2021-09-26 07:31 | カテゴリ:勉強や投資情報
前半四つが全部微妙って思ってたら、後半三つが全部注目度高い奴でしたか・・・

※SOはらすたねこさんのツイート参考

■9月29日 (水)

[9246] : プロジェクトカンパニー
市場:東M (サービス業)
事業内容:デジタルを活用した新規事業開発、既存事業におけるデジタルを活用した業務効率化、デジタルマーケティング戦略の立案、スマホアプリのUI/UXの改善などのコンサルティング事業
公募株式数:総計:1,093,500株(公募:360,000株 / 売出:733,500株)売出株式比率:67.1%
公開価格:2,650円
吸収金額:33.2億円
時価総額:142億円
ロックアップ:10%程度以外に解除条項なしの180日
SO:行使可能285500株(LU150000株)
【塩漬け評】
またDX支援・・・もうただのIT企業がどこも適当にDXと名乗っているとしか思えない。
だってITを使った業務効率化って昔からIT企業がやってきた事で、それがDXな訳だから・・・って事で塩漬けマンが初めて就職した派遣メインで自社ソフトも一応やってて、ソリューション~コンサルみたいな事もやってるよくある典型的なIT企業のHPを10年ぶりぐらいに見に行ったら、ばっちり「DX」って名乗ってました・・・
なのでもう会社の業務内容を見るよりも、まずは数字で判断するしかないって!
[21年12月期予想]売上20億(+83.7%) 営利4億(+127%) 営利率20% EPS53円 PER50倍 PSR7.1倍
40%ルール=83.7+20=103.7(合格)

無茶苦茶数字いいじゃん!買収でもして数字だけ増やしてるのかと思いきや関連会社なしなのでそうではない模様。
まず売上成長率が高い謎の答えがコンサルとは言え、スポット/フロー売上でなく80%が継続受注のストック型売上に相当する模様。
※三か月以上継続85%、六か月位以上継続72%
次に仕事の受注の起点になるのがUIScope
これは企業側(アプリ開発側)からするとユーザが実際にアプリを使った使用感をテストするユーザテストサービスです。
ユーザーテストとは
じゃあ誰が実際にアプリを使うのかというと、副業サービスの側面もありUIScopeに登録した人はアプリを使うのを録画して報告する事で1000円~4000円貰えます。
時給3,000円も!自宅でアプリの動画を撮って稼げるユーザーテストモニター『UIScope』
要はこの流れ
(アプリ開発企業)アプリ開発したけどユーザが実際どう使うのか分からないな
(アプリ開発企業)なんか無料でユーザが実際に使うテストをやってるサービスがあるらしいからやってみよう
(テストモニター)依頼が来たからこのアプリを使ってみた録画をして副業収入ゲット
(アプリ開発企業)モニターの人が使った結果・分析が手に入った♪ふむふむこういう風な感じなのか・・・でも具体的にどうしよう・・・
(プロジェクトカンパニー)弊社にコンサルをお任せいただければ、UIリサーチ・分析、マーケティングからUI設計・デザインから全てを一気通貫でサポートしますよ
(アプリ開発企業)モニターでもお世話になったし、お願いするか
多分中型だけど2倍以上で寄ると思います。そこまでの高値となると、ロックアップ掛かってない既存株主売りがたった10%程度とはいえ気になります

[4375] : セーフィー
市場:東M (情報・通信業)
事業内容:クラウド型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営
公募株式数:総計:9,008,700株(公募:3,297,700株 / 売出:5,711,000株)売出株式比率:63.4%
公開価格:2,430円
吸収金額:251億円
時価総額:1194億円
ロックアップ:30%以上が1.5倍でロックアップ解除
SO:行使可能5266000株(LU4305000株) ※大部分ロックアップされてるけど約100万株が売れるのは大きい
【塩漬け評】
監視カメラのクラウドサービス。何も考える必要がないぐらい凄いイケてるサービス。
なので多数の同業他社がいるが、セーフィーはシェアNo1(47.5%)。主に大手がやってる高額サービス、セーフィーのようなベンチャーがやってる低額サービスに分かれる。ELMO QBiC CLOUD(セルモ)やクラウド監視カメラサービス(株式会社オプテージ)はセーフィーよりも安い。尚、NTT東日本のギガらくカメラはセーフィーのカメラクラウドシステムをNTT東日本が利用して提供しているサービス。NTT東日本は味方って事。
ただ、セーフィーが流行って日本中どこでも動画保存する世の中になると、それをAIで分析して色んな発展したサービスが可能になり、夢が広がります。YouTubeの初期なんてただの動画投稿して自己満足するサービスと思いきやテレビを食う勢いのコンテンツ配信&広告プラットフォームに化けた訳で、セーフェイーも成長プランによっては化けそうですよね。
[21年12月期予想]売上80億(+58.9%) ARR56.5億 営利-4.5億(半期黒字も通期では赤字拡大予想) 営利率-5.6% PSR14.9倍
40%ルール=58.9+(-5.6)=53.3(合格)

分かっちゃいたけど、割高・・・PSR14.9倍・・・因みに細かい数字は以下の通り。
【売上】8020百万
【売上原価】4853百万・・・6割がスポット収益のカメラ仕入代
【売上総利益】3166百万
【販管費・一般管理費】3621百万・・・人件費5割、宣伝広告3割
原価率が高く黒字化は遠そう・・・カメラ販売のスポット収益を抜いた数字で計算しないとですね。
【ARR売上】56.5億
【ARR売上原価】19.4億
つまり、原価率34%か・・・人件費も結構重い・・・黒字化、そして更に営業利益率が高くなるにはまだまだ拡販が必要。
大型なので低く寄ると思うので、公募価格近くならまだ買いやすい。謎の人気で2倍とかなるともうどうなんだろ・・・しかもSO(売却可能約100万株)も馬鹿にならないです。

■9月30日 (木)

[6522] : アスタリスク
市場:東M (電気機器)
事業内容:モバイル機器に装着して使用するバーコードリーダー・RFIDリーダーである「AsReader」および画像認識技術を活用した管理システムの開発・販売
公募株式数:総計:350,000株(公募:350,000株 / 売出:0株)売出株式比率:0.0%
公開価格:3,300円
吸収金額:13.2億円
時価総額:53.7億円
ロックアップ:VC多い、とりあえず第一位株主の55%以外は1.5倍解除と考えておいていい
SO:行使可能105200株(LU42450株)
【塩漬け評】
モバイル機器に接続してバーコード・RFIDリーダーにする機器やそれらを利用したPOS・物流・点検システム等のシステムインテグレーション。
RFID読み取りレジの特許を侵害しているとファーストリテイリングと特許裁判中。
この仕組み自体は誰でも思い付くためファーストリテイリング(開発したのは東芝テック?)は意図せず特許侵害をしたと思われ、いきなりライセンス料を払えと言われても払うはずがないと徹底抗戦中。
裁判はアスタリスク有利で進んでいるが、ファストリは審決事態が無効だという無効審判を行っており、つまり長期戦に持ち込んでいるのでアスタリスクが苦しくなっている。
尚、アスタリスクはこの特許権をNIPに譲渡しています。
ユニクロのセルフレジ特許権侵害訴訟を現状整理する 知財高裁で勝っても戦況が明るくない理由
ユニクロ・セルフレジ特許訴訟「泥沼化」の内情、今度はGUも提訴へ
ファストリとの裁判で知名度は上がったけど会社の業績にあんまり関係ないか、あったとしても裁判費用で悪影響っぽいので割愛。
[21年8月期予想]売上17.4億(+24.9%) 営利2.2億(+98.9%) 営利率12.7% EPS134円 PER24.6倍
数字は悪くない・・・が・・・人気の業種で中型だけど初値高くなりそう。そしたら投資的には無理でマネゲるかどうかの勝負。
個人的には、RFIDのセルフレジよりも、サインポストのやってるAIカメラのセルフレジの方が流行ると思ってるんだけど・・・RFIDは生産にも付けるのにもコスト掛かるから・・・まぁ両方体験した事ないので分からないけど。

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