2022-09-24 10:05 | カテゴリ:所見日記
株で借金って株やってない人には意味不明だと思いますので説明すると、信用取引では手持ち資金の約3倍の株が購入出来ます。

1000万しか資金がない場合、信用取引を使うと現物1000万+信用取引2000万=3000万円(実際は違うけど計算簡略化のため)の株が購入可能です。
この2000万円は証券会社に借金している状態ですので金利が掛かり、証券会社もこの金利で稼いでいます。
従って信用取引を行うための審査は甘く、普通の人は普通に審査が通って事実上誰でも信用取引が出来ます

仮にダブルスコープを2500円で3000万円分(現物1000万+信用2000万)購入した場合、その後の寄らずストップ安で初めて寄った1469円で強制決済(強制決済のタイミングは証券会社によって違うので実際は寄り付いた始値ではないですが)ですので、約-1237万円となり資産を1000万円しか保有していないので237万円の借金となります。
※証券会社による強制決済のタイミング
強制決済の発生するタイミング

こう考えるとダブルスコープで借金というのは普通はあり得ず、どれだけ高い株価で信用取引をフルで利用(フルレバ)して無謀な取引をしているか分かります。
詳細は「素人総煽り屋になった宗教銘柄ダブルスコープの悲劇」の最期の方にそうなった人達を載せています。

信用取引で借金で有名なのはアキュセラ(現窪田製薬)やサンバイオで、ダブルスコープなど比べ物にならない程の暴騰をしており、そこからの治験Ⅲ相失敗で歴史に残る大暴落となり、正直ダブルスコープごときの下げでこんなに話題になるのが意味不明な状態です。
↓サンバイオショック ※当時サンバイオはマザーズ寄与度が高く、マザーズ指数大幅安で新興銘柄全面大暴落を引き起こした
サンバイオショック
↓アキュセラ(現窪田製薬)ショック
20190129アキュセラショック
ダブルスコープショック・・・上記に比べたら暴落の内に入っていない
ダブルスコープショック

尚、信用取引で保有資産以上のマイナスとなった場合、証券会社への借金となり、金利は法定上限(年利15%。グレーゾーン金利は29.2%だけど消費者金融じゃあるまいし、それは流石にないと信じたい)だった記憶です。
違ったらすいません。証券会社のHPを調べたのですが、書いている場所を見つける事が出来ませんでした。
※詳しく知っている人はツイッターで教えてください。加筆修正します。
つまり、1000万円の借金の場合利子だけで年150万円となり、生活費もあるため収入の全てを返済には充てれないので、元本は減らず利子を返すだけの人生を一生送る事になります。
※証券会社も自殺されたり飛ばれたら困る訳で、額が大きすぎて常識的に払えない場合、交渉でコチラの立場に立って臨機応変に対応して貰える?ようですが。

ここでよく言われるのが「投資は自己責任」という言葉です。
これは使う人により半分間違いです!
「投資は自己責任」は投資で失敗した人が自分自身に対して使う言葉です。
投資を勧めている・投資情報を売っているにも関わらず「投資は自己責任」と他人に言う人は詐欺師に多いです。
もはや詐欺師による詐欺師のための言葉と言っても過言ではありません。

また、詐欺師でなくても【投資を利用して生きている人=投資情報で金儲けしている人(証券会社営業、株式アナリスト、投資専門家、投資顧問、有料投資サロン主、商材屋、有料YouTuber、有料Note、有料投資メルマガ等)】が他人に対して責任逃れで使ってはならず、予想や推奨や目標株価が外れた場合、例え金銭的責任がなくても倫理的責任があります。
つまり、弁償をする必要はありませんが「投資は自己責任」と言ってはいけません(※私の価値観限定)。
無料の場合はこの限りではありません(※私の価値観限定)。

しかし、無料の場合であっても上場企業経営者が自分の会社、又は大株主等で関係する会社を買い煽る場合は話が違ってきます。
例えば●●ショック時の●●大株主■■証券▲▲社長(誇大妄想な●●の買い煽り=ポジショントークをリツイートしまくってた→株主総会で良識を持つ株主から追及される)や○○マネゲ時の△△氏(○○会長にして筆頭株主)は自らの保有株について、それで株価が動くと認識してSNSで買い煽りに該当する事をした場合に「投資は自己責任」と言ってはならず(法律の範囲内で買い煽る事は別に問題ないが、本来法律で規制されるべき)、SNSを見て買って損をした人がいた場合、倫理的責任があります。それが嫌なら黙ってればいいだけですから。あるいは適時開示や会社HPで投資家全員に正式に周知すればいいだけです。
※○○マネゲの時に△△氏がSNSで好き放題やってるのを見て、別の上場企業社長が「え?上場した時にやってはいけないと注意された事をガンガンやってる経営者がいるんだけど・・・これ許されるの??」ってビックリしてましたよ。

今回のダブルスコープがこの程度のよくある下げで話題になっているのは多くのホルダーが煽り屋となり買い煽りをSNSで拡散してため被害が広がった点にあると思います。
勿論、個人の主観による株価の予想や銘柄の評価をSNSで言う事は表現の自由の範囲内であり、倫理的問題も個人の裁量次第となります。
私もブログを通して意図せずやっている場合があり、ブログの最初に「裁量トレードは大部分の人に取ってゼロサムゲームどころかマイナスゲームですのでやらない事をお勧めします」とそもそも株の裁量トレードをするなと警告していますが、読む人の解釈次第で買い(売り)煽りになっている事はあります。

つまるところ、投資の金銭的損失は100%自己の損失となってしまうため、やはり投資は自己責任は金銭的には真理となり、他人にそれを教えるために言う事は正しいです。
ただし、何度も言いますが、有料投資情報で金儲けをしている人が責任逃れで言ってはならず、言った場合投資は自己責任は倫理的に間違いです。

リスク管理を重んじる投機家である私の主観から見たら、リスク管理的には信用一銘柄全力というのは論外であり、その観点だけで見たら超投機家のあの井村さんですら、現物一銘柄全力止まりとなっています。
※井村さんはファンダメンタルズ(決算読み込み)を追求しており、投機的手法である集中投資を投資に昇華させているので、井村さんは集中投資をしてても投機家ではなく投資家であるとは考えています。
ここで投資と投機を分けるポイントは決算をちゃんと読んでいるか?という事です。

果たしてダブルスコープを買っていた人で、WCPの業績を知っている人が何人いたのでしょう?
↓これは今期実績なので株価評価の決め手にはなりませんが、売上たった178億の上に赤字企業よ?
20220916WPC業績

決算を読めない人はそもそも投資をするなと!え?私?読めないのでちゃんと「投機」を名乗っています。
騰落を予想するテクニカルはオカルトで気休め以外に意味がありません。
この後に及んでダブルスコープのチャート分析とか言ってる人がいて驚愕しています。
投機のイベドリマネーゲームは決算を見る必要はありませんが、イベント出尽くし(今回で言えばWCPの公募価格決定)で大暴落する可能性大なので直前に売り抜けていないといけません。

勿論株価の騰落は神のみぞ知るで誰にも読めません
(読めると言っている証券会社営業、株式アナリスト、投資専門家、投資顧問、有料投資サロン主、商材屋、有料YouTuber、有料投資メルマガ、有料Note等は詐欺師。無料の人はそもそも金を取っていないので詐欺師にはならない。※有料であっても株価の騰落を断言しておらず可能性がある程度に留めていたり、そもそも騰落を予想しておらず客観的情報を提供しているだけの場合は勿論詐欺師ではない
ダブルスコープにしてもWCPの公募価格が予想外に高ければさらに上がっていたかもですし(イベドリマネゲ的にはそれでも下がってた可能性が高いけど)、今となってはダブスコは大暴落後ですので、益々今後ダブスコの株価が上がるか下がるかは分かりません。

ただ、株価は長期的には必ずファンダメンタルズに収束するので、長期保有を考えている人は他人(特にホルダーのポジショントーク)の言う事は信用せず、自分で決算等の数字から計算して考えて下さい。
自分で計算出来ない人は投資をしない方がいいし、他人を信じるなら損をしてもその人は弁済してくれませんから自己責任ですよ?どこの誰かも分からない、自分が金儲けしたいからポジショントークしてるだけのSNSの煽り屋を信じて自分が働いて得た大事なお金を賭けていいのですか?
※投機をやっている自覚があるなら上記の事や決算(ファンダメンタルズ)など気にする必要はないです。煽り屋の言うことを信じたりチャートを見て適当に売買して下さい。

例えばCISさんがこのような適正株価の計算をしています。


これは公募価格のWCPの株価を元に計算されており、今現在限定(しかもCISさん限定)の適正株価です。
WCPが公募割れしたり、上場後株価が下がり続けた場合は勿論ダブルスコープの適正株価も下押しします。
逆にWCPの株価が上がればダブルスコープの適正株価は上がります。

つまる所、将来の成長性、逆に業績悪化も含めて自分で予想して投資判断しないといけません。
※会社の目論見書に正直に「将来業績悪化しますよ」なんて書いている事は稀なので(時々あるけど)、IPO資料もそのまま信じてはいけません。例えば「投資するから成長する」と書いててもそれは好材料である反面、リセッションが来たらダブルスコープのような業態は投資が仇となり倒産寸前に追い込まれる事はよくあるため悪材料でもあります。
そうしないと投資は自己責任を完遂する事は出来ないからです。
※チャート分析とか意味ない事は言わない事。超短期で当たる可能性(というか騰落は猿でも50%で当たる。尚私は生放送でPTSは売られ過ぎるからPTSより高く寄ると言って当ててます。過去値幅4倍はPTSより高く寄ってるケースしか知らないからです)もあるけど、不意に大株主が見切って売ったりして急落して短期勢の心理が悪化したら大暴落に繋がるかもだし、そしたらチャート分析の結果も変わるので運次第で意味がない。かと言ってその時はチャート分析的に売りでも、ファンダメンタルズ的に買いなら中長期的には上がるはずなので、チャート分析とかまじで意味がない。

例としてSantec・・・これ、私は決算を見てファンダメンタルズ的に買いだと思って買ってたのに、T氏銘柄だと嘘の煽りをしてた煽り屋のせいで短期的に無駄に上がり過ぎており、さらにT氏が俺の銘柄じゃないって暴露したせいでイナゴが売って大暴落して損切したのに、イナゴがいなくなったら結局ファンダメンタルズの通り中期的に上がり続けています(´・ω・`)ショボーン

長すぎるのでよく理解出来ない人のためにまとめると以下の3つを言いたいだけです。
・1銘柄信用全力はやってはいけません ※信用取引が悪いのではなく集中投資+レバレッジが悪いのです。
・他人(プロ・アマ・有料・無料・投資しようとしている会社含めて全て)の言うことを信じてはいけません
・投資情報提供(ポジショントーク含む)は法律の範囲内で誰でも好きにやっていいのは当たり前だけど、それを有料・職業でやっている人の騰落予想・目標株価・銘柄推奨が外れた場合に「投資は自己責任」という言葉で責任逃れをしてはいけません


※上記は私個人の主観による私だけの考え方であり、他人に取って正しいとは限らずまた他人に強制するものではありません。

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