西東京市ひばりが丘発 進学塾RoyalRoad 小中高全科目指導

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「成績を伸ばしたい」と願う全ての方へ…。
―「自立した学習とは」・「本当の学力向上とは」


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【第7号のメニュー】

■ お知らせ

■ 1 学習動機が空回りする現実

■ 2 批判や罰は子どもの自発性・責任感を阻害する

 

今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…

・子どものやる気を促す方法、例えば、ニンジン作戦、良いところを見つけて褒める、勉強しなくても子どもに任せて放っておく、いろいろお話をし、志望校の文化祭などに連れて行く、などをことごとく試したが、どれも効果がない。

・志望校も決まったのに、自分から勉強しない。

 

CMAGモデルとは?

子どもの学習行動を、特性(Character)、動機(Motive)、行動(Action)、目標(Goal)の4局面に分けて分析し、主に学習が

苦手な子どもに対するアドバイス法をまとめたものです

 

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■ 1 学習動機が空回りする現実

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子どもがみずから進んで勉強をしないとき、大人は「自分のことなのに、なぜやらないのか」とよく思うことがあると思います。このように、子どもが勉強したり、勉強しようと決意したりするときの原因や目的を「学習動機」と言います。

 

学習動機には、楽しい、もっと知りたい(できるようになりたい)、やる意味がある、みんながやっている、先生が好き、自分だけできないと恥ずかしい、勝ちたい、ご褒美をもらえる、などがあります。学習動機がこれらのどれであっても、勉強につながればそれでいいのです。

 

しかし現実は、どうでしょうか。

子どもがある分野に興味をもったとしても、カリキュラムはどんどん先に進み、しかも学習状況はテストされるから、多くの子どもにとっては何が自分の興味か分からなくなるものなのです。そのほかの学習動機についても、一時的には勉強するようになっても、常に学習意欲を持ち続けるとは限らないです。

 

だから、問題は、目先の学習動機を煽ることではなく、やり続けるようにどう支援するかだと考えます。具体的には、子どもたちが、「予習→授業→復習・テスト」という一連のルールを自分のものとして運用できるようにすることなのです。

 

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■ 2 批判や罰は子どもの自発性・責任感を阻害する

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人の良いところを目の当たりにしたり、人に負けたり追い越されたりした場合に、人は自分の弱点や足りない点に目がいくものですよね。このとき、素直に「素晴らしい」「自分もそうなりたい」と思うのが健全な感じ方だと思います。

 

しかし、友だちのよいところをみて、尊敬するのではなく、嫉妬してしまう子どもがいるのも事実です。つまり、人を褒めれば自分の評価が低くなると思い、自分より劣った子どもを見つけて攻撃することで、自分の劣等感やストレスを解消しようとするのです。

 

さらには、できる子や真面目な子をバカにする子どももいます。上から目線になることで、現実逃避しているのです。

「自分はこんなもんじゃない」

「自分はこんなところでくすぶっている人間じゃない」。

こう思うことによって、理想からかけ離れた自分、納得のいかない現状の自分を受け入れないで済むからです。とりあえずごまかしつつ逃げて、決定を先延ばし、自由さや気楽さを求めているのです。頑張らないことによって、言い訳の余地を残しているのです。

 

このように、友だちのよいところをみて、尊敬するのではなく、嫉妬してしまったり、できる子や真面目な子をバカにするのは、絶えず管理され、競争の中で比較されて育ったからです。

 

このような子どもに「がんばれ」とか「負けるな」と励ましても、「エラそうなことを言うな」と反発するでしょう。また、一見難しそうだと感じるとすぐに「不可能だ」と短絡的に判断し、自分の頭を使おうとしない(これと対照的な子どもは問題と格闘した経験が豊富で「問題は必ず解決できる」と信じている)のです。

 

このような子どもは、仕方なく勉強していて、「勉強が自分のためである」という実感に乏しいです。言い換えれば、「予習→授業→復習・テスト」という一連のルールを上手に内在化できていないのです。

 

実は、意欲的に勉強に取り組んでいても、同じような子どもがいる。学校や塾に対して強い不安を持っており、失敗を恐れる子どもなのです。

 

子どもは、大人が期待した行動をしないと批判や罰を受けるおそれがあることを学習すると、自ら物事を選択しなくなるものです。つまり、自分が「これをしたい!」と思って、いざ実行に移したときに、その過程や結果を批判されるくらいなら、大人の言うことだけをしておこう、というわけです。これでは、責任感が育つわけがないと思いませんか。

 

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■ 次回予告

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次回のメールマガジンでは「持続的な学習意欲を支える4つのポイント」を取り上げていきます。その総論が次回です。

 

子どもが勉強に対してどのように考えているかを考えて、上手く導いていくきっかけにしていきましょう。

第4号のメニューはコチラです。

 

■自律特性を阻害する不安と緊張

 

今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…

・成績が悪いと子どもが「もう無理」と言い出すことが多い。そのたびに、親や先生が「まだ大丈夫」と声をかけ、辛うじて勉強を続けさせている。

・子どもの成績がどんどん下がっているのに、子どもは不思議なくらいポジティブである。実際、勉強を怠けているわけではなく、塾以外の時間も机にすわって懸命に努力をしているので、それを見ている親がつらい。

 

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■ 自律特性を阻害する不安と緊張

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自分の気持ちをコントロールする力が未熟だと、頭では理解していても、反抗するものです。ただ、人が憎くて反抗するわけではないのです。人が引いたレールの上をムリに歩かされることがイヤなのです。人は自分の自由が脅かされたり、取り上げられたりすれば、自由を回復しようとして反発するのが当然なのです。

 

だから、反抗を悪いことだと決めつけたり、脅したりすると、余計に不安や緊張を増長させて、悪循環を生じさせてしまうもの。「反抗するな」というのは、「親の足を引っ張るな」「オレの顔に泥を塗るなよ」と言うのと同じくらいのダメージを子どもに与えるのです。

 

子どもを叱って良いのは、子どもが他人に心理的・物理的な侵害を及ぼすときだけ。こどもが他人にちょっかいを出したり、大人の言うことを聞かなかったりなどという場合は、本人が悪いと思ってやっていることなので、叱るのではなく、対話によって解決するのが子どもの助けになります。

 

大人をからかったり、大人の揚げ足をとったりするような適度な反抗は、自己主張の練習のようなものであるから、むしろ歓迎すべきもので、大人は楽しんで付き合ってあげればいいと思います。また、子どもが、上手に課題をこなせると実感できるようになれば、反抗は収まるものなのです。

 

反対に、反抗しない子どもの中には、親や先生に迷惑をかけたくないと思って、自分一人で課題を解決しようとし、かえって大きな不安や緊張を抱え込んでいる子どもがいます。

 

このような子どもは、小さいときから、人に頼らずに行動できることがよしとされる教育を受けてきています。人に頼ることが、まるで人に迷惑をかけているかのような感覚なので、いろいろなことにチャレンジしたくても、いつも不安や緊張が行動を抑制してしまうものなのです。なにかにつけて「ごめんなさい」を連発する子どもは、その典型です。

 

反抗する子どもも、反抗しない子どもも、うまくいかない理由は、その子どもの持つ不安や緊張です。イヤという意思表示をできないままきたから、自分の気持ちに正直になれないのです。つまり、自然体でいられず、不安や緊張を抱え込んでいます。

  

不安や緊張が強ければ、悲観的になりやすく、自分のためになる良い情報を前向きに受け止めることができなくなるのです。「あなたなら大丈夫」と何度言っても、「自分はダメだ」と押し返します。新しい情報を取り入れることができないから、いつも出てくるのは同じ結論です。

 

だから、あきらめる、手を抜く、自分の頭で考えない、という操り人形のような状態にとどまることになります。

  

では、不安や緊張はなぜ生じるのでしょうか。次の図を見て欲しいと思います。

 

「行きたい学校があれば、きちんと勉強するだろう」という理想主義者は、うまくいかないとイライラしたり、必要以上に落ち込んだりしてしまいます。テスト結果に一喜一憂するタイプです。このタイプの人が、いつしか理想を失うのは、満足できる部分を失ってしまうからなのです。

 

しかし、理想主義者は、もともと達成意欲が強い人だともいえます。達成意欲が強い人は、次のような特徴を持ちます。

①自分の努力次第で達成できると信じている(自分の能力を信じている、適度の困難さを好む)。

②自分で責任を持つことを好む。

③自分の行動の結果を知りたがる。

④有能な友達やパートナーを選ぶ。

 

理想主義者が、難しい課題に取り組もうとして挫折を繰り返したりすると、これら①~④の特徴が徐々に失われていくと同時に、イライラしたり落ち込んだりして、あきらめる、手を抜く、自分の頭で考えない、という悪循環に陥ります。

 

一方、「自分で決めたことだから、きっとやるだろう」という義務主義者は、うまくいっていれば安心するが、うまくいかないときは不安を抱えることになるのです。良くない成績をとったときに、親に叱られるのを恐れたり、言い訳をしたりする子どもは典型的です。義務感や恐怖心で行動しているのに、本当にそれがやりたいと言い張る子どももいるが、精力的に勉強しているようにはみえません。

   

理想を追求する過程で、イライラしたり落ち込んだりすることは、だれにでもある。自虐的にならない限りは、理想を持つことは必要です。しかし、義務感で勉強するのは勉強ではないのです。確かに教育は「義務教育」である。しかし、教育を受けさせる「義務」があるのは親であって、子どもにとって教育は「受ける権利」であるはずです。

 

親が子どもに対して、声高に勉強する義務を口にすればするほど、子どもを狂わせます。もちろん、子どもが好き勝手やってよいわけはないです。義務教育という枠組みは必要です。しかし、義務感で勉強したことはすぐ忘れるだけなのです。

 

では、「子どもの不安や緊張を和らげるにはどうしたらよいか。」これを次回のテーマにお話していきます。

3号のメニューはコチラです。

 

■ お知らせ

■ 失敗を繰り返しにくくする特性

 

 今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…

・成績が悪いと子どもが「もう無理」と言い出すことが多い。そのたびに、親や先生が「まだ大丈夫」と声をかけ、辛うじて勉強を続けさせている。

・子どもの成績がどんどん下がっているのに、子どもは不思議なくらいポジティブである。実際、勉強を怠けているわけではなく、塾以外の時間も机にすわって懸命に努力をしているので、それを見ている親がつらい。

 

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■ 失敗を繰り返しにくくする特性

─ あきらめない・手を抜かない・考えて行動する

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成績が良い子どもは、頭がいいとか、まじめだとか言われます。反対に、成績の悪い子どもは、頭が悪いとか、ちゃらんぽらんだとか言われます。つまり、鉄棒や絵画と同じように、勉強で同じ課題を与えられているのに、学力差がつく、自分からやろうとはしない、というのは能力や性格が原因だ、というわけです。

 

しかし、能力は、幼児期(15歳)や学童期(611歳)には個人差がみられるものの、青年期(1218歳)ともなればだれでも一定の水準には達するものです。性格もまた、変化します。それなのに、ある一時期の成績だけを切り取って頭や性格が悪いとあげつらうのは、あまりにも非生産的ではないでしょうか。

 

むしろ、子どもたちが失敗を繰り返すような悪循環を避ける、あるいは悪循環を断ち切ることの方に目を向けるべきだと私は常々考えています。

 

例えば、学校現場でたびたび起こるいじめ問題が解決しないのは、教育機関に隠ぺい体質があるからだとされます。教育現場に隠ぺい体質がある限り、どのような解決策を講じようとも、根本的な解決に至ることはないのです。いじめ問題を根本的に解決するには、何よりも先に、教育機関の隠ぺい体 質という特性に注目しなければならないのだと思います。

 

同じように、失敗を繰り返す子どもには、学業成績に良い影響を及ぼす特性が身につくよう導いてあげなくてはならないではないでしょうか。そうしない限り、高額な個別指導に通わせたり、良さそうな教材を買い与えたりしても、期待した学習成果を望むべくもないものです。

 

では、学業成績に影響を及ぼす特性とはどのようなものなのでしょうか。

 

考えられるのは、外向的か内向的か、協調的か非協調的か、情緒が安定しているか不安定か、好奇心が強いか弱いか、などです。しかし、これらが学業成績に直接影響を及ぼすことは少ないのです。まわりにいる高学歴な人々を観察すれば、明らかだと思います。

 

学業成績に影響を及ぼす特性は、あきらめない・手を抜かない・考えて行動する、の3つです。分かりやすいように、自律的特性と他律的特性を比較してみると、次のようになります。

 

 他律的特性

● 根気がない(うまくいかないと投げ出す)

● 飽きやすい

● 勉強にムラがある

● 怠惰である

● 問題を綿密に検討しないで実行する

● 軽率に物事を決めたり、行動したりする

 

自律的特性

● 物事に取り組むときは、最後までやり通す

● 勉強に手を抜かない

● 筋道を立てて考え、行動する

● 目標をもって、適切なやり方で取り組む

 

次号では、「なぜあきらめるのか、なぜ手を抜くのか、なぜ自分の頭で考えないのか」を考えてみましょう。

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前回の続きです。
前の内容は、リンク先よりお読み下さいませ。

学習塾の現行学習システム ■ 自立学習の中の自律学習

 

今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…

・ 勉強をやろうという姿勢がみられないことが、猛烈に頭にくる。

・ 子どもが、塾の長時間の授業を嫌がる。

・ 有名な進学塾に通っていれば、有名校に入れるようになると思っていた。

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■ 学習塾の現行学習システム 自立学習

★☆リンク先より、お読み下さいませ☆★

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■ 自立学習の中の自律学習

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自立学習は学習の枠組みを子どもに与え、自助努力を奨励するものです。自立学習の枠組みに適応できなければ、自分の興味や関心を押し殺して、他人の指示に従うままに学習していきます。これを、形式的自立学習、あるいは他律学習と呼ぶことにします。

 

反対に、優秀な学業成績を収める子どもは、形式的自立学習の枠組みの中にあっても、自分の興味・関心を失うことはないものです。「もっと知ろう」、「もっとできるようになろう」と思って学習するのです。これを、実質的自立学習、あるいは自律学習と呼ぶことにします。

 

では、6つの項目別に、この両者を比較してみたいと思います。

 

() 内容の面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 自分独りで立っていられること

 →自分独りで勉強できること

● 実質的自立学習(自律学習)

 自分で決めた方向に進んでいけること

 →自分の興味・関心を追求できること

 

() 学習課題面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 一般的・網羅的

● 実質的自立学習(自律学習)

 個別的・拡張的

 

() 学習進度面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 計画的・不可逆的(ゴールから逆算)

● 実質的自立学習(自律学習)

 漸次的・可逆的(できるところから)

 

() 動機づけ面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 統制的(アメとムチ)

● 実質的自立学習(自律学習)

 内発的動機づけ・自己責任

 

() フィードバック面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 客観的(抽象的成功者の視点)

● 実質的自立学習(自律学習)

 主観的(学習者の視点)

 

() 規範の面での違い

● 形式的自立学習(他律学習)

 取入れ(弱い内在化)

● 実質的自立学習(自律学習)

 統合(強度の内在化)

 

他律学習をする子どもは、ただ目の前にある課題に振り回されるのに対して、自律学習をする子どもは、自分の興味・関心や、弱点に焦点を当てて学習します。

 

他律学習をする子どもは、できない課題があっても計画通り、表面的に学習を進めるのに対して、自律学習をする子どもは、弱点にたっぷり時間をかけてそれを克服したり、不勉強なところは自ら遡って学習したりします。

 

他律学習をする子どもは、アメとムチによって学習を動機づけられるのに対して、自律学習をする子どもは、自分の興味・関心を持って(もっと知ろう、もっとできるようになろうと思って)学習し、自分の行動(作為・不作為)の成功や失敗は自分の責任だと考えます。

 

他律学習をする子どもは、成功モデルを真似するように叱咤・激励されるのに対して、自律学習をする子どもは、他人と自分とを比較することはないのです。

 

さて、子どもに言うことをきかせようとするとき、多くの保護者様は体罰を与えるとか、食事を減らすなどして、不快状態(動因)を作り出し、そして、子どもに命令を下して、言うことを聞いたら不快状態(動因)を取り除いてやるというやりかたがなされることが多いのではないでしょうか。

 

保護者の中にも、学校や塾で教師が厳しくないと子どもが勉強しないと考える人が少なくないのです。家庭の中で、子どもが特定の行動を行ったときだけ愛情を注ぐというのも同じ原理です。しかし、このようにして動機づけられた子どもは、自分の意志で行動するようになるわけではないばかりか、人との信頼関係を結ぶことができないという重大なリスクを背負い込むことになるのです。

 

そして、他律学習をする子どもは、人の良いところを目の当たりにしたり、人に負けたり追い越されたりした場合に、「まあ、いいか」とか「そういうの苦手」とか「できないのも、自分の個性だ」といって、開き直ったり、妬んだりするのです。これに対して、自律学習をする子どもは、うらやましいと思ったり、悔しいと思ったりします。

 

また、他律学習をする子どもは、自分の衝動を抑える力に乏しく、あまり考えずに行動し、慣習やルールにはいやいや従うのに対して、自律学習をする子どもは、自分の衝動をコントロールでき、良く考えてから行動し、慣習やルールを「自分を活かす手段」として利用するのです。

 

このようにして他律学習と自律学習を比較すると、高額な個別指導に通わせたり、良さそうな教材を買い与えたりするだけでは、同じ失敗を繰り返す子どもが後を絶たないことが分かると思います。

 

では、同じ失敗を繰り返さないために、次回以降で学業成績に好影響を及ぼす特性について検討していきます。

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CMAG
モデルを使った子供の成績UPの実践法
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第2号 2013年8月3日発行

はじめまして、発行人の伊藤 克彦です。
ついにメルマガを発行することになりました。拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお
願いします。

2号のメニューはコチラです。

■ 学習塾の現行学習システム
■ 自立学習の中の自律学習
■ 編集後記・お知らせ

今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…
・ 勉強をやろうという姿勢がみられないことが、猛烈に頭にくる。
・ 子どもが、塾の長時間の授業を嫌がる。
・ 有名な進学塾に通っていれば、有名校に入れるようになると思っていた。

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■ 学習塾の現行学習システム ― 自立学習
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学習塾の中には「自立学習」を打ち出す学習塾が多くなってきました。

一般的に「自立」と聞けば、子どもが親元を離れて、自力で生計を立てることを思い浮かべると思います。
つまり、自立学習とは、生計と同じように、勉強についても、親や先生にあれこれ言われなくても自分からきちんと
勉強する、ということなのです。

では、自立学習の中身は具体的にどのようなものなのでしょうか。

前回のメルマガの中でお話しましたが、「指導者がいる学習機会は有限」ですから、指導者がいなくても十分に勉強で
きるような学習環境が提供されるのです。授業用教材、復習用教材、テストが3点セットです。

そして、計画に従って、順序よくこなしていくことが子どもたちに求められ、学習成果は定期的にチェックされます。
そこで試さるのは、探求心ではなく、根性や危機感であるのです。

集団授業では子どもたちを一つのカタマリで扱い、子どもの視点で子どもを見ることはないものです。個別指導であっ
ても、根性や危機感をあおって競争させるだけならば、集団授業と何ら変わりはないのです。

個人的に鍛えるという愛情のある教え方をしなければ、教える側の意図とは逆のぶら下がりを生産するハメに陥って
しまいます。自立学習での指導の重点は、「やったのかやらなかったのか」、「こなしたのかこなさなかったのか」
であり、このような、一見合理的な枠組みの中で、子どもたちの成績にばらつきがでるのです。

しかし、このようなシステムであっても、良い成績を収める子どもはいる。なぜ良い成績を収めることができるのか
を考えてみましょう。

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