世界各地での火球目撃が増加している。

 

地球への小惑星接近が増加しているのか、

単に記録数が増加しているだけなのか。

 

 ある研究者によると、銀河系の赤道面を太陽系が横切っているために小天体が増加しているのだという。

 

 地球大気の希薄化も、隕石増加の原因といわれている。

 

ということで、

2011年11月8日記事

「小惑星のぶつかり方」再掲

 

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2011年11月8日、米国時間午後3時28分に小惑星2005YU55が200年ぶりに地球へ大接近する。

 

といっても地球から324600kmの最接近点を通過して行き、地球への影響は皆無といわれている。

 

小惑星2005YU55の直径は400mほどであり、このサイズの小惑星接近は前回1976年に観測され、次回には2028年と予測されている。

 
 

西暦535年に世界的な気候激変が発生したが、その原因については諸説あり科学的には火山噴火説が一番有力。

 

しかしこの時の気候激変の様相は直径4kmほどの小惑星の衝突でも説明がつくという。

 

それでは、仮に直径4kmの小惑星が地球に衝突する時どんなことになるのか?

 

優れたシミュレーションが

「西暦535年の大噴火」(文藝春秋刊)に載っているので、転載改変引用してみたい。

 

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>地球の軌道を横切る直径4kmほどの小惑星は、60個ほどある。

 

>衝突の54時間ほど前から、この接近しつつある小惑星を見ることができるかもしれない。

 

だが、地球から240万kmほど離れているときの小惑星は、その段階ではまだ、夜空にほんのかすかに見える一点の光に過ぎない。

 

 

>衝突の一時間前には、誰もが何か変だと感じるだろう。

約5万kmの距離ともなると、一点の光どころではなくなっているからだ。

 

 

>衝突の30分前には、地球からわずか2万4千kmほどのところに来ている。

夜空では、月に次いで二番目に明るい星となり、昼でも見えることだろう。

この段階では金星より明るくなっているはずだ。

 

 

>衝突の6分前。まだ地球から4千3百kmほど離れてはいるが、金星の30倍は明るくなり、月の直径の十分の一には見えているだろう。

 

 

>地球に突っ込もうというこの小惑星は、その後4分以内に明るさが約9倍になることだろう。

 

>衝突の2分前には、金星の250倍の明るさを持ち、直径は月の四分の一になっていると推定される。

 

>そして衝突の八秒前。小惑星は地球の大気圏に入り、初めてそれ自体が光を発するようになるはずだ。

 

 

衝突の数秒前には、空でいちばん明るい星になるだろう。

地球からの距離は5百kmあるが、太陽と同じくらい明るい火の玉に見えるだろう。

 

 

>地球からの距離が50kmになると、太陽の百倍も明るくなるはずだ。

 

 

>小惑星は角度30~60度、時速6万km以上で突入。

小惑星の表面は、太陽表面より熱くなる。(>6000℃)

 

 光の大半は、小惑星が通過するさいの無数の空気分子から生まれることだろう。

 

 

>小惑星の膨大な運動エネルギーのうちいくらかは、

摩擦によって空気分子をなんと2万4千~3万℃にまで熱するはずだ!

 

陸地に衝突すれば、直径40km以上のクレーターを作る。

 

 

>もし海に衝突すれば、400立方kmの水が即座に蒸発して60万立方kmの水蒸気になり、それが時速3万km以上で空に向かって駆け上がり、成層圏を突き抜けるだろう。

 

 

>衝突点の周辺では、衝突で生じた衝撃波で高さ24~32kmの大波が立つ。

 

 

時速約1600kmの速度で外に向かうこの波は、

衝突した場所から約8百kmのところでは高さ60mくらいになることだろう。

 

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衝突後は、いわゆる「核の冬」のような状態になると予想される。

約2年間は太陽の光が遮られて寒冷化し、地球人類は大飢饉に見舞われることになる。

 

今のところ逼迫はしていないが、将来の小惑星接近では、2年前くらいから緊迫した情報が伝えられることだろう。

 

〜〜〜〜〜〜再掲終了

 

大西洋で米国ニューヨークとロンドンの中間点に隕石が落下し、

大津波がユーラシア大陸を洗って、日本海まで達するというビジョンもあるという。

 

実現はしないらしいが、それに近い現象はいつか起こるだろう。

 

 

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