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「バルーンファイト」 レビュー (ファミコン)

2018-10-12 21:00:24 | ファミコンレビュー
同名アーケード版(1984年11月に稼働)の移植版
サイドビュー画面固定アクション
開発はHAL研究所
発売は任天堂
1985年1月22日発売


あらすじ

特になし



特徴

風船を2つ付けた主人公が
画面内にいる風船を1つ付けた鳥のような敵を全て倒すとステージクリア。

まず、風船はこちらや敵のも含めてキャラクターの上部から接触を触れると割れてしまう。
針だらけの靴を履いているというイメージでいいかもしれない。

鳥の風船を割ると、パラシュートで降下し
降りた先が陸地であると次の風船を膨らませて上昇するので
その前に、触れる事で倒す事が出来る。
降下先が水中だとそのまま倒した事になる。(巨大魚に食われるのも同様)

尚、こちらは自力で膨らませる事が出来ず
風船が2つ割られた時点で死亡確定

後、水面ギリギリから巨大魚が顔を出して食われたり
稲妻から変化した光に触れると風船が2つでも即死する。

画面は屋外であるが
実際には上端には天井があって上昇し続けると頭をぶつける。


「1人プレイ」と「2人プレイ」のステージクリアをする通常モードと
「バルーントリップ(1人プレイ限定)」という計3つのモードがある。

「バルーントリップ」は
障害物が多くあり強制スクロールするステージを
いかに遠くまで(長く)飛行し続けられるか試すモードである。



操作方法

左右キー:移動
Aボタン:小さな上昇
Bボタン:上昇しっぱなし

 Bボタンは押しっぱなしにする事で画面上端に着くまで上昇し続ける。
 Aボタンは1回羽ばたいて小さな上昇をする。
  押しっぱなしにしてもそれ以上、上昇しないので連打する必要があるが
  上昇の微調整に使いやすい。

点数は60点


良い点
・独自慣性による対戦が面白い。

悪い点
・ステージ数、仕掛けが少ない



良い点の解説
・独自慣性による対戦が面白い。

 風船での移動のためか上昇の仕方や方向転換の仕方など
 慣性の付き方が独特である。
 加速は遅く、ゆったりと上昇し加速すると急には方向転換出来ないという感じ。

 慣れないと歯がゆいが
 敵も同じ動きをするのでそれに合わせた動きをすればいい。

 協力すると見せかけての邪魔のしあいはなかなか楽しい(笑)


悪い点の解説
・ステージ数、仕掛けが少ない
 初期のファミコンだからなぁ…
 それを言うのは贅沢かもしれんけども…
 あっという間にループしてしまうのがなぁ…



実にシンプル。
『余計なものを入れてない!』って所であるが…
本当の所は『入れたいものを入れられない』ってのが正直な所か…


2人同時プレイが楽しいけど
慣性になれない人同士がプレイするとすぐに対戦になるわな。
態と相手の邪魔などをして

「手が滑った~」

なんてよく言うけど
本作の場合は態とではなくちゃんとプレイして相手の風船を割ってしまうのだから…


後、
このゲームで語られるのは水面ギリギリの飛行中、
突如現れる水中からの殺し屋
「巨大魚」である。
トラウマとして語られる事もあるか…
倒す手段ないし、何の前触れもないもんな…
そして、パラシュートでゆったり降りる敵をも食す食欲旺盛さ…

「スーパーマリオブラザーズ3」

のデカプクプクよりも印象深いかもしれない(笑)

続編出しても良かったんじゃないかねぇ~。
色々、使用できるアイテムなどを増やして
対戦特化の「バルーンファイト2」があっても良かった気がするんだけどね。
基本、上方にいるのが有利に働く本作なんだから
打ち上げ花火なんかで別キャラを攻撃出来たら楽しそう…

元々、本作は「ジャウスト」っていうアーケードゲームをベースにしているから
何かあったのかな?
(ちなみにファミコン版「ジャウスト」は
 権利面で発売するのが結構遅れたのだとか…)





エンディングもないループゲーなので
ネタバレはなし。



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