マハトマ・ガンディー
「ひとつの命への暴力は、すべての命へとつながる。
こうして、わたしたちは、
この世界の暴力から、ひとり無縁でいることはできない」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ハニンさん
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) November 10, 2023
「"パレスチナを解放せよ"のスローガンは数分唱えればいい物ではない。パレスチナであれ、シリアであれ、イエメンであれ、スーダンであれ、コンゴであれ、私たちは常に自由のため、占領されている人々の解放のため、正義のために立たなければいけない」
11.10 #パレスチナに平和を緊急行動 pic.twitter.com/8ed3nPXz3d
英語圏ではかなりバズっているぽい。ド正論すぎるパレスチナ国連大使のスピーチに日本語字幕を付けました。#ガザ投稿翻訳 番外 #ガザ報道翻訳 #FreePalestine pic.twitter.com/JLfRUENrlv
— 🍉 One of the ガザ投稿翻訳者s 🍉 (@bReCaG48) November 25, 2023
言い過ぎだったらゴメンけど、この動画を見れば「パレスチナ問題が始まった経緯を知ってるぜ」って言えんじゃん?#日本語字幕付き だし、地図とかグラフにも日本語キャプション入れたから絶対わかりやすいぜよ。
— 🍉 One of the ガザ投稿翻訳者s 🍉 (@bReCaG48) December 16, 2023
どんな感想を持つかはあなた次第。まずはご覧あれ。#ガザ投稿翻訳 pic.twitter.com/FVJvntgReA
パレスチナの解放を目指す緊急学習会
「ガザの抵抗とイスラエルによる虐殺が意味するもの」報告:早尾貴紀
【緊急生配信】D2021×CLP
「ガザで一体何が起きているか-民族浄化とは何か-」
————————————————————
☆パレスチナ系米国人アブドゥッラー・アル=アリアン氏
(カタールの大学の歴史学教員/早尾貴紀氏による試訳)
「ガザ地区を生活不可能にする」
―――――――――――――
☆小田切 拓氏
「『ガザ地区問題と西側政治』 ―我々にも迫る危機―」
”〈イスラエルの次なる敵は、我々か?〉
しかしことはそう簡単には進まない。10月7日に今回の事態(7 が始まってから一週間も経っていない12日、英仏独では親パレスチナのデモが禁止され、逮捕者も出た。一方で、同じ日にイギリス政府は、ユダヤ人を守るための資金を拠出することを決めた。
今回の事態は、西側諸国の民主主義に劇的変化をもたらすに違いない。11月5日、アルジャジーラのウエブ版で、イギリス在住のイスラエル人歴史学者であり、シオニストによるパレスチナ人の民族浄化政策の存在を主張する中心人物イラン・パぺが、興味深い分析を行っている。今後、「パレスチナ人に味方する市民社会」が多数出てくる一方で、それらが属する「各国政府がイスラエルを支援し、免責する」状態が起きる。つまり「国民」と「国家」の深刻な分断を予想したのだ。
ガザ地区の人口は約220万人だが、西岸地区にも325万人が存在する(ほか海外等に約900万人)。これらの移管が現実のものとなれば、欧米を中心に治安目的の統制は確実に強化される。シリア難民、ウクライナ問題も解決の糸口さえみえていないのだ。今後、国籍も人権の尊重も、絶対的な意味を失う可能性が高い。
12月10日、国連パレスチナ問題救済事業機関のラザリーニ事務局長は、これまでの展開から考えれば「(ガザの)パレスチナ人のエジプトへ移送が意図されている」と述べ、第一次中東戦争によるパレスチナ人の離散のような事態になる可能性にまで言及した。
※「我々」とは誰か、どんな存在なのか、本文の中では詳述しなかった。
各人がそれを考え、定義することを期待する。”
――――――――――――
ガザを知る緊急セミナー ガザ 人間の恥としての
(2023年10月23日) 〔岡真理氏〕講演 日本語字幕
‟ ガザは実験場です。
150万人以上もの人間を狭いガザに閉じ込めて、
経済基盤をも破壊して、
命を繋ぐのがやっと、という状況に留め置いて、
何年かに一度、大規模に殺戮し、
社会インフラを破壊し、
そういうことを16年間続けた時に、
《世界はどうするのか》という‟実験”です。
〔そうして〕わかったこと、《世界は何もしない》。
ガザでパレスチナ人が
「生きながらの死」を生きようが死のうが、
《世界は何の痛痒【つうよう】も感じない》。
彼らが殺されている時だけ、顔をしかめて見せるだけ。
だから、
なるべく、攻撃が世界のニュースにならないように、
できるだけ数日に納めるのが得策という事になります。
2022年5月の攻撃は3日で終了しました。
世界が報道する前に、ヒット・エンド・ランです。
いずれにせよ、停戦になったら、すぐ忘れられてしまう。
75年前、
イスラエル建国によりパレスチナ人が故国を失って以来、
パレスチナの歴史、あるいはパレスチナ人の歴史は、
(中略)集団虐殺の歴史でした。・・・”
【44分~】
————————————————————
緊急報告会「ガザはどうなるのか?」
記録映像(2023年12月17日)
パレスチナ大使に聞くガザの惨状とパレスチナの未来
ガザ攻撃 天然ガス大国イスラエルの強気
西側先進国の思惑【半田滋の眼No.90】20231115
酒井啓子氏『現代の戦争と世界』(8分30秒~)
Stop the War―戦争をしない日本と世界を創る
※2022年6月18日公開
12月102023/12/10
『パレスチナに平和を!
日本政府は停戦を実現させろ!
12・10国会正門前大行動』
ロンドンでパレスチナ支持の大規模デモ
英政府は警戒強化 |TBS NEWS DIG
「貧困の終焉?」
グローバル経済の収奪構造をえぐるドキュメンタリー
アキレ・ムベンベの言葉再び。 「民主主義には昼の顔と夜の顔がある。夜の顔は植民地主義に根付いた欲望、恐れ、暴力に根付くレイシズム」
— ポポリ🌏⁷ #CeasefireNow #FreePalestine #StandWithGaza (@kindness_world_) December 17, 2023
カメルーンの哲学者ムベンベは西欧から反ユダヤ主義者と呼ばれてきた。
なぜパリ市はジュディス・バトラーの講演を中止に追い込んだのか、その理由を簡潔に説明している@ParolesDHonneur の動画に日本語字幕をつけてみました💁♀️#ガザ投稿翻訳 pic.twitter.com/vELQMj6f0p
— サキ (@inlaforet) December 6, 2023
「西側」の知らない世界
— Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 (@midoriSW19) October 16, 2023
「今イスラエルを支持している者達は負けるだろう。それは植民地主義、帝国主義、人種差別主義、西洋至上主義からまだ抜け出せていない証拠だから。グローバルサウス全体が否定している。西側でも多数が否定している、地球上の大多数が拒否している」https://t.co/HkWuJV3m63
承前)「米国は全世界が今、米国の正体を見極めている事を知るべきだ。ネイティブアメリカンを殺戮した/アフリカ人を劣等として遇した/数十万の日本人を一瞬で殺した米国と何も変わっていない。パレスチナに対する米国の態度は、非白人に対する米国の歴史的態度と同じだ」https://t.co/HkWuJV3m63
— Midori Fujisawa共訳『候補者ジェレミー・コービン』岩波書店 (@midoriSW19) October 16, 2023
Don't look away. @DoubleDownNews
— Ahmed Alnaouq (@AlnaouqA) December 3, 2023
pic.twitter.com/wYIuYImWLC
―――――――――――――――――――
イスラエル軍の残虐行為の数々について考えている。ダニー・ネフセタイさんは飛行訓練中、目下に見えた人を上官と理由もなく威圧したとき、「王様にでもなった気分」だったと率直に語った。18、9歳の若者が、人を自由に蹂躙できる「力に酔っ払う」と。その「システム」とは。https://t.co/JOrlcZ7IuC
— 安田菜津紀 Dialogue for People (@NatsukiYasuda) December 16, 2023
―――――――――――――――――――
イスラエルによるジェノサイドの被害者は人間だけではありません。
— 駐日パレスチナ常駐総代表部 (@PalestineEmb) November 30, 2023
強制的に退避を余儀なくされたガザ動物園の飼育員が、再度動物たちに会いに行こうと試みたところ、同軍の攻撃対象となり負傷しました。
休戦中に園に戻ったときには、ほとんどの動物が餓死していました。
pic.twitter.com/01mYCdWzTc
ヤギが傷ついた。牧羊犬は殺された。ヤギは死んだ犬を抱くように座り込んだ。これはディズニー映画ではない。現実だ。イスラエル軍がレバノン南部(Shaqif Arnoun)の小さな農場を爆撃したのだ…イスラエルは家畜を盗むだけでは足りず、爆弾で吹っ飛ばす#ガザ投稿翻訳 番外(レバノンの爆撃です) https://t.co/OrO9rUsQW4
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) December 15, 2023
No matter their situation, Palestinians in Gaza carry themselves with compassion and humanity for all living things. pic.twitter.com/L9JxwM9rnt
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) December 14, 2023
together in good and bad day pic.twitter.com/ugfbSSo9Nd
— Gaza Notifications (@gazanotice) December 14, 2023
この哀れな老人の目がすべてを語っている。#Gaza#ガザ投稿翻訳
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) December 7, 2023
*白い髭の老人が住宅の瓦礫の中で胸を叩き、途方に暮れ、涙をこぼしています。 https://t.co/QMLQ1Qoxjp
"私はこの木を我が子のように育てた"
— 駐日パレスチナ常駐総代表部 (@PalestineEmb) December 20, 2023
"切らないで!"
"私を撃て。木を切るな"💔。#Stop占領 #FreePalestine https://t.co/QMHiv74DKd
爆撃で亡くなった3歳のリームの目にキスした男性は、父ではなく祖父でした。二人のお気に入りのゲームはリームがおじいちゃんの髭を引っ張り、おじいちゃんがリームのおさげを引っ張ること。
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) November 29, 2023
動画は日本語字幕なしですが(後でできればつけます)、ぜひ。#ガザ投稿翻訳 番外(翻訳ではありません) https://t.co/OA2p0F2jG4
「見てくれよ、メイズはこんなに可愛いんだぞ、女王様みたいだろ、俺が仕事に行く前、いつもコーヒーを淹れてくれたんだ」悲嘆に暮れるガザの父親が、昨夜、イスラエルによる無差別爆撃で殺された愛娘に別れを告げる。埋葬前の最後の別れ。#ガザ投稿翻訳 https://t.co/vNyQ9f1Xuv
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) December 4, 2023
イエス誕生の地ベツレヘムでは、今年はクリスマスは祝わないと話す、ベツレヘムの教会の牧師。#日本語字幕付き#パレスチナ#ガザ pic.twitter.com/NxYg9QoW60
— 日英メディア翻訳者✒️斎藤キリク (@kirikousaito) December 14, 2023
To the memory of the 7.729 Palestinian children and 5.153 Palestinian women killed by the ISraeli occupation forces since Oct 7th 2023.
— Dr. Mads Gilbert (@DrMadsGilbert) December 14, 2023
Banksy's tribute to the murdered children and women of Gazahttps://t.co/1wdLuRK7Hu pic.twitter.com/AOU0RLbeha
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Don't Look Away | The Israeli occupation continues it's genocidal tactics of starvation and thirst against the civilian population of Gaza pic.twitter.com/yloyPMMVMC
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) December 19, 2023
「手足を失い大手術をした少年がいました。家族の中で生き残ったのは彼だけです。麻酔から覚めた時『家族はどこ?』と…。とてもつらい出来事でした」
— 国境なき医師団日本 (@MSFJapan) November 30, 2023
パレスチナ・ #ガザ 南部の都市ハン・ユニス。ここで医療活動にあたっている国境なき医師団の医師が現場の様子を伝えます。
👇クリックで全体表示 pic.twitter.com/IjTdF42gAZ
"We sleep out here, no blankets, in the cold. Please sir give us a tent"
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) December 13, 2023
A Palestinian family from Beit Hanoun was displaced twice as a result of occupation's bombing. Now they live in Rafah's roads with no shelter. pic.twitter.com/h8dvgWijwE
68日間にわたるイスラエルによる空爆で、ガザでは札幌市の人口ほどの人たちが家を追い立てられ、避難民となりました。
— 駐日パレスチナ常駐総代表部 (@PalestineEmb) December 15, 2023
ガザの人々の85%は、自分の家に帰ることができていません。
燃料も食糧も医療品も毛布も、全く足りていないガザ。厳しい冬がすでに到来し始めています。
今すぐ停戦を。 pic.twitter.com/rQsr8mhIHE
テント生活の避難者たち、
冬用の服や毛布もなく……
ガザ地区からBBC記者報告
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
To connect Gaza's orphans to life pic.twitter.com/zPlMLVtiED
— Gaza Notifications (@gazanotice) December 19, 2023
ボランティアたちが、デイル・アル-バラーの病院の中庭で、避難中の子供たちに少しでも心休まる時間を、とアニメ上映会を実施。#ガザ投稿翻訳
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) December 12, 2023
白い布を使った間に合わせの小さなスクリーンで、アニメを上映。大勢の子供たちが並んで鑑賞しています。 https://t.co/W3GpmnuaP6
この可愛らしい坊やは宝物🥹食べ物を探しに来たけれど、何も残っていなかった。でも運よく他の子が分けてくれ、坊やは食べ物を見つけたよ、とママに報告しにいく
— Atsuko S 🍉 (@atsyjp) December 15, 2023
動画:空っぽの鍋を持った5歳位の男の子。他の子が分けてくれたぽっちりの煮豆を持って勇んでテントに帰ります。#ガザ投稿翻訳 https://t.co/8A4XUkJVwD
ガザで殺された子どもの写真を見て、質問する小学生たち。大人2人としばらく対話に。
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) November 28, 2023
「"みんな日本に避難したらいいのに"と言っていた子もいた。助けたいという気持ちは人間として当たり前のこと。私たちはそんな感情を失っていないか」と植松青児さん。#1128イスラエル大使館前抗議 pic.twitter.com/0MKMGKN7Nq
昨年5月、大規模な空爆により200人以上が亡くなり、今も「天井のない監獄」と呼ばれるほどの隔離状態が続くガザ地区では、2012年以降毎年3月に日本の3.11の犠牲者を追悼する凧揚げを行っています。僕はまだその時期に現地に行けたことはないのですが、友人が今年の様子を送ってくれました。多謝。 pic.twitter.com/3MJBlb7X3E
— 佐藤慧 Dialogue for People (@KeiSatoJapan) March 23, 2022
18歳高校生Tik Tokerに元気付けられたのでシェア。
— Umm Adel (@UmmAdel473708) December 14, 2023
“若い人達はパレスチナで起きている事を気にしている。僕たちに出来ることは彼らが学ぶのを手伝い、メッセージを広め真実を伝えること。“
何言っても意味ないなって思い始めてたけどこういう世代がいることに元気付けられた。
まだまだ頑張ろう! pic.twitter.com/ktvu2ucLN2
「ガザの男性から疲れてしまったみんなへ」
— 🍉 م (@meempls) December 6, 2023
こんな悲しい現実を目の当たりにしてるものだから精神的にもダメージが酷い
病んでしまわないように皆にはぜひ十分に休んでほしい🥺
休んでからでも
続けよう!共有しよう!
今彼らに無力なりに自分ができることは何か…#ガザ#パレスチナ#イスラエル軍 pic.twitter.com/kWC9OEmRGX
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ベトナム戦争米軍撤退のきっかけのひとつに
米国防総省機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」
リークのエルズバーグ氏死去|TBS NEWS DIG
官僚と良心「国家はなぜ嘘をつくのか」
前川喜平×猿田佐世×梓澤和幸
“ 道徳の根本概念は我と物でなく、我と汝である。
道徳はすべて我と汝の関係の認められるところに成立する。
そのことは
人間を
単に他のとの間柄においてのみ考えて、
自己自身として考えない
ということではない。
我々が人格であるのは、
自己が自己に対する関係においてであって、
他に対する関係においてではない といわれるであろう。
しかし人間が
このように自己自身において道徳的存在であるということも、
自己が自己に対して我と汝の関係に立ち得るということに基づいている。
私は私自身に対して汝と呼び掛ける。
「汝為すべし」という道徳的命令は、
私が私自身に対して汝と呼び掛けるのである、
そこに道徳の自律性がある。
道徳を単に自他の間柄においてのみ考えるのでは、
道徳の自律性は考えられないであろう。
道徳的に自覚的であるということは、
自己が自己に、自己を汝として対することである。
カントが
良心を、主体の主体に対する関係として、法廷に譬え、
自己のうちに訴えられたものと その裁判官であるものとを
考えたのも、かような関係を示すものにほかならない。
良心的とは道徳的に自覚的である ということである。
過去の私、未来の私、否、現在の私も、
私は これを汝として これに対することができる。
かように
自己が自己に、過去現在未来のすべてにおける自己に、
これを汝として これに対し得る ということは、
人間存在の超越性に基づいている。
超越なしには道徳は存しない。
自己が自己に、自己を汝として対し得る自覚的存在として人間は
人格であり、
かような人格にとって他の人間も真に汝であるのである。
汝が真に汝として我に対するためには
我が真に我でなければならぬ。
ところで「汝為すべし」という道徳的自覚は、
自己が自己に、自己を汝として呼び掛けることであるが、
それは同意に逆に、
かように呼びかけるものが むしろ汝であり、
自己が汝に呼び掛けるのではなくて、
汝から自己が呼びかけることである。”
(三木清【著】『哲学入門』
1940年、岩波新書、168-170頁)
――――――――――――――
“良心は
人間の客観に対する関係ではなく、
主体に対する関係である。
倫理は
主体の主体に対する関係のうちにある。
(中略)
・・・良心は単に内在的なものではない、
それは人間の主体的超越性を現わしている。
・・・良心的であるということは
単に内なる呼び掛けに応えることでなく、
外なる呼び掛けに応えることである。
外なる呼び掛けが内なる呼び掛けであり、
内なる呼び掛けが外なる呼び掛けであるところに、
良心がある。
物が表現的に我に臨むということは、
主観的な我を否定すべく我に迫ることである。
知るということも、
もと物的表現の世界から呼び起こされることである。”
(三木清『哲学入門』163-164頁)
―――――――――――――――――――
“道徳においては
私自身の真理が問われているのである。
その真理は主体的な真理、
言い換えると、真実、人間のまことである。
人間のまこととは何であろうか。
我が汝から喚び起こされ、
汝の呼び掛けに応えるということである。
かく応えることにおいて
我のまことは顕わになり、真理は起こる、
即ち その真理は歴史的である。
それが道徳の存在の真相である。
呼び掛けは つねに具体的なものであり、
これに応える行為もつねに具体的である。
汝から喚び起こされるためには、
我は純粋で、まことでなければならぬ。
本質的に歴史的な行為的な道徳的真理は、
具体的には、単に我のまことにあるのではなく、
また単に汝のまことにあるのでもなく、
我と汝との間にあるのである。
道徳的真理 即ち真実が 信頼を基礎付ける。
信頼は、元来、
主体と主体との間に成り立つ関係である。
自己の呼び掛けに対して他が必ず応えるであろうと信頼する、
その際 他のまことが信ぜられており、
また応える側においても
自己に呼び掛ける者のまことが信ぜられている、
即ち 信頼は
人と人との間に真理が起こるということを土台としている。
(中略)
ところで
他の呼び掛けに応えることは責任をとるということであり、
それに応えないことは無責任ということである。
責任をもつということは 他の信頼に報いることであり、
無責任であるというのは 他の信頼を裏切ることである。
信頼と同じく責任の観念は 道徳的行為の基礎である。
もし信頼が ただ他を信頼するのみで
同時に 自己を信頼することでないとすれば
それは自己のまことを失うことになり、無責任なことになる。
責任もまた 単に自己の他に対する責任でなく、
自己の自己に対する責任でなければならぬ。
他の対して責任を負うことが 同時に
自己に対して責任を負うことであり、
自己に対して責任を負うことが 同時に
他に対して責任を負うことであるというところに、
人間のまことがあるのである。
そして人格の観念と責任の観念とは本質的に結び付いている。
人格とは責任の主体である。”
(三木清『哲学入門』173-174頁)
――――――――――――――
“ 〈良心という根拠〉
わたし〔アーレント〕が
ソクラテスの言葉として引用したものが
道徳的に意味しているのは次のようなことです。
〈わたし〔ソクラテス〕が
参加の代価として求められることを実行したならば、
それがたんにご都合主義で実行されるか、
実質的な抵抗の唯一の機会として実行されるかを問わず、
わたしは もはや
自分自身とともに暮らすことができなくなるだろう。
だから わたしは、
自分に悪しきことがなされるままにまかせよう。
そして
わたしが参加を求められても拒んだことを理由に、
死刑に処せられるのも甘受しよう、
それでも悪しきことをなして、
生涯をこのような悪しきことをなした者とともに暮らすよりも
ましである〉。
問題が殺人の場合には、
その行為を拒む根拠は、
殺人が行われないほうが世界がより善いものとなる
というのではなく、
わたしは
自分のうちの殺人者とともに暮らすつもりがない
ということにあります。”
(ハンナ・アーレント【著】/中山 元【訳】
「集団責任」( 『責任と判断』所収)
2016年、ちくま学芸文庫、288頁
――――――――――――――――――
‟起きたことを
「大量虐殺【ジェノサイド】」という言葉で呼んだり、
数百万に達した犠牲者の人数をを数えたりすることによっては、
この問題を道徳的な視点から考察することはできません。
ある民族を絶滅させるという行為は、
古代でも、近代の植民地でも実行されています。
第三帝国における殺戮の新しさは、
それが合法的な秩序の枠組みで実行されたこと、
この「新しい法律」の要【かなめ】が、
「汝殺すべし」という命令にあったこと、
しかも敵ではなく、危険をもたらす可能性もない人々を、
何らかの必要性のためではなく、
反対に
すべての軍事的な配慮やその他の功利的な配慮に反してまでも、
殺害することにあったことです。
この事実を認識することが、
道徳的な考察において重要な意味をもつのです。
ナチスの殺戮計画は、
地上の最後のユダヤ人が殺害されれば終焉する
という性質のものではありませんでした。
この絶命計画は戦争とのかかわりのないものでした。
戦争とかかわりがあるとすれば、
それは
この軍事的な目的をもたない殺戮作戦を実行するための煙幕として、
戦争が必要であるとヒトラーが考えていたためなのです。
この作戦そのものは、
戦争が終わったのちには
さらに巨大な規模で実行される予定でした。
そしてこうした殺戮行為は、
無法者、怪物、狂乱したサディストが実行したのではなく、
尊敬すべき社会で、
もっとも尊敬されていた人々が手を下したのです。
最後に、こうした大量殺戮者たちは、
つねに人種差別主義や反ユダヤ主義、
あるいは
いずれにせよ人口統計的なイデオロギーに基づいて
行動していたのはたしかです。
しかし殺害者とその直接の共犯者たちが、
こうしたイデオロギー的な根拠を信じていないことも多かったのです。”
(ハンナ・アーレント【著】/中山 元【訳】
「独裁体制のもとでの個人の責任」( 『責任と判断』所収)
2016年、ちくま学芸文庫、69-70頁
――――――――――――――
”私にとっては、
神とは真理であり愛である。
倫理であり道徳である。
かつまた、
無畏【むい】であり、光と生命の源である。
それにもかかわらず、
これらすべてのものの上にあり、すべてのものを超えている。
神はまた、良心であり、無神論者の無神論でさえある‥‥
人格的な存在を求める人たちにとっては人格神であり、
接触を求める人たちには化現【けげん】もする。(後略)”
(マハートマー・ガンディー 同 89頁)
―――――――――――――――――
‟真理とは何か、とは難しい質問である。
私は自分のためには、
内なる声が語ること、という解答を出している。”
(マハートマー・ガンディー【著】/古賀勝郎【訳】
同 101頁)
―――――――――――――――
“人生には、
最良の友とさえ袂【たもと】を分かって行動しなければならぬ時があるものだ。
義務の葛藤がある際には、
自らの内なる「静かな細き声」が常に最後の断を下さねばならない。”
(マハートマー・ガンディー【著】/古賀勝郎【訳】
同 101頁)
――――――――――――――――
ガザへの「民族浄化」的なジェノサイド、
そして、
いま日本で無理に進められている
不自然なまでの軍備拡大の状況を受けて、
この2023年暮れの時点では、
少なくとも、この1つの記事だけは
書き残しておこうと思いました。
この記事では、
ベトナム戦争を終わらせるきっかけを作った、
(故)ダニエル・エルズバーグ氏についての記事を
書きます。
エルズバーグ氏は、
自分が終身刑を受ける事になろうが、
判決による刑罰を受ける事で、
仕事も家庭もすべてを失ってしまう事になろうが、
それを覚悟のうえで、
自分が従事し、作成している、
ベトナム戦争に関する政策決定の過程や模様が
克明に記載されている国防総省の機密情報を
「ニューヨークタイムス」や「ワシントンポスト」に
漏洩して、ベトナム戦争の実情を、
世間に知らしめる決断に出ました。
当初は、政治家に相談していたようですが、
問題が大きすぎて、
自分の身を守るために協力してくれず、
機密文書を新聞社にリークする、
という最終手段に踏み切ったワケですが、
しかし、
私たちが知ることになる
「歴史的な人物」としての
ダニエル・エルズバーグという人間が
「生まれる」には、
少なからずの人々の間の〈良心の連鎖〉が、
エルズバーグに
「覚悟」と「勇気」をもたらした側面を、
この記事では紹介したいというのが、
今回記事の趣向です。
彼が「ペンタゴン・ペーパーズ」暴露に
踏み切ることとなる前に、
アメリカの青年たちによる「良心的な態度」に
遭遇するのでした。
多くの若者たちの「良心的な態度」を受けて
エルズバーグの裡で〈何かが生まれた〉模様を
この記事で見ていきたいと思います。
‟ 〈ケーラー青年との出会い〉
一九六九年、私は、
戦争抵抗者連盟の年次総会
(戦争抵抗者インターナショナルの三年ごとの大会との同時開催)
に足を運びました。
第一次世界大戦および戦後の良心的兵役拒否者の連合体に
端を発するさまざまな反戦団体を精神的に支えた多くの文学作品を
すでに読んでいました。
とりわけ、マハトマ・ガンディーやバーバラ・デミング、
マーティン・ルーサー・キング
さらにはソローなどの著作を好んで読みました。
自己犠牲をいとわず、
凶悪な行為へのかかわりを断つ非暴力的抵抗の思想に
感化されていましたが、
現実にこうした理念で人生をまっとうしている人々との出会いは
経験していませんでした。
(中略)
〔ペンシルベニア州の幅フォートで開かれたこの会議で
さまざまな人々に会ったが〕
なかでも強烈な印象を残したのがランディ・ケーラーという青年でした。
私と同じハーバード大学を卒業し、
当時はスタンフォード大学の教育局で働いていました。
会議が終わりに近づいた頃、演壇に立ち、
反戦運動にかかわった経緯について発言していました。
彼は、
カリフォルニア州オークランドの
徴兵検査場での抗議活動で逮捕された経験があり、
一切協力しないことを徴兵委員会に通知して、
徴兵登録カードを送り返しました。
・・・発言によれば、
他の仲間たちは全員が徴兵への抵抗を理由に投獄され、
サンフランシスコで戦争抵抗者連盟に残ったのは
彼ひとりということでした。
反戦集団「徴兵への抵抗」の創業者でジョーン・バエズの夫〔当時〕であるデイビッド・ハリスも投獄中でした。
ケーラーは、
いずれ獄中で仲間たちと再会できることを誇らしく思い、
満足していると語りました。
徴兵拒否裁判の有罪判決を期待している
という発言をはじめて耳にしました。
これからも運動は絶えることがないし、
自分が投獄されても
仲間たちに闘争が引き継がれることがわかっているので
幸せな気分だ、
と発言は続きました。
心の底から、驚愕する思いでした。
なにがこの青年を駆りたててているのか見当がつきません。
多くの聴衆がすすり泣き、私も涙が流れはじめました。
会場を出て、裏手にある小さな男子用トイレに入り、
ドアをロックして床にすわりこんだまま、
ひどく興奮した状態で泣きじゃくりました。
一年前ロバート・ケネディの死、
直前のマーティン・ルーサー・キングの暗殺を除けば、
なにか出来事に遭遇して大泣きした記憶は他にありません。
これが私の祖国がたどりついた現実なのだと思えました。
私の見るところ、
同世代の最良の青年たちが、
自分の人生をかけて最善の行為に訴えると、
投獄の憂き目を見るのです。
理不尽な戦争に自分たちは加担しないし、すべきでもない、
と最大限の強さで意思をあらわす行為です。
むろん、私の思いも同様でした。
当時、一四歳の息子のことを思い、
「投獄されるために生まれてきた」とうい考えが頭に浮かびました。
実際、四年後、十八歳になった息子は、
ベトナム戦争の継続する状況で徴兵が可能になりました。
彼は徴兵カードを返却し、私に相談もなく、
投獄される危険を冒しました。
自分自身で決断し、私には事後報告でした。
当時、徴兵を拒否する多くの青年があらわれ、
およそ五万人が裁判所に出廷し、
投獄される可能性のある訴訟手続きを強いられました。
その後、さらにそれを上回る数十万人が徴兵への協力を拒みました。
ニクソンは徴兵を中止し、撤回する羽目になり、
私の息子も裁判にかけられずにすんだのです。
トイレに座り込んで泣き続ける私の頭に、
自殺を思いつめている男のことを歌ったレナード・コーエンの曲
「ドレス・リハーサル・ラグ」が流れ、
反復される歌詞にふるえる思いがしました。
自分の祖国に起きていることを思いながら
長い時間泣き続けた末に、
ようやく立ちあがり顔を洗って、自分に問いかけました。
「よし、投獄の覚悟はした。
自分としては、
戦争の終わりを早めるために、なにをすればよいのか?」
これが私の人生の岐路になりました。
後にランディに話す機会もありましたが、
獄中への道の途上にあるという言葉を彼が口にしてときには、
まるで斧が私の頭に振りおろされたように感じました。
私の人生がふたつに断ち割られる、
ということが実際に起きたのです。
それ以前とそれ以後で切り離され、
以来、残りの人生を私は生きてきたのです。
〈声をあげ、立ちあがった人々〉
スウェーデンやカナダに逃亡するのではなく、
良心的兵役拒否の道を選ぶのでもなく、
投獄をあえて受け入れることを選択した若きアメリカ人に触れることで、
私の人生は一変しました。
理不尽な戦争に加担してはならないという主張を、
可能なかぎり強く発信することが彼の目的でした。
その主張の強みを理解し、
私の人生に照らして感じることが多かったゆえに、
異議申し立ての威力を学びとり、
それが私を変えてくれたのです。
先駆けとなった若者たちへの感謝の念を忘れず、
後に続く人々に伝えてその行動を励ましたいと思いました。
こうした行動にどんな効果があるのか、
われわれには計り知れません。
さほど強くないかも知れない、
しかし可能性は常にあります。
ランディ・ケーラーが
徴兵センターの入口に座りこんで抗議行動を展開したとき、
これで戦争を終わらせることができる
と確信していたわけではありません。
一方、
私のような元政府関係者に影響が及ぶとは、
よもや考えてもいなかったことでしょう。
それでも、彼は抗議を続けました。
やがて私もそこに加わり、
戦争のゆくえを左右する数々の真実を伝える役割を担ったのです。
その影響がどんな結果に行きつくか、
正確なことが誰もわかりません。”
((ダニエル・エルズバーグ【著】/梓澤 登・若林希和【訳】
『国家機密と良心——私はなぜペンタゴン情報を暴露したか——』
岩波ブックレットNo.996、2019年、83-88頁)
“エドワード・スノーデンがモスクワからかけてきた電話で、
「ダニエル・エルズバーグがいなかったら、
自分の存在はなかった」
と話すのを聞き、とても誇らしく思いました。
私にはこの上ない栄誉です。
ドキュメンタリー映画
『アメリカで最も危険な人物
——ダニエル・エルズバーグとペンタゴンペーパーズ』
を観たスノーデンは
行動への意欲を大いに高められた、と言ってくれたのですが、
まさしくランディ・ケーラーとの出会いが
私の人生を変えたのと同じことでした。”
(ダニエル・エルズバーグ【著】/梓澤 登・若林希和【訳】
『国家機密と良心——私はなぜペンタゴン情報を暴露したか——』
岩波ブックレットNo.996、2019年、92頁)
『国家機密と良心』の中でエルズバーグは、
彼の父親も、
良心的な決断で仕事を辞めたことを、
述懐している。
彼の父ハリー・エルズバーグは
構造工学技術者で、
水爆の原料を生産する
大掛かりな工場の設計責任者になるように
求められ、
《ハンフォード事業全体の構造系の責任者》として
任され、従事していた、
と後々に、89歳になった時に、
息子のダニエル・エルズバーグに告げた。
しかし、父ハリー・エルズバーグも、
その仕事を辞める決心をする。
その仕事を辞めたのは、
ハリーだけだったという。
水爆製造のハンフォード事業の仕事から
ハリーが辞めた理由も、
良心的なものであった、という。
「水爆を製造するのは嫌だった。
なにしろ、爆破力が原爆の1000倍以上だ!」(79頁)
「自分が、
母国の土地をずっと汚染し続ける事業計画のもとで働き、
数千年も人間が暮らせない土地を生み出しているのかも知れない、
と思うと堪えられなかった」(80頁)
最後に、
自分が何かを決心するのは、
自ずから沸きおこるものに
あるいは、
汝なる自己からの喚びかけに、
人生や世界からの問いかけに、
自らが応えるものであるとしても、
誰かがひとり犠牲になるのではなく、
誰か1人が100%のちからを出しきって
ボロボロにされるリスクを負うのではなく、
一人に100パーセントの力を出させて、
その人の人生を犠牲にするコミュニティとは、
どれだけ冷たく
自己中心的な人たちばかりの社会なのだろうか。
それよりか、
100人が1パーセントずつ出しあって、
おなじ結末を出せるほうが、
どれだけ健全なコミュニティか、
とぼくは思う。
―――――――――――――
大矢英代×金平茂紀
『「新しい戦前」のなかでどう正気を保つか』
【著者に訊く!】 20231121
"アメリカでいちばん危険な男"
ダニエル・エルズバーグとペンタゴン文書
(2009 09 16 放送) デモクラシーナウJP
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
菅原文太氏のスペシャルゲストあいさつ
20231212 UPLAN
【「台湾有事」を起こさせない・沖縄対話プロジェクト】
「台湾有事」を起こさせない
―北東アジアにおける平和の準備
20231106 UPLAN
井原聰「経済安保法「改正」と
セキュリティ・クリアランス法制化の狙い」
民間空港港湾が軍民共用に
~日本全土を危険にする防衛政策
【田岡俊次の徹底解説】20231206
「非戦」大国のはざまの安全保障
出演:猿田佐世 / 半田滋 / eri / 塩田潤
「安保3文書」1年を問うシンポジウム
――「戦争の時代」を拒み、平和の選択を――
23/12/5(火)18時半~
経済安保法「改正」の名のもとに
大拡大する秘密法体制
よく米軍と自衛隊の役割分担を「矛と盾」に例えますが、アメリカにとって自衛隊は「米軍を守る盾」なんですよね。中国との戦争においては、自衛隊だけでなく、南西諸島をはじめ日本列島全体が「盾」にされ、大きく傷付くことになる。それでいいのか今一度、国民全体で議論する必要があると思います。 https://t.co/klErkMJsYW
— 布施祐仁/ Yujin Fuse (@yujinfuse) May 16, 2022
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ガザ・ジェノサイド:
「そこに転がっている(娘の)手を渡してください」
(『ガザ・モノローグ』)
【以下の抜粋は、途中から】
‟友よ、昨日、イスラエル占領軍は
ガザのバプテスト病院を爆撃し、
今の時点〔10月18日当時〕では500人以上が殉教している。
殉教者らはバラバラに切り刻まれ、肉の山となった。
劇作家として、我々は
演劇「アンチゴーヌ」は最も残酷な悲劇の一つとして理解している。
クレオン王がアンチゴーヌの兄弟の埋葬を禁止し、
そこから死後であったとしても、
人間であるとは何を意味するのか、
尊厳とは、価値とは、権利とは何かについての
2人の間の会話が展開される。
アンチゴーヌは
自分の目の前にある兄の遺体を見て、
彼を埋葬しないままにしておくことに堪えられない。
バプテスト病院の
虐殺された、頭のない、手のない、あるいは足のない遺体は
我々の時代の新たな悲劇となった。
バプテスト病院の瓦礫の傍らで
年配の女性が看護師にこう尋ねた。
「若者よ、
そこに転がっている手を渡しなさい。
指輪でわかった。
それは今朝、
私がニュースを見るために椅子に座るのを
助けて支えてくれた娘の手だ。
テレビをつけてくれた手だ。
娘は家を出る前に私に挨拶し、手にキスをしてくれた。
いつも私を抱きしめて肩を優しく叩いてくれた手だ。
髪をとかしてくれて、いつも爪を切ってくれた手だ。
若者よ、
その手は、私の最後の日々の力の源だった。
娘〔の手〕に最後のキスをさせておくれ。
そうすれば、私はこれ以上、娘の身体を求めずに済む。”
【原文】 https://www.gazamonologues.com/_files/ugd/07c7f7_040c56316075402094320b5a43889080.pdf
This mother had her home bombed while her five children were inside… she shouted their names in disbelief: “Bara’a, Mutaz Tayseer, Aya, Mahmoud…”
— Ahmed Alnaouq (@AlnaouqA) November 22, 2023
“I am not scared of the war now. I have nothing left to lose,” she said. pic.twitter.com/KiP1NIYcYE
この母親は、自宅を爆撃された。
その家の中には5人の子供がいた。
母親は子供たちの名前を叫んだ。
「Bara'a、Mutaz、Tayseer、Aya、Mahmoud…」
「今では私は、戦争を恐れなくなった。
何も失うものがないから」
そう彼女は言った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「なくてはならないもの」
長田 弘(おさだ ひろし)
なくてはならないものの話をしよう。
なくてはならないものなんてない。
いつもずっと、そう思ってきた。
所有できるものは いつか失われる。
なくてはならないものは、けっして
所有することのできないものだけなのだと。
日々の悦びをつくるのは、所有ではない。
草。水。雨。日の光。猫。
石。蛙。ユリ。空の青さ。道の遠く。
何一つ、わたしのものはない。
空気の澄みきった日の、午後の静けさ。
川面の輝き。葉の繁り。樹影。
夕方の雲。鳥の影。夕星【ゆうずつ】の瞬き。
特別なものなんてない。大切にしたい
(ありふれた)ものがあるだけだ。
素晴らしいものは、誰のものでもないものだ。
真夜中を過ぎて、昨日の続きの本を読む。
「風と砂塵のほかは、何も残らない」
砂漠の歴史の書には、そう記されている。
「すべての人の子はただ死ぬためにのみ
この世に生まれる
人はこちらの扉から入って、
あちらの扉から出てゆく。
人の呼吸の数は運命によって数えられている」
この世に在ることは、切ないのだ。
そうであればこそ、戦争を求めるものは、
なによりも日々の穏やかさを恐れる。
平和とは(平凡きわまりない)一日のことだ。
本を閉じて、目を瞑【つむ】る。
おやすみなさい。すると、
暗闇が音のない音楽のようにやってくる。
※括弧内・フェルドウスィー『王書』(岡田恵美子 訳)より
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海渡雄一弁護士
— 杉原こうじ(NAJAT・緑の党) (@kojiskojis) May 11, 2022
「中国とは言わず隠して、"外部"に依存する重要インフラに制限をかける。中国との経済戦争の突破口になる。ほとんどの人は知らないが、動き出してびっくりする。中国が報復措置に出ると怒りの大合唱になる。法が成立しても害の少ないものにしていこう」#経済安保法案は戦争を呼び込む pic.twitter.com/rE27oJHgTW
『そしてこれは彼ら(パレスチナ)が自由になるまで決して終わらない』
— 日英メディア翻訳者✒️斎藤キリク (@kirikousaito) December 23, 2023
『シンプルなことさ』#パレスチナ投稿翻訳#ムーブメント pic.twitter.com/1ZhiJrPeuR
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— 🍉 One of the ガザ投稿翻訳者s 🍉 (@bReCaG48) November 29, 2023
パレスチナ ガザ地区での人道危機に関する支援・参加情報まとめ|JVC パレスチナ #note https://t.co/8FEKbVvGdb
パレスチナに涙を
— 🏳️⚧️👻📗山中澪 (@j030i) November 26, 2023
Tears for Palestine#StopGenocideInGaza #FreePalestine pic.twitter.com/bG9Dx1yipL