今年もユーモアと奇智に溢れる研究がイグ・ノーベル賞を受賞した。
ハーバード大学のサイトより
The 2019 Ig Nobel Prize winners
REFERENCE: “Pizza and Risk of Acute Myocardial Infarction,”
REFERENCE: “Pizza Consumption and the Risk of Breast, Ovarian and Prostate Cancer,”
・医学教育賞：（米国）カレン・プライアー、テレサ・マッケオン他
＞単純な動物トレーニング技術（クリッカー・トレーニング法）を使って外科医に整形外科手術の訓練した。
REFERENCE: “Is Teaching Simple Surgical Skills Using an Operant Learning Program More Effective Than Teaching by Demonstration,”
・生物学賞：（シンガポール、中国、オースロラリア、ポーランド、米国、ブルガリア）
リン・ジュン・コン、ハーバート・クレパス他
＞磁化したゴキブリは生体と死体で動作が異なる事を発見した。
REFERENCE: “In-Vivo Biomagnetic Characterisation of the American Cockroach,”
・解剖学賞：（フランス）ロジャー・ミュセ、ブラ・ベングディファ
＞フランスにおける郵便配達人の着衣の有無で、睾丸温度の左右差を検温した。
REFERENCE: “Thermal Asymmetry of the Human Scrotum,”
・化学賞：（日本）渡部茂教授（明海大学保健医療学部）他
＞標準的な５歳児における唾液日量を推計した。
REFERENCE: “Estimation of the Total Saliva Volume Produced Per Day in Five-Year-Old Children,”
・技術賞：（イラン）イマン・ファランバキッシュ
＞乳児用「おむつ交換機」の発明。
REFERENCE: “Infant Washer and Diaper-Changer Apparatus and Method,”
・経済学賞：（トルコ、オランダ、ドイツ）ハビプ・ゲディック、チモシー・ボス他
＞どの国の紙幣が細菌を最も伝播するかテストした。
REFERENCE: “Money and Transmission of Bacteria,”
・平和賞：（米国、サウジアラビア、シンガポール）
＞痒いところを掻くことの喜びを測定しようと試みた。
REFERENCE: “The Pleasurability of Scratching an Itch: A Psychophysical and Topographical Assessment,”
・心理学賞：（ドイツ）フリッツ・ストラック他
＞口にペンを咥えると笑顔になり、幸せになることを発見し、その後、そうでは無い事を発見した。
REFERENCE: “Inhibiting and facilitating conditions of the human smile: a nonobtrusive test of the facial feedback hypothesis,”
REFERENCE: “From Data to Truth in Psychological Science. A Personal Perspective,”
・物理学賞：（米国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、英国）
パトリシア・ヤング他
＞ウオンバットの糞がなぜ、どのようにして立方体なのか研究した。
REFERENCE: “How Do Wombats Make Cubed Poo?”
ちなみに、著者は２０１５年のイグノーベル物理学賞を受賞した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
抱腹絶倒の受賞式の様子はYouTubeで検索を。
（注：連休中の記事更新はありません。）
クリック頂いて有り難う御座います。
