です
もう 歩けません

跳ね返った雨に濡れた
ズボンの裾めくり上げて
今夜は気合入れて飲みますよ






台風が去り行けば
明日の第1試合は
私の生まれた栃木代表の
作新学院が登場です
無事試合が行われます様に

その時は
Amazonで買った
イケてるサングラスは
外して
その戦いぶりを しっかりと
この目に焼き付けますよ!



尚 酒場の片隅
良い気持ちで酔っ払って投稿してますので
お久しぶりの投稿という事は
すっかり とぼけて居ります…
お許しくださいませ。





 
皆様 旅先では
何を召し上がりますか?
私ですか?
私の場合 飲食以外
他に何の楽しみの無い
既に枯れた人間ですから
食こそが重要
勿論 名物名産を
無理矢理でも頂きますよ!

旅には交通費がかかります
ちょくちょく行ける訳でも有りません
短い時間で 旅の足跡を
ぎゅっと残さなくてはならないのです


更に淋しい一人旅
笑顔弾けるパートナーなんて
傍に居ない訳ですから
帰宅後見返す写真は
景勝地と料理のみなのです
此れってちょっぴり切ないのですよ

ですから
せめて旅での食事は
名物名産の料理で
アルバムを華やかにしたいのです

という事で 私
例え体は肉を欲してても
お粥さんを食べる覚悟なので有ります
(何が私をここまで追い詰めたのでしょう…)

さあ 其処で思い出して下さいませ
今回の私の旅
ブログを遡って見返して見ますと


刺身に煮付け焼き魚
〆に頂く海鮮巻
成る程
和歌山の海に浸かった魚達しか
頑なまでに 
口の中へ
通しはしてませんね
其れにしても
狂った様に 魚ばかり食ってますね
完全に何かに取り憑かれている様です…

然し乍ら こうも続いて
繊細な お魚の味に相対していれば
私の鈍感なお口では
流石に疲弊してしまいますね
ですから 
魚以外の名物料理も
当然食べてますよ

という事で今回
酒無し旅のグルメ編で
夏旅最終回と致します。

魚を鱈腹堪能したお口が
次に欲する 有名なグルメ有りませんかね?
有りました!
今のお口と胃袋に
ドンピシャどストライクの頂き物が!
ラーメン
和歌山ラーメンですよね!

井出商店

以前新横浜ラーメン博物館に出店して
和歌山ラーメンと言うカテゴリーを
全国区にしたお店ですね
有名店ですから
一見の観光客の私にピッタリですね
きっと料理の写真もインスタ映えしますよ
些か目的が偏ってきてますが
兎に角
飛び込みましたのです


店内満席
知らぬ者同士が相席で
袖ぶつかり合いながら
黙々とラーメン啜ってますね
むせ返る程の豚骨臭の中
キビキビと客を回す従業員
此れぞ 
老舗の人気店ならではの活気
嫌でも期待しちゃうじゃないですか!

特製中華そば

こんもりとチャーシューが
隙間なく丼を覆い
メンマとおネギが脇を固め
お花のナルトが
可愛く咲いてるではないですか、

顔にモクモクと立ち上る湯気が
なんとも食欲をそそります
思いっきり湯気で
深呼吸したら
早速頂きますよ!



豚骨醤油のスープ
一口目はガツンと豚骨の濃厚な味わい
食べ進めるに連れ
醤油の旨味がぐっと追ってくる感じで
後を引くスープですね
麺は細めのストレート
噛み締めた時
小麦の香りが立ち
スープと相まって
新たな味わいが口の中で広がりますね

其処に
肉感とトロトロ具合が
堪らないチャーシューを
リズム良く合わせて行けば
罪悪感を残してスープを底まで飲み干し
官能のまま速攻で完食です!

魚だけではない
和歌山恐るべしと唸る
ラーメンでした!

なお 交通費かけないで
井出商店のラーメンを頂こうとすると…





…此の様になりました
皆様 交通費は無駄では有りませんよ



続いては 
東京への新幹線を待つ間
名残惜しく
難波辺りをぶらぶらとしている時に
ふらっと立ち寄ったお店


此処もまた有名店ですが
良い感じです
自由軒


料理サンプル大好き!
小さい頃
デパートの最上階にあった大食堂を
思い出しますね
小さな僕の目線の高さに合わせて並んだ
フォークで持ち上げるナポリタン
クリームソーダにちょこんと添えられた
真っ赤なさくらんぼ…
ワクワクしながら
見つめていたものです



此れカレーですよ
名物カレーなんですよ
大きさが揃えられた
ご飯と牛肉と玉ねぎが
初めからカレーと混ざり合ってます
その上に生卵が
此れから始まる私の一仕事を待って
プルプルと揺れて居ります

成る程…
其処にソースをお好みで回し掛けましてと
ふむふむ…
ぐっちゃぐっちゃに混ぜ合わせる訳ですね!




はい!完成!


混ぜ合わせる事で
スパイスが効いた
爽快な辛味が
米粒に満遍なく
コーティングされてます
具材は玉葱と牛肉ですが
米粒より小さいく揃えて有りますので
ルーと米粒との纏まりを助けてますね
うん ワンスプーンで
名物カレーの醍醐味が味わえますよ!

カレーにソース
カレーに卵
今では当たり前のトッピングですが
此処が元祖だそうですね
成る程
玉子のマイルドさ
ソースでコク
楽しいお味に仕上がってますね

其れに
ご飯にルーがかけられた
所謂普段頂く
カレーライスと違い
ご飯とルーの割合を考えて
消費する進行具合を心配しなくても良いですね

大阪別れ飯
串カツとビールにも惹かれましたが
自由軒でカレー
大変満足致しました!


と言う事で
只今唾液垂れ流して
旅のアルバム見返してます
……
……
こらこら
景勝地も見返して下さい!

以上 旅の栞 これにて完結。


皆様 どうやら夏旅
年内にどうにか間に合いました
長期間に渡り
お付き合いくださいまして本当に
有難うございます。

















旅先で一人 酒を呑む
其の殆どが
初めて訪ねる店になる訳で有りますが

数ある酒場から一軒
誘われる理由は
様々な物です

そして其処には
時折一夜限りの
素敵な出逢いが有るものでして…。

さて 私
旅の栞によれば
この後 和歌山市内にて 
お約束通り 
酒に溺れる訳ですが…

うん?何々?どうした?
行き先の酒場はと…
栞は空白 
未定じゃ無いですか!

一番肝心な所が まだ未定
日が暮れても まだ未定
初めての和歌山市内なのに まだ未定

此の計画性の無さ
普通でしたら
ツアコン失格の烙印を押されてる所ですが
此の男 大丈夫なのでしょうか?
チェックイン間も無く
ホテルの風呂に浸かってますが…
……
……
どうやら 大丈夫のようです…

数分後…
大海原に放たれた魚の如く
餌を求めて 口をパクパク 
ペパリーゼ飲んで
気分だけでも内臓保護して
体は スイスイと
ホテルから
太平洋の潮流に乗って
美味しい肴が待っている
今宵の黒潮を目指して
彼方此方 大海原を
早速泳ぎ回って居りましたのです

ほら もう目の色が変わって居ますよ
人一倍 酒に対する執着心が
強いですからね
では 此の男の跡をついていきましょうか…


入口から出口まで一直線に伸びた通りは
シャッターを下ろし
其の殆どの店が
一日の役目を終えて居ました

人影が無いアーケード
闇夜に向かい
吹き抜ける風

眠りに向かう
地方都市の鎮まりは
何処か淋しさをともない
何とも 哀愁が漂います
私旅人ですが
観光とは真逆の光景
然し乍ら 実に
酒が恋しくなるじゃないですか


一日社会の中で揉まれ
薄暗闇の中から
我が家の明かりを見つけ
ホッとする様に
酒呑は 一日の終わりに
酒場の明かりに
縋り付くのですね

そして 其の気持ちを察する様に
周りで明かりが灯るのは酒場のみ
酒場回遊魚としては
実に分かり易い状況になって来て居ります(パクパク)



ふむふむ
彼方さんは
釣り針を垂らし
此方の喰いつくのを
じっと待っているのですが
ふーん 然しながら
そう易々とは
引っかかってやるものですか!

一期一会が信条の旅人
二度とは無いかも知れない
和歌山の夜
釣られる店の選択
此は 大切な決断なのですよ!
擬似餌なんかでは
釣られませんからね!

さてさて 私 こうして街を
ぶつぶつ呟きながら
無駄に泳ぎ回って居る訳では無いのです
夜は短いですからね

実は 土地に詳しい知人からの情報で
予備知識で数軒
目星は付けて居りましたのです
(ツアコン資格復活)

其の数軒の間を何度も回遊しながら
探って居たのですよ
結局 最終決断は
私の勘とフィーリングが頼りですからね


其の内の一軒の店の前で
先程から
怪しく何度も徘徊する男発見



気配を消して
お品書きを 見つめて居ります

どうやら
感性を研ぎ澄まし
外観とお品書きだけで
店内の様子を
伺っている様ですね
何か無駄な時間を
費やしいる感じがしますが
必死な形相なので
彼をもう少し そっと見ていてあげましょうね



ふむふむ…
(熟考中 暫しお待ちください)
成る程…
(何か 閃きましたか?)
うーむ
(ここ数日で一番頭を使っている様です)
……
……
よし!

何が後押ししたのか不明ですが
どうやら
此の店に決めた様ですね

皆様 前置きが非常に長くなりましたが
お待たせ致しました

旅の栞 3日目夜
和歌山市内



先ずは…今宵の幸せを誓って
右手で
ギンギンのコイツを
グッと握って目を瞑り
ふわふわと膨れ上がった君の
滑らかな唇へ
ソフトタッチでファーストキス…



刹那
クリィーミーな泡の堰を破って
黄金の液体が喉から胃袋にかけて
キーンと駆け抜けて行きますよ

んっ んっ んっ
……(悶絶)
ゴクゴクゴク
……(気絶)
パフゥ〜(蘇生)

私 砂漠で此れ出されたら
財産全部持っていかれても
文句言いませんよ 本当!
ハイ!一瞬で私
景気付きました!
宴 宴だ 一人宴の始まりですよっと!



カウンターの向かう側には
紀伊水道から太平洋と海に沿う
和歌山の恵みが
見事にお揃いで
私を お出迎えですか?


どれどれ
壁一面に貼り出されたメニューを
右から左へ
何度も往復行ったり来たり
旅先の居酒屋は
正に地方の名店街の様
実にワクワクしますね

其の中から
今夜は何を頂こうかなんて
あれやこれや
一人ぼんやり考えている此の一時
あ〜此れぞ
一人旅一人呑みの
醍醐味じゃないですか!

さてと


和歌山名店街から
地ビール ナギサビール
カウンターの上にどかっと置きまして


続いて 刺身盛り一人前
和歌山水産高校の
オールスター選抜に登場してもらいましてと
特に4番を打つ鰹君
もっちりムチムチですね 良いですよ〜
本日も期待してますよ


という事で
私のカウンターの上に
先ずは
和歌山竜宮城
其の宴の準備が整いましたのですね

爽快な喉越しのビールで
恍惚として
強力スタメン刺身をやっつけて行けば
当然 スイッチが入ります
其処で



日本酒ですね
勿論 和歌山の酒でなくてはいけませんね
雑賀の郷
スッキリとした辛口の酒ですね
食中酒として
我ながらナイスチョイスですね!

と来れば
此の酒に合わす肴が欲しい所
最早 酒呑のスパイラルが止まりませんね

さてさて 何を頂きましょう?
其れにしても
壁一面に書かれた垂涎のお品書き
追いかけても追いつきませんね

酔っ払って思考能力も低下して来た事ですし
此処は こうしましょう
本日の美味いものは
主人だけが ご存知ですよの法則により
ご主人に 丸投げしちゃいましょう!

と言う訳で
程なくご主人
調理場から魚一匹携えて
口元ニヤリで一言
其れでは
此れ煮付けましょう!

其れはもう私 …
口の中一杯に唾液溜めて
従うしか有りませんね


どかっと腰を下ろしている
私のカウンター上は
一層 和歌山色で華やぎましたね

メバルの煮付
此れは一人呑みには
うってつけです
箸でちまちま
やっつける作業と
日本酒をチビチビ飲るリズム
絶妙な間が生まれるのですね

更に
甘辛く染み込んだ
ほくっとほぐれる白身の旨味
キリッとした辛口の日本酒
お互いの余韻が
また次の口先を誘うのです


さてさて
一人旅も3日目になると
次から次へと
観光地のハレの姿ばかり観まくって
似非旅人としては
少々 お疲れなのです
そして 
人恋しくなるものなのです

主人…
そんな旅人を
カウンターの向かうから
感じ取ってくれていたのでしょう

其れから小一時間余り
夜も深まり 客が引き
酒場に落ち着いた時間が流れる中
御主人と交わした様々な会話と心遣い
心に沁みました

しがらみのない 旅の酒ですが
時には少しの淋しさが
顔を出す事も有るものなのです
此の夜 盃に注ぐ日本酒には
深い深い味わいが
加わっていました

盃に残る
少なくなった酒が
此の店への別れの時間
今宵の酒は
旅人の側に寄り添い
心も満たしてくれました

後ろ髪を引く
千里十里…
一期一会の旅の夜
今宵 私
最高の酒場に
釣られた様です



追記…其の後

散々飲んで食べて
腹は張ちきれ
記憶は彼方
太平洋へと消えて行った私ですが

ホテルに戻り
どうやら
でっかい海鮮巻
(千里十里にて 持ち帰った模様)
頬張ってから 眠りについた様です
……
……
そんな私…誰か 叱っては下さいませんか…。



長々と引っ張って参りました夏旅ですが
皆様 安心して下さい
ゴールはもう少しですよ

という事で 
今 季節は秋を通り越して
冬へと移って居りますが
夏旅は もう少し続くのです。