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「ロックマン&フォルテ」 レビュー (スーパーファミコン)

2020-12-04 21:00:23 | SFCなどのレビュー
ロックマンシリーズ
サイドビューアクション
開発も発売もカプコン
1998年4月24日発売
スーパーファミコンの通常販売最後の作品でもある。
(ニンテンドーパワーからの移植は含まない)


あらすじ

 『ロックマン』との戦いに幾度となく破れ、行方不明になっていた
 『Dr.ワイリー』は世界征服の夢をかなえるべく新たな拠点を建城していた。
 だが、その城を謎のロボット『キング』が占領した。
 彼もまた『ワイリー』と同じく世界征服をもくろんでおり
 博物館からロボットのデータを盗み出し自らの軍隊を編成した。
 『キング』という強敵を倒す為
 『ロックマン』と『フォルテ』は調査に乗り出すのであった。


特徴

・『ロックマン』か『フォルテ』という性能に違いがある2人を決めて最初に決定してプレイする。
 ゲーム途中に交代する事は出来ない。

・シリーズお馴染みの8体ボスのステージではディスクが落ちていて
 それはロックマンシリーズキャラクターの図鑑であり、全部で100枚存在する。
 (『キング』ステージにはない)

・ゲーム中に敵を倒すことで出現する『ネジ』を集めることで
 『ライトット』にアイテムを作ってもらう事が出来る。
 『ロックマン』と『フォルテ』で一部、アイテムが異なる。


キャラの特徴

『ロックマン』

 ・ショットは壁を貫通
 ・溜め撃ち可能
 ・地上で「下+Bボタン」でスライディング
 ・『フォルテ』より多めにパワーアップのアイテムがある。

  ちなみに「ロックマン3」から『ラッシュ』が追加され
  『ラッシュコイル』や『ラッシュジェット』で移動の補助
  「ロックマン6」や「ロックマン7」で合体したこともあったが
  本作では『ラッシュ』は移動の補助や合体を行わない。
  せいぜい、アイテム購入によりディスクを掘り出す作業をするのみである。
  (『フォルテ』『ゴスペル』と合体するのに…


『フォルテ』

 ・ショットは壁を貫通しない(アイテム購入後の装備により撤廃)
 ・「Yボタン+十字キー」で任意の方向にショットを撃てる。(ジャンプ中も)
 ・歩きながらショットは撃てない。
 ・「Yボタン」を押し続けることでショットを連射する。
 ・「横キー素早く2回」or「Aボタン」でダッシュが可能。
   ダッシュ中にジャンプする事でその勢いのままにジャンプ可能。
   但し空中からのダッシュは不可能。
 ・2段ジャンプ可能


2人とも共通
 ・8体のボスを倒すとボスの能力を入手する事が出来る。
 ・『ライトット』によりアイテムを作ってもらえる(アイテムの違いはある)
 ・『ライトット』のアイテムにより『ロール』と通信も可能。
  (『ロックマン』と『フォルテ』どちらでも『ロール』の対応は同じ)


 基本操作

  左右キー:移動
   素早く左右キー:ダッシュ(『フォルテ』のみ)
  上下キー:階段での移動
  Yボタン:ショット
   Yボタン長押しして離す:スーパーロックバスター(『ロックマン』のみ)
   Yボタン+十字キー:任意の方向にフォルテバスター(『フォルテ』のみ)
  Bボタン:ジャンプ
   下+Bボタン:スライディング(『ロックマン』のみ)
   ジャンプ中Bボタン:2段ジャンプ(『フォルテ』のみ)
  Aボタン:ダッシュ(『フォルテ』のみ)

  LorRボタン:所持している武器の順切り替え
  L+Rボタン:装備している武器をノーマルに即座に戻す。

  スタートボタン:メニューを開く



点数は70点


良い点
・『フォルテ』の操作が新鮮

悪い点
特になし


良い点の解説
・『フォルテ』の操作が新鮮

 今まで『ロックマン』だけだったからな。
 2段ジャンプやダッシュは今までできなかったことだから楽しい。


本作はナンバリングではないが
スーパーファミコンで出ているのだから「7」の続編と思われるかもしれないが
実はPSで発売された「8」より後の発売である。

「ロックマン7(SFC)」 1995年3月24日
「ロックマン8(PS)」 1996年12月17日
「ロックマン&フォルテ(SFC)」 1998年4月24日

だから、本作は実質「ロックマン8.5」というところだろうか?


個人的にタイトルが「ロックマン&フォルテ」というからには
2人が協力して、難所をどちらかを切り替えて得意な技などで突破するようなゲームかと思いきや
最初に『ロックマン』か『フォルテ』を選んだら後は変更不可…
それなら『&』というより「ロックマンorフォルテ」じゃないのか?

ゲームとしては『フォルテ』の操作方法が
シリーズの『ロックマン』と異なるからその新鮮さを味わうゲームかな。
ダッシュしてからのジャンプはかなり爽快で「ロックマンX」の彷彿とさせる。
ただ、あんまり調子に乗って「ロックマンX」と同じ感覚で操作していると
壁に張り付けずそのまま落下して穴にダイブする事になるので注意。
それと『フォルテ』だと溜め撃ちがないというところからノーマル縛りが好きな人としては
ボス戦が長期化する。
ランダム的な動きをするような敵にはなかなか手を焼く事になる。
ただ、2段ジャンプ出来るのは大きな利点。
じっくり敵をパターンにハメて料理するって感じでいいのではないだろうか?

後、敵の弱点武器を使ったり、『ライトット』のアイテムを使用しての攻略をお勧めする。
髭人は「ロックマン」シリーズというとノーマル縛り大好き人間だから
『ロックマン』も『フォルテ』も素の状態で
ノーマルで、アイテムも装備せずに戦っていたが相当厳しい…
倒せないことはないが…

『フォルテ』が2段ジャンプやダッシュが可能な分
『ロックマン』での敵ボス戦はキツイ。
溜め撃ちが可能ったって1/4もダメージを与えてくれるわけじゃないし。
敵自身のモーションがまず厳しい。
やたらとこちらに突進する系が多い。
突進系の何がキツイかつったら体当たり食らうと同じロボットのくせに
こちらはダメージ、相手側ノーダメージという不公平。
まぁ…体当たりしようというモーションが入っているのならともかく
一部的には突進して飛び越えようとしたら真下で立ち止まるタイプの敵もいるとかね。
立ち止まったら当然、同等のロボットだろうに。なんでこっちだけダメージ受けるねん!
もっと装甲を厚めにしろ!『ロックマン』!!

敵の動きは『フォルテ』を想定した動きをしてきて『ロックマン』ではしんどい。
じゃぁ『フォルテ』なら余裕なのかつっても
ショットは基本1ダメージでしかなくそれでいて
敵は被弾しての無敵時間がやや長めな為に戦闘が長期化する。
おかしな動きをするような敵だと戦闘は結構しんどい。
戦闘中に体力回復手段がまるっきりないので(『ロックマン』だと『エディ』が使える)
うっかり被弾してしまう人には長時間の先頭になりがちな『フォルテ』だと
こっちはこっちで苦労する。

う~む…
一長一短だな。

ファミコンのころの『ロックマン』は敵ボスを倒す爽快感や楽しさがあったが
本作に関しては

「やっと倒せた…
 出来れば2度と戦いたくない」

と心底、嫌気がさしていた。
ってことで歯応えがあるとはいえるが気軽に

「『ロックマン&フォルテ』やろう!」

っていう気にはなれない。
髭人がプレイしたことがある1~8共にこの「ロックマン&フォルテ」があったら
選ぶのは最後の方と言って間違いない。
このボス戦を楽しめる人は相当極めた人なんだろうなぁ…





ここからがネタバレ























8ボスについて
最初は『コールドマン』『アストロマン』『グランドマン』のみ選択可能で
倒すと行くつかの敵と枝分かれして選択が可能となる。

・『コールドマン』

 氷の柱を作って投げつけてくる。
 体力が減ると蜘蛛の雑魚メカを放ち、触れると動きが鈍くなる。
 ボスとしては癒しである。
 武器としては氷柱に乗って移動という事が出来てかなり重要。

 弱点は『ダイナモマン』の全画面攻撃


・『アストロマン』

 「ロックマン8」からの続投組1人目
 残像を作ってそこから弾を撃ってくる。
 空中からの突進
 自分の周りにある2個の玉を投げてくる。
 雑魚敵を召喚する。


 弱点は『マジックマン』のカード
 

・『グランドマン』

 変形してドリルタンク状態での突進
 天井に潜って巨大ドリルでの攻撃
 地下に潜って飛び出してくる。
 最大4分割するドリルを放つ。

 上から出してくる巨大ドリルは何ものやねん。

 弱点は『パイレーツマン』の爆弾


・『バーナーマン』

 突進攻撃特化のやたらと面倒くさい奴である。
 ジャンプしてから突進して、着地地点から左右に火が若干ついたり
 トラばさみを放ってきたり…
 特に面倒なのが倒すと身に着けられる『ウェーブバーナー』
 上下に炎を振る。
 こちらのノーマルの攻撃はかき消しそれでいて小ジャンプして距離を詰めてくる。
 
 『ロックマン』だとかなりこの『ウェーブバーナー』に手を焼く。
 弾はかき消されるし、ジャンプして飛び越える事は出来ないし
 端気味で発射されると被ダメージ必至である。ウゼェ…
 ステージは広めで結構離れていると画面外から空中突進を仕掛けてくるので
 これもまた回避は困難である。
 比較的近いところで突進を避けまくって活路を見出すしかない…

 『コールドマン』の氷の柱
 

・『パイレーツマン』

 巨大な泡に包まれてからの突進
 爆発時間が長めの爆弾を放つ。
 水が減ってくると足す。
 泡の発生中に攻撃して割る事もできる。
 泡を発生させ突進を開始すると攻撃しても弾かれるので注意。
 比較的弱いタイプ
 武器は上下で軌道変化できるが、
 ボスを倒した後のクリスタルで武器使うのが一番難しい。

 弱点は『バーナーマン』の炎(水中では炎ではなく『風』になる)


・『ダイナモマン』

 顔は間抜けっぽい形であるが
 突進を左右繰り返しつつ
 時間差でこちらに5つの電撃弾を放ってきたり
 高さが異なるダイナモを発してきたり
 電撃弾を少しの間に身にまとい、
 その時間中にこちらが弾を撃って引きはがせないと
 最大3連発画面攻撃を放ってくる。
 そして体力が半分になると充電器で回復。
 充電器を早めに破壊しないと最大体力まで回復する。

 溜め撃ちなしの長期戦となりがちな『フォルテ』だと実に厄介な相手。
 充電器による回復は回数制限がないようで
 髭人は回復して充電器破壊したと思ったら
 また回復し始めるなんて事もやりだす理不尽ぶり。
 ランダムの動きをする奴はマジで嫌い。

 弱点は『アストロマン』の分身攻撃


・『テングマン』

 「ロックマン8」からの続投組2人目
 空中を滞空し
 画面外からの突進
 突進して内輪での斬り
 動きが出来なくなる扇風機(ノーダメージ)
 比較的弱い。
 ちなみにこの武器装備中に
 『ロックマン』だとスライディング
 『フォルテ』だとダッシュをすると前方に風をまとった攻撃を放つ。
 当然ゲージも減る。

 弱点は『グランドマン』ドリル


・『マジックマン』

 雑魚敵を量産する面倒な奴。
 突進中してくるが突進中に攻撃を当てると別攻撃を始める。
 陸上での弾はこちらの弾が当たると人形を飛び出させる。
 人形は雑魚のくせに硬く、触れると動きを止められネジを失う。
 空中から赤い弾を出し地面に当たると鳥みたいのが3匹飛び出してくる。
 1発で倒せるが誘導してくる敵なのでロックマンだと対処が面倒。
 そしてカード、こちらに当たると体力が減り、敵側が増える泥棒野郎。
 特に弾を連射する『フォルテ』は雑魚を増やしやすいので注意。

 というか、雑魚をばらまいた後にお前自身、通常行動すんのやめろ。
 
 弱点は『テングマン』の風


 [クリスタルステージ]

 ステージに入るとワープのカプセルが8個あり
 その先に色違いのクリスタルがある。
 武器と同じ色の攻撃を当てると巨大なネジになる。
 取るとネジ100個分となる。
 このクリスタルを全て壊さないと『キング』の城にはいけない。

 パイレーツマンの爆弾を当てるのが非常に大変。
 道幅が狭い所を上下で軌道変化させてクリスタルに当てるのは難しい。
 大体、失敗してエネルギーが切れる。
 このゲーム、ステージを跨いでも武器エネルギーが回復しないので
 いちいち他ステージで回復させなければならないのが難である。 


 [キング城1面]

 ボス面は
 入ると足場がありその足場につながれたロープの先に鐘のような物体が吊り下げられていて
 足場の乗り続けていると足場が下がり、鐘からボスの弱点が顔を出す。
 コイツを倒すことでクリアできるが…
 足場に乗り続けていて下がった足場の先は溶鉱炉で、触れると即死である。
 ジャンプすると足場が上昇するので足場に乗り続けて弱点を露出させ攻撃し
 危なくなったらジャンプを繰り返して足場を上げるというのが重要となる。
 ただそれを邪魔してくるのがロープにつかまった猿。
 物を投げてくる。当たるとそこそこのダメージであり
 コイツは攻撃しても死なない。
 だが数発攻撃を当てると一時撤退してくれる。
 優先的に猿を狙い、撤退時に本体に攻撃するのが無難。

 弱点は『アストロマン』の分身攻撃


 [キング城2面]

 ステージ自体が短いのだが
 体力が表示されないボスが多い。

  [1体目]
  巨大なタンク。

  ・正面の砲台
  ・頭部の爆弾放出装置
  ・後部の雑魚発生装置

  の3つの部位を破壊する事で倒せる。
  『砲台』と『頭部』は露出してないとダメージが当たらないので注意。

  梯子があるのでうまく避けるのが重要

  弱点は『パイレーツマン』の爆弾
  ダイナモナンの全画面攻撃


 [2体目]
 
 浮遊しているボスで常に右に移動している強制スクロールボス戦。
 こちらも追いかけながらも戦う必要がある。
 その代わりこちらは次々に出現する浮遊する足場を
 ぴょんぴょん乗り継がなければならない。
 
 ボスの攻撃は
 『泡の放出』『ロケットパンチ』『全画面攻撃』の3種。
 泡の中にはアイテムかフラッシュする物体が入っている。
 アイテムは取得すれば武器や体力が回復する。
 フラッシュする物体は全画面がフラッシュする。
 足場も一瞬どこにあるのか見えなくなるのでジャンプの際は注意。

 『ロケットパンチ』は足場を破壊する。
 2段ジャンプやダッシュがない『ロックマン』では

 「その位置に発射されたら死亡不可避だろ!このボケ!!」

 という事がしばしばあった。

 全画面攻撃は全部の砲台が露出し溜めをはじめ
 しばらくすると発射する。発射されたら防ぎようはない。
 ただし、溜め始めに攻撃すれば全画面攻撃を一旦、中止させることは出来る。
 砲台を破壊は出来ない。

 ボスはどこを撃ってもダメージを受けるわけではなく
 透明なカプセルに当てればダメージを与えられるが
 上下に浮遊しているので当てづらい。
 弱点は『ドリル』


 2体目を倒した先に
 『キング』がいる。

 盾に攻撃すると攻撃を反射される。
 何もしないと「X」字の攻撃をしてくる。
 攻撃は軌道パターンが決まっている
 『下』『下』『上』『下』『上』の順。
 『下』の時はジャンプ、『上』の時はその場待機すれば当たらない。

 しばらくすると『ブルース』が現れ
 『ビッグバンストライク』とかいう溜め撃ちを放ち盾を破壊してくれるが
 力を使い果たし『ブルース』は倒れ、『キング』との対決となる。

 ジャンプして移動し、壁を反射するレーザーと手にした斧を振るってくる。

 弱点は『ダイナモマン』の全画面攻撃

 倒すと



 『キング』は自身の敗北を認め『ロックマン』に問う。

 「私の 負けだ・・・。
  人間などのために なぜ お前
  たちは そこまで 戦えるのだ?

  ロボットの方が 人間よりも
  優れているというのに!」

 ロックマン
 「キング それは違うよ。
  どちらが 優れているとかじゃ
  ないんだ!」
 
 キング
 「ふ 分からんな・・・。 さぁ
  一思いに トドメをさせ!

  ん?その前に そいつを 脱出
  させねば。まだ 助かるはずだ。」

 力尽き、倒れている『ブルース』を転送させる。

 キング
 「安心しろ 城の外の 安全な
  ところに 転送した。
  私とて ロボットの王 同じ
  仲間が 壊れるのは 見たくない。」

 ロックマン
 「キング・・・。一緒に脱出
  しよう! その傷 ライト博士なら
  きっと 直せるよ。」

 キング
 「ふ、ダメだな。私の体は
  ワイリー以外の 物が 触ると
  爆発するように なっている。」

 ロックマン
 「君を 作ったのは
  Dr.ワイリーだったのか!」

 そこへ背後のモニターからDr.ワイリーが現れる。

 Dr.ワイリー
 「キング どうした?
  判断回路が
  故障したのか?

  敵が 目の前に
  いるではないか!」

 キング
 「う 分からない なぜ 人間の為に
  ロボット同士が 戦うのか・・・。」

 Dr.ワイリー
 「仕方がない。
  洗脳レベルをあげてやる!」

 カプセルが『キング』を覆いその直後、『キング』は後方に去る。
 その後を追うと『キング』は先ほど倒した2体のロボットが合体し
 その巨大メカと戦う。
 弱点はキングが乗っている頭部に『バーナー』を当てる事であるが…

 『ロックマン』だと足場がある。
 『フォルテ』だとないので2段ジャンプして避けるのみだ。

 倒すと正気に戻る『キング』

 キング
 「うう 早く ここから 離れろ!
  コイツは もうすぐ 爆発する・・。」

 ロックマン
 「『キング』 キミも 一緒に
  脱出しよう!」

 キング
 「ああ 脱出する。
  但し キミから 先にだ。」

 先に脱出する『ロックマン』

 キング
 「ふ・・行ったか・・・
  だが 生憎 私には
  ワープ装置は ついていない・・・。

  さらばだ ロックマン! これ以上
  私のような ロボットを
  増やさないでくれ。頼んだぞ・・・」

 巨大メカの光に包まれる『キング』


 [『キング城3面]はワイリーが出てくる。

 ボスラッシュであるが、大きめの部屋にカプセルが8つ並んでいるタイプではなく
 短いステージを挟んで、ボスが順番に登場する。

 『コールドマン』『アストロマン』『ダイナモマン』『パイレーツマン』
 『バーナーマン』『マジックマン』『グランドマン』『テングマン』の順。

 8体ボスを倒した後でワイリーが登場する。

 Dr.ワイリー
 「キングの奴め!
  折角 作ってやった 恩を
  忘れおって!

  しかし ロックマンの おかげで
  邪魔者は 始末できた!
  研究所も 取り戻せた!

  これで 再び 世界 征服
  始められるぞ!

  だが その前に もう一人の
  邪魔者である ロックマンは
  わしの 手で 倒してやろう!

  覚悟は 良いか?!
  ロックマン!」
  

 最初はお馴染みのドクロマシーン 
 ミサイルを放ち、地面を跳ねるカッター、体当たり
 砲台からの攻撃を仕掛けてくる。

 弱点は『パイレーツマン』の爆弾


 倒すとこれまたお馴染みの『ワイリーカプセル』
 何度も消えながら襲ってくる。

 いくつかの種類の攻撃を放って消えるを繰り返す。
 弱点は『マジックマン』のカードである。

 倒すと土下座をしてその後は描かれない。

 帰還する『ロックマン』を『ロール』達が笑顔が迎える。
 しかし『ロックマン』はさえない顔をしていた。

 ロール
 「ロック お帰りなさい!」

 ビート
 「ピピー」

 ラッシュ
 「ワン!」

 ライトット
 「サスガ ロック ダス!」

 ライト博士
 「よくやったぞ ロック。

  ん?どうしたんじゃ
  暗い顔をして。」

 ロック
 「ボクが もっと うまく
  戦えば・・・

  キングを 助ける事が
  出来たかもしれません。」

 ライト博士
 「何じゃ そんな事か。
  ロール あれを見せて
  あげなさい。」

 ロール
 「はい。ロック宛ての
  手紙よ。」

 『キング』マークがでかでかと入った封書を『ロックマン』に示す。

 ロック
 「誰かだろう?」
  
 ロール
 「このマーク
  見覚えがあるでしょ。」

 手紙は次のように書かれていた。
 「ロックマンへ
  君との戦いで
  私の 考えは
  間違っていた 事が
  分かった。

  これからは 私が
  苦しめた 世界中の
  人に 罪の 償いを
  していくつもりだ。

  ロボット全体の
  信用を 取り戻すまで
  人々の為に 働き
  続けることを 違う。

  再び 会う事があれば
  敵 としてではなく
  友 として会ってくれたら
  うれしい。

         キングより」

 ロック
 「キングは生きていたんだ!」

 ロール
 「これからのキングの
  活躍が 楽しみね。」

 終わって集めたCDの数が表示される。
 



『フォルテ』のバージョンも『ブルース』が出てくるまでの流れまであまり変わらない。

 『ビッグバンストライク』を放ち、『ブルース』が倒れ、『キング』自身と戦い、倒すと

 キング
 「(略)
  人間などの為に なぜ おまえ
  たちは そこまで戦えるのだ?

  ロボットの方が 人間よりも
  優れているというのに!」
 
 フォルテ
 「・・・・・・・・・・。
  でも 俺たちを 作ったのは
  人間だぜ。」

 『ブルース』を脱出させるながれも同じである。

 フォルテ
 「キング・・・。俺は 脱出する。
  最後に 教えてくれ。
  お前を 作ったのは 誰なんだ?」

 キング
 「・・・。Dr.ワイリーと言ったら
  どうする?」

 フォルテ
 「な、 何!?」

 背後のモニターにワイリーが映る。

 Dr.ワイリー
 「キング どうした?
  判断回路が
  故障したのか?

  敵が目の前に
  いるではないか!」

 そこからまた『キング』洗脳レベルがあげられてしまい
 巨大合体ロボと戦う事になり、倒すと

 キング
 「うう 早く ここから 離れろ!
  コイツは もうすぐ 爆発する・・。」

 フォルテ
 「く・・・ キング お前はどうする?」

 そこから先に脱出を促し、ワープ装置がない『キング』は
 巨大ロボットの爆発に巻き込まれる所も同じである。

 [キング城3面]のボスラッシュをへたのち

 ワイリー
 「キングの奴め!
  せっかく 作ってやった恩を
  忘れおって!

  しかし お前の おかげで
  邪魔者は 始末できた!

  お前が キングのように
  暴走してしまう 前に
  制御チップを 取り付けてやる!

  これさえ 取り付けてしまえば
  万事 オッケー! 心配の 種は
  全て 解決だ!」

 フォルテ
 「暴走した キングを オレに
  片づけさせるため 芝居を 打つとは
  ワイリー つくづく 汚い奴だな!

  2度と 俺を 騙すような 事が
  ないよう 少し 痛い目に
  遭ってもらう!」

 ワイリー
 「なに?! 生意気な 奴め!
  お前も わしに 楯突くつもりか?!
  それならば 身の程を 知るが良い!」

 ボスの2形態は同じ。
 土下座するのも同じ流れである。


 ラストはスタッフロールと共に数枚のイラストがある。

 フォルテ
 「ワイリー!
  なぜ 俺を騙した!」

 ワイリー
 「ひいぃ 許してくれ
  お前の 力を
  試したかったんじゃ。」

 フォルテ
 「何!?どういうことだ!」

 ワイリー
 「わしは お前こそが
  最強のロボットだと
  ずっと 信じてきた。

  しかし いつまでたっても
  お前は ロックマンを
  倒せなかったじゃろ・・

  そして ある日 疑問に
  思ったんじゃ

  もしかしたら お前より
  強いロボットを
  作れるかもしれないと!

  そうして 作ったのが
  キングじゃった。

  しかし お前がキングを
  倒したことで
  よくわかった。

  やはり お前じゃ
  最強じゃ!」

 フォルテ
 「調子の いいことを
  言いやがって・・・」

 ワイリー
 「ところで フォルテ
  これを見ろ キング
  2世の設計図じゃ

  お前とキング2世が
  組めば それこそ 世界
  最強コンビじゃぞ!」

 フォルテ
 「・・・・・・・・・」

 ブルースの口笛がする。

 ブルース
 「まだ懲りてないようだな!
  Dr.ワイリー!」

 ワイリー
 「こ この 声は
  ブルース!!」

 ブルース
 「ブルースストライク!」
 
 キング2世の設計図を破壊するブルース

 ワイリー
 「く わしの設計図が!
  フォルテ ブルースを
  倒すのじゃ!」

 フォルテ
 「・・・・・・・・」

 ワイリー
 「何をしているフォルテ!
  聞こえないのか!?」

 ブルース
 「フォルテ お前は
  自分の力だけで
  ロックマンを

  倒したくないのか?」

 フォルテ
 「く・・・・」

 ブルース
 「確かに お前は
  強い。だが ロックマン
  には勝てない。

  なぜだか分かるか?

  それは お前には
  守るものがないからだ。
  お前は 何のために
  戦っている?

  自分の 為だけじゃ
  ないのか?」

 フォルテ
 「く、う、うるさい。
  とっとと消えろ!」

 ブルース
 「じゃ あばよ。」
 
 フォルテ
 「守るもの?
  笑わせるな。

  俺には そんなものは
  いらない。

  俺が 欲しいのは
  ロックマンの 命
  それだけなんだ!!」

 CDの数が表示されて終わりである。


ストーリー的な話としては

『ロックマン』編では、ワープ装置が付いていない『キング』はどうやって脱出したんだろ。
それにしても、これから平和のためねぇ…
『ワイリー』製のメカにしてはよくできているな。
しかし、その後シリーズで出てきているんだろか…

そして、態々手紙を送ってよこすとは
ロボットのくせにやたらと人間臭い奴。
人間を知るために人間の昔の習慣を勉強したのかもしれんね。


『フォルテ』編では、『ワイリー』も芝居をよーやるな。
「敵が目の前にいるではないか!」と、自身が作った『フォルテ』に対して…
しかし、『フォルテ』に対して説教を垂れる『ブルース』だが
お前自身のキャラクターはよくわからんわな。
後年は影で『ロックマン』を支える存在な立ち位置だったが
初登場の「3」では瓦礫が降ってきて『Dr.ワイリー』も助けようとしていたからな…
『ロックマン』と『ワイリー』との間に立ってどっち付かずの存在。
そういえば『ブルース』はオープニングで『キング』の斧で下半身を両断されていたっけか…
口笛を吹いてあんま他人を説教出来る立場ではねぇだろ。


とは言いつつも髭人は『ブルース』好きだから
個人的には『フォルテ』より『ブルース』でプレイしたかったな。

「CDをすべて集めたら『ブルース』モードが追加されて
 『ロックマン&フォルテ&ブルース』になるかな?」

なんてネットで調べたけどなかったよ。
ストーリー自体に『ブルース』の役目を持たせているから
差し替えるのは厳しいか…



ゲームとしては
よくできていてやりがいはあるが手軽に楽しめるって感じではない。
腰を据えて「ロックマンやるぜ!」という方にはいいのかもしれない。



ちなみにCD100枚目は


 「ROCKMAN & FORTE」

 キングの野望を、阻止するために
 ふたりのヒーローが、手を組んだ!
 ダブルバスターで、敵を倒せ!

 「キミは、どっちを応援する?」
 
 長所:競争心
 短所:宿命のライバル
 好き:信じる道
 嫌い:キング


ゲーム的には一切、手を組んでないけどね。
上記の通り「ロックマンorフォルテ」だし
ゲームの難しさからどっちも応援したくねぇな…
というか単純にタイトル通り協力せぇよ。
二人の得意分野が異なるんだからさ…




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